男の子と女の子っぽいやつ。おもしろかった。もっと星つけたい。
青春というと、甘酸っぱいイメージや儚げなイメージがあると思います。そんな瑞々しい感性に溢れた一面を、独特の感覚で切り取った作品です。ほんの一瞬の二人のやりとりに秘められたストーリー。後に残ったのは、じんわりとした温もりでした。ホッと一息つきたい、ちょっと癒された時にオススメです!!
2000字以内の学園物語です。じっくりと、しっかり読むことをオススメします。作者さまの豊かで多彩な発想力の中で、何か統一した信念を感じることが出来るかも知れません。そこには温かい優しさにも似た包容力があると思います。読み手によって、沢山の受け取り方が出来るかも……ちょっと、切ないけど。それだけではない物語をどうぞ!
私はこの作者さんの作品の雰囲気がすごく好きなのですが、この短編もまたその期待通りのものでした。一瞬の情景を切り取ったシーンの中にいろんなものが詰まっています。ちょっとメルヘンのようなSFのような話ではありますが、息づいている感情はリアルです。この独特の感覚は読んでみないと分かりません。ぜひ。
物語そのものが風を孕んでいる。読みやすい。するする入ってくる芋粥みたいです。