第183話 エンジェルアート ③

 エンジェルアートのメンバーはウリミアさんを含めた3人の背中からは羽根が生えていたが、残りの3人は別種族なのかな?


「レイ、エンジェルアートの人達は【魔眼使い】でしたか?」


「ハッキリとは分からないけど、ウリミアさんは両眼が【魔眼】かもしれないね。 あとは羽根の生えた2人が【結晶化】しているかも。 セシリアはどう見る?」


「私もマスターに同意見です。 ウリミアさんは分かりませんが、羽根の生えた2人はほぼ【結晶化】していますね。 症状は直接触れないと分かりませんが、多分マティアスさんレベルだと思います。」


「そうなのですか。 ウリミアさんの両眼とも【魔眼】なら、レイより凄いのですか?」


「僕以外の【魔眼使い】にあった事がないから分からないけど、【魔眼】のスキルが単純に倍だからね。 だけど、両眼が【魔眼】だと日常生活が大変そうだな。」


 自分の場合は、【魔眼】が、片眼だけだったから色も分かるし、普通の世界が見えるけど、生まれつき【魔眼】だけなら【魔素】や【魔力】の色しか見えない世界で生活するなんて、前世の知識がある分、自分には辛いと思う。


 あと、気になるのは【魔導】を使えるかだな……。


 仮に【魔導】を使えるとしたら【虹結晶】や【虹魔石】の管理などは前以上に徹底しなくてはいけなくなってしまう。


「同級生でレイ以上の【魔眼】ならもっと有名になっていそうですよね?」


「確かに、レイ以上、なら、ランキングも、上に……。」


「それは話してみないと分からないね。」




 ☆



 放課後になり、ウリミアさんを含めたエンジェルアートのパーティーメンバーと自分達のパーティーが集まると10人でぞろぞろと目的地まで向かっていた。


「こちらが私達がよく使っているお店よ。」


 ウリミアさん達が連れてきてくれたお店は高級レストランみたいな、高そうな飲食店だった。


「うわっ~、こんな高そうなお店で大丈夫なんですか?」


 自分もお金はある方だけど、どう考えても10歳の子供達が来るお店ではなかった。


「昔から私達はここを使っていますから大丈夫よ。 支払いも全て私達持ちにするから気にしないで。」


「昔から?」  


「私達は低学年も【スカウトフォート】の学校に通っていたので、こちらのお店は常連なのよ。」


「それはそれで凄いですね……。」


 低学年の時からこんな高級そうな店に通っているなんて、ウリミアさんのパーティーメンバーにお金持ちがいるのか?


 入口で話しているとダンディなウェイターが現れて、個室に案内してくれた。


 エンジェルアートは普段通りだが、コーデリアやシンシアは緊張が凄かった。

 自分も緊張はしたが、前世でも超高級レストランなどは何回か行っていたので、それに比べたらまだマシかなと思ったので大丈夫だった。




 個室の席について、ウリミアが今回話したかった事を教えてくれた。


「今回、レイさんと話したかったのは【魔眼】についてなの。」




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