第441話 新たな力

【パッシブスキル・魔導操作を取得しました】


ん?


万物転流じゃなくて魔導操作?


【魔導操作の熟練度が0.1上がりました】

【魔導操作の熟練度が0.1上がりました】

【魔導操作の熟練度が0.1上がりました】

……


うわっ、何か視界内に半透明なパネルが連続して表示されてくぞ!?


【魔導感知を取得しました】


くっ、こんなに半透明なパネルが出てきたら邪魔で仕方ないぞ!?


何とかならないのか?


【スキルアップを非表示にしますか?】


おお!?


自分はすぐに非表示にしてくれと願うと、すぐにあの大量な半透明なパネルが消えた。


ふぅ、やっと落ち着いたか。


思った事が反映されるのか?



それにしても、万物転流を使ったのに魔導操作とかいう知らないスキルを取得したり、あと魔導感知も取得していたな……


魔導術に関しては、魔導術を完全に使えなかったから、基礎である万物転流とか、刀術とか格闘術の基礎しか習ってなかったんだよな。


師匠がいればな……


もし過去に戻っているとしたら、師匠と出会うまであと2年か?


しかし、魔導の眼を継承してしまってるしな……


はぁ……師匠はどうなったんだろう……?


確認したい事がたくさんあるな。


とりあえず、万物転流によって身体が動くか試してみるかな。


自分は顔を少し横に傾けてみると、ちょっとだけど動いた。


よし!


さっきは全く動かなかったのに動いたぞ!


思っているより身体が重たいのが気にはなるけど、魔力過剰症は治っているみたいだな。


次は腕を上げてみるが、腕に重りが付いているかのように、自分が思っている以上に腕の反応が鈍かった。


なんだっ!?


まるで自分の身体ではないみたいだぞ?


3歳のだから身体だからか?


よく分からないが、自分の視界に入る範囲まで腕を上げてみると、そこには本当に小さな子供の手が見えた。


やっぱり子供の身体なのか……


何で子供になったんだろう?


覚醒者の中には年齢が若いまま維持されていた、最果ての魔女や最凶のマッドサイエンティストなどがいたが、子供にまで退化したのは聞いたことが無い。


いや、もしかしたら一般人の自分が知らないだけで、覚醒者の中にはそういうスキルを持っている人もいたかもしれないな。




それから自分は魔導術の万物転流を使い、体内の魔力以外にも部屋に漂う魔力も吸収、転換する作業をしていた。


やっぱり師匠の言う通り体内外の魔力やそれ以外の力を万物転流により魔導力に転換する事が出来た。




……ん?


足音が聞こえるてきた。


ふむ、誰か来るみたいだな……


ガチャ……


部屋に入って来たのは、20代の若い女性だった。


えっ!?


そんな……


自分はその若い女性を凄く知っていた。


「……お、おかあさん……」


自分はかすれる声だったが、無意識的におかあさんの方に顔を動かし、言葉を発していた。


「えっ!? し、深夜!? 身体が動く様になったの!?」


自分が7歳の時に亡くなったお母さんが生きている。


自分はもう一生会えないと思っていたお母さんとの再開に涙していた……




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 名前・麻藤 深夜(3歳)

 状態・普通

 属性・深淵

 クラス・アベンジャー

 種族・人族

 能力値 力 3 器用8 速さ3 

     知力8 魔力0 呪力7

     魔導力104

 カルマ値・54

 ジョブ値・4/10000

 パッシブ・復讐、??の呪い

       ??の罪

      魔導操作、魔導感知

 アクティブ・魔導術、呪殺術

 ユニーク・魔導の眼、久遠の欠片

 称号・??の使徒、????の弟子

    輪廻転生者、時空超越者

    復讐者、獄罪人、深淵適性者

    AS接続者


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