第211話 学年ランキング12位の実力。

 授業で集団ミッションをやるためにレギオンを組む事になったが、自分はクラスメイトの実力が分からなかったので、実力を見るために模擬戦をすることにした。


「それじゃあ、とりあえずは僕達のパーティーとフランクくん達のパーティーで戦ってみようか。」


「えっ? む、無理だよ!」


「学年ランキング2位と12位では実力差が有りすぎるよ!」


「せめて3対2にしてよ!」


「確かに、ランキングを考えたらハンデは必要か……。」


「「ハンデお願いします!」」


「そしたら、僕1人と戦うかセシリアと戦うか、どちらが良い?」


 コーデリアとシンシアはよく考えたら手加減が苦手だから、自分かセシリアが実力を見る方が無難だろうと考えた。


 3人はひそひそと話をして、どちらが戦いやすいかを話し合っていた。


「「セシリアさんでお願いします!」」


「僕よりセシリアの方が強いけど、良いの?」


「まあまあ~。 レイくんの強さは【属性付与】の授業で見たけど、1年生の枠から外れた強さだってのは分かっているよ。」


「そうそう。 レイくんより強い人が同じパーティーにいたら反則過ぎるよ!」


「まあ、良いか。 セシリア頼んだよ。」


「分かりました。 武器は何を使いますか?」


 セシリアなら手加減をしっかりしてくれるだろうから安心だが、武器か……。


「木製ならなんでも大丈夫じゃない? 能力を使わなければ……。」




 フランクくん、アビルくん、タラールくんはセシリアと戦えてラッキーみたいな感じになっていた。


 多少はセシリアも強いところを見せておくかな……。


『セシリア、フランクくんには当てない様に【魔導銃】を撃てる?』


『はい。 威嚇射撃はかなり練習しましたから大丈夫です。』


『オッケー、やっぱりセシリアが弱いと思われるのもあれだから、軽くビビらす程度に威嚇射撃してみてよ。』


『よろしいのですか? 威嚇射撃といっても【魔導銃】はかなりの……』


『盾に当てれば大丈夫じゃない?』


『了解しました。 模擬戦の開始と共に【魔導銃】を使います。』



「おっ、セシリアさんは銃を使うなんて珍しいですね! タラールは俺にバフをかけてくれ。 セシリアさんの銃を盾で防ぎながら突っ込むからアビルは後ろからついてこい。」


「「おう!」」


 このパーティーの指示出しはフランクくんか。


 作戦内容は良いけど、対人戦では作戦を話したら相手に筒抜けだろうに、大丈夫か?


「よし、行くぞ!!」


 ピュッン!


 ピュッン!


「どわっ!?」


 ズガガガガガ!!


「……。」


 フランクくんとアビルくんはセシリアが撃った【魔導銃】の衝撃に耐えられず、吹き飛ばされていた。


 フランクくん達は予想以上に弱いのかもしれない……。





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