【番外編・あとがき】

 というわけで、一見ハッピーエンドっぽく見えて、実はある意味かなりダークな、主人公と黒幕の共犯者エンドでした。

 主人公の輝政くんは、現時点で水原夫妻に完全に頭が上がらない状態になってるため、数年後朝実ちゃんが“16歳”の誕生日を迎えた直後に、彼女と入籍させられ、水原家に婿入りするハメになる……という後日談があったり。

 もっとも、本人たちも満更ではない(というかラブラブバカップル状態な)ので、周囲からは「現役女子高生妻持ちとか……爆発しろ!」と羨まれるだけなんですが。

 ちなみに、朝実(真)が手に入れた名札を売っていた露天商は、製造元である4話の眞子さんではなく、それをどこからか手に入れた転売者です。このうさんくさい露天商は、私の別の作品でも時折登場し、「営利目的ではなく、不思議な効果のあるアイテムを格安でバラ撒き、それに翻弄される人の様子を見て楽しむタチの悪い(?)愉快犯」だったりします。

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