おまけ……その5
・自家製ヴィランたちの考察
昔から私は、自キャラがほかの小説にゲスト出演しているのを見るのが大好きで、出演する話を読むのが嬉しくて何度も読み返してしまうほど。
やはり、それだけ愛情をもって作れていることなのかもしれません。適当に作ったキャラクターでも、いざ設定を考え始めると妄想が止まりません。
私がヴィランを作る上で大切にしたのは、攻略のし甲斐。
その手段は様々で、強いキャラにあえて欠点を明示したり、正義のヒーローなら倒してしかるべきといった風に設定を盛るとか。
ただし、他作者様にキャラ預ける都合上、どう扱うか決める権利は向こう側にあります。なので、ほとんどのヴィランについては特に使用条件を設けていません。たとえリルヤを殺されようが、本気を出した眞白が一撃で粉砕されようが、それは作者様の自由です。何しろ彼らはやられるのが仕事ですからね……。というか、下手に条件を設けると予想外の展開が見れないので、楽しみが減るというもの。
そんなわけで、此処からはまた受賞大会です。
なお、使われなかったキャラは表彰されません。
【性能賞】
唐突に自画自賛していくスタイル。
彼らに勝ったヒーローはえらいっ!(なお1位2位に勝った奴がいるらしい)
第3位:押し寄せる理不尽 ネイ(対戦相手:ララ)
本番ではあっさりやられていたが、正直相手が悪かったとしか言いようがない。それでも最後は真っ黒こげになりながらも、ぎりぎり生還した。
あきらめの悪さは天下一品で、勝負がついたにもかかわらず戦いを続けたのは彼女くらいのもの。
元ネタ:「光の目」…ネイ
第2位:無人墓地の墓守 リルヤ(対戦相手:日向夕陽)
本来であればヒーロー側にいてもおかしくないタイプの男の娘。本人もまあまあ強いが、それ以上に武器「グッドホープ」がチート。
継戦能力が異常。正攻法ではどうあがいても勝ち目がないため、武器喪失かベルを狙う必要がある。
夕陽君に社長戦争の厳しさを叩きこんだ。
元ネタ:「世界樹の迷宮V」…リーパー♂1
第1位:金色竜 ヴェリテ(対戦相手:日向夕陽)
2位以下とは隔絶した能力差がある、我が家のラスボス。だが、実は主催者様のカンパニーの設定により、存在自体が危ぶまれたキャラでもあった。(詳しくはデミドラゴン=マリスを参照)
性格は比較的穏やかなので、戦場では日和さんと高月さんと共に、優雅に女死会を開催していた。
元ネタ:「世界樹の迷宮シリーズ」…雷鳴と共に現れるもの
「ハルスベリヤ叙事詩2」…アンカレット
【迷惑賞】
うちの子たちがご迷惑をおかけしました。
第3位:押し寄せる理不尽 ネイ(対戦相手:ララ)
被害:人の恋路の邪魔をした&ベル破壊後も戦闘継続
まさかの同時受賞。空気を読まないのがネイらしい。被害はわずか一人にとどまったが、その一名に対する無礼の数々は、万死に値する。
第2位:タイクーンエクスキューショナー「滅天」(対戦相手:エシュ)
被害:工場地帯を無差別攻撃&原子炉を裸で放置
迷惑に足が生えているかのようなヴィラン。おまけに操縦者も人の話を聞かずに暴走するという、いかんともしがたい性格を持ち合わせている。
本編では奇跡的に自爆することはなかったが、下手をしたら迷惑では済まない事態になりかねなかった。
元ネタ:「Red Aleat 3」…ショーグンエクスキューショナー
第1位:姫木眞白(対戦相手:須王龍野)
被害:セクシュアルハラスメント
人の家に押し掛けた挙句日本刀で切りつけ、あまつさえ家主とその友人で名誉棄損レベルの妄想を垂れ流した迷惑すぎる老人。その後も何かしらにつけ「迸る情熱」のままセクハラをする。豚箱ににぶち込まれちまえ!
元ネタは特になし。完全オリジナルキャラ。
【巨人賞】
でかああぁぁぁい! 説明不要っ!
第3位:「女王ペンギン」ルンタッタ(対戦相手;エシュ)
最大:7m
ギリギリ竜化状態のヴェリテよりデカい。大きさ的には2階建ての家くらい。ツーバイ・ボールホームと同じくらいと言えば、どれだけやばいかがわかる。その膨大なHPを生かして裸カウンターをしてくるのだが、エシュは逆にこれを手懐けた。
元ネタ:「世界樹の迷宮Ⅲ」…大王ペンギン
第2位:タイクーンエクスキューショナー「滅天」(対戦相手:エシュ)
最大:14m
こちらも同時受賞。15mはだいたいザトウクジラの体長くらい。
格納時には足を折りたたんで9メートル以下になるというせこい方法がとられている。
第1位:「破滅の花園」アルトイリス(対戦相手:緋色)
最大:40m
ビオランテ的な何かに変身するアルトイリス。40mは、怪獣バラモンと同じくらい。
普段でも5m近い身長を持つ大型系で、基本的には根を張って動かないまま戦う。連戦でボロボロになった緋色君を花粉症にしようとした恐るべき魔物。
元ネタ:「封神演義(フジリュー版)」趙公明
「世界樹の迷宮Ⅰ」アルルーナ
【敢闘賞】
能力の割には頑張った子たち。
第3位:Arc.コワレフスキー(対戦相手:須王龍野)
典型的なマッドサイエンティスト。色物メカ「タチャンカ」を駆使してシュヴァルツリッターを鹵獲しようと目論んだ。身の程をわきまえよ。
完全なギャグ要因ではあるが、結構いろいろな武器を所持しており、対応力は意外にあるかもしれない。
彼が残した「チェルノブ」は、その後も地味に頑張った模様。
元ネタ:「灼眼のシャナ」…ダンダリオン
「レインボーシックスシージ」…タチャンカ
第2位:釣鐘のマローラ(対戦相手:ユージョー=メニーマネー)
おそらく最小のヴィラン。強いと言えば強いが、その後のインフレで結局そこそこの強さしか持てなかった子。何しろ攻撃属性が風一辺倒なので、対策されれば彼女は終わりである。それでも、あのユージョー相手に爆発オチに持って行った実力は評価したい。
元ネタ:「クロビネガ」…フェアリー
第1位:「白き淑女」エンリーク(対戦相手:エシュ)
どうしてこうなった!? その一言に尽きる下克上っぷり。
なんとなく作った裏方設定と、対不死者特効が、見事にエシュに突き刺さった形になる。世の中何がどう転ぶかわからないものである。
黒い二枚舌の英国面は生死不明なので、今後の活躍にも期待。
元ネタ:「光の目」…エリザベス
6代目三遊亭円楽
【技能賞】
パズルボスはお好きですか?
第3位:「鏡の国の魔術師」デッサウ(対戦相手:須王龍野)
デッサウフラアアアアアアァァァァァッシュ!!!
とりあえず、男性の皆様申し訳ありませんでした。
実はネタの割に意外と強いんじゃないかという疑惑がある。デッサウフラッシュを食らった男性はhageると聞いても、何の躊躇もなく突っ込んでいった龍野氏は男の中の漢である。
元ネタ:「hearts of iron 2」…ブルガリア元首ボリスⅢ世
第2位:「沈黙帝」アクストⅢ世(対戦相手:エシュ)
記念すべき最初に作ったヴィラン。割と手堅くまとまった出来になったと思う。
特殊武器「砲剣」によるドライブで、あらゆるものを粉砕するが、エシュが繰り出した呪いカウンターで大ダメージを受け、中の人を撃破された。死因がまんま世界樹の戦闘と酷似していてワロタ。
実は、かつて別サイトで書いていた小説で、リクエストを聞いた際に作られたキャラクター。もっと活躍させてあげたかったので社長戦争に出場することに。
元ネタ:「世界樹の迷宮Ⅳ」…ローゲル
「屋りびんの」…魔法使い
第1位:「千変万化の貴婦人」シエラザード(対戦相手:緋色)
ヴェリテと並ぶ、ヴィランの中の最高傑作。
「オペレーターとの絆」を問うという挑戦状を他作者様に叩きつけた、曰く付きの人物。ユージョー君を除くヒーローたちはオペレーターとかなり親密なので、絶対に誰か乗ってくれると信じていた。そして、誰にでも平等に倒せるような弱点設定と、だれでも平等に苦しむ精神攻撃を伴う、博愛精神あふれるボスでもある。
挑戦に乗ったのは緋色君で、まさに二人三脚ともいうべき相性の良さで突破した。
元ネタ:クロビネガ「ウィルオーウィプス」
拙著「大図書館のラヴィア司書長」の「神話大戦」
そうそう、せっかくなので抜けていた「神話大戦」をアップしました。
まだまだおまけは続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます