第186話 勇者(笑)④
【アーサー視点になります。】
俺のハーレム国は順調に拡大していった。
最近になり悪神の手先である【魔王】の兵が国にちょっかいをしてくる様になってきたが、基本的には雑魚ばかりだった。
『アーサー、楽しんでいますか?』
『おお、女神か。 久しぶりだな。 まあまあ楽しんでるぜ。』
『それは良かったです。』
『ただ、女神からもらったチート能力を使う相手がいなくて退屈なんだよな。』
『……アーサー、油断はいけませんよ? この世界には【魔王】みたいな化物の他にも強者はたくさんいます。 以前、アーサーも逃げるのがやっとの敵もいたではないですか。』
『あの野郎か。 あの時は油断したが、今なら倒せる。』
あの高速移動する忌々しい野郎は、次に会ったら確実に殺してやる。
あいつのせいで最初のハーレム国は湖にされたからな……。
『確かに今のアーサーなら勝てるでしょうね。』
『それで今日はどうしたんだ? まだ1年も経ってないだろ。』
『はい。 アーサーにお願いがあり来たのです。』
『お願い? 面倒な事は嫌だぞ?』
『……ちっ』
『ん?』
『いえ、【勇者】本来のお役目に興味はありませんか?』
『本来の役目?』
『ええ、悪神の討伐です。』
『おお! ついに女神からの許しが出るのか?』
『はい。 いきなり悪神や【魔王】は無理ですから、最初は悪神や【魔王】を弱体化させるアイテムや伝説の武具集めになります。』
『いいね。 やっぱりキーアイテムとか伝説の武具があるんだな。』
『はい。 悪神を弱体化させるアイテムは【アーカイブ】というのですが、それを手に入れるにはいくつかの封印解除が必要になります。』
『そしたら【アーカイブ】を探す旅に出るか。』
『あと、私以外の神もアーサー同様に悪神討伐の為に用意した人材がいますので一緒に戦って欲しいのです。』
『それは絶対か?』
『目的さえ達成してくれるのであればおまかせしますが、協力した方が難易度は下がりますよ。』
『いや、俺は人間が信用出来ないからな。 それならハーレムの中から優秀なやつを連れていきたい。』
『そういう理由なら仕方ないでしょう。』
ハーレム要員から四天王と数名を連れて行こう。
そうなると……
『この国はどうするかな。』
『国は残して、たまに戻ってくれば良いでしょう。 ここまで増えれば自然と発展しそうですしね。』
『そんな簡単に戻ってこれるのか?』
『西側でなければ大丈夫ですよ。』
『そうなのか。 ならここを拠点にして各地の封印解除をして回るか。』
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名前・アーサー
状態・???
属性・光
職種・勇者
種族・半神族
アクティブ・神聖剣、神聖盾、神気操作
身代り、???、???
パッシブ・神託、魔獣従属進化
絶剣、高速剣、硬剣
ライトボール、レーザーガン
女神の加護、極光
???、???、???
固有能力・聖剣召喚、魔獣魅力
太陽光、勇者眼
勇者補正、鬼畜の極み
???
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