第198話 エターナル先生

 自分は【属性付与】のあった日の放課後に、セシリアと一緒に職員室に来ていた。


 目的はエターナル先生に会って話したい事があったからだ。


「あら? やっぱりレイくんは来たのね。 そちらの女性は……。」


「セシリアです。」


「セシリアは僕の秘密を全て知っています。」


「分かったわ。 ここでは目立つからカウンセリング用の個室に行きましょう。」




 カウンセリング用の個室は職員室のすぐ近くにあり、入ってみると病院の部屋みたいに白をベースに作られていた。


 室内は微かに爽やかな香りがするな。


「さてと、レイくんが聞きたい事は大体わかるけど、一応は聞いておきましょうか。」


「わかりました。 聞きたい事は、2つあるのですが、まずエターナル先生の仮面を外して貰えませんか?」


「いきなり直球で来るのね。」


「あ、すいません。」


「秘密さえ守ってくれるなら良いけど、大丈夫?」


「それは多分、お互いの秘密を共有する感じになると思うので大丈夫です。」


「それもそうね……。」


 エターナル先生は仮面を外すと、そこにはイケメンな素顔があったが、注目するのは髪の色である。


「鮮やかで、綺麗な虹色の髪色ですね。」


 エターナル先生の髪色は【虹結晶】みたいな虹色だった。


 エターナル先生を見た時から纏っている【魔力】に【虹結晶】の様な印象を受けていたから、もしかしてと思っていた。


 しかし、予想と違って【魔眼使い】ではなかったな……。


「ふふ、ありがとう。 不気味に思う人の方が多いのよ。」


「えっと、エターナル先生は生まれつき虹色の髪色だったのですか?」


「違うわよ。 生まれた時は瞳の色と同じ緑色だったわ。 髪色が変化したのは20歳の時よ。 それから60年間ずっと仮面を着けてるわ。」


「えっ、60年?」


「そう。 私は今年で80歳なのよ。 見えないでしょう?」


「はい。20歳と言われても違和感無いです。 あと気になったのは、エターナル先生も極み系スキルを持っていますよね。」


「ええ、私もレイくんを見た時に分かったわ。 私の極みスキルは【自然の極み】よ。」


「僕のは【素材の極み】です。」


 エターナル先生の【自然の極み】は、自分が【魔導】を使うみたいに、空気、大地、太陽の光などエターナル先生が自然と認識するものを肌で感じるものを微量に吸収する事が出来るらしい。


 それにより原理は分からないが、老化がほぼ止まり自然治癒も早くなったらしい。


【魔導王伝説】にある不老になった話に真実味が出てくる。


 もしかしたら、このスキルの効果で髪色が虹色になったり、若さが維持されているのかもしれないが、エターナル先生も【ナチュラルマスター】【自然の極み】のどれ位影響しているのか分からないらしい。



 自分も【魔導】を使い続けたら髪色や瞳の色が虹色になるのだろうか?




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