ゆめ

へんな ゆめをみた。



みずのなかを


ただよっているような、


そんなゆめ。



みうごきはとれないのに、


たまにゆれるからおちつく。



めはあけられないのに、


あたたかないろのかべがみえる。




ふと、かべがくろくなった。



どうして?


まだ このままでいたいよ。




どのくらい たったろう。




みずはない。


ゆれもしない。


だけどかべはくろいまま。




てをのばしてみる。



うごく。



めをあけてみる。



うごく。



すると、


めのまえがしろくなって、


そのせつな、


みえたものは、



しわくちゃになった自分の手だった。



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ある夜に勢いで書いたものです。


この作品の軽い設定なんかもありますが、ここではふれないでおきます。


ひらがなで書くのすごく楽しい。

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名もない詩の話 詩乃 @Re-Q_Y

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