第149話 パーティー

  授業が終わった後、自分は今後のパーティー編成の話をしたかったので、セシリア、コーデリアさん、シンシアさん、ブラット、エレナをカフェに誘っていた。


「ブラットとエレナはパーティーをどうするつもり? 僕達と組むか、別のパーティーを作るか。」


「まだ迷ってるんだよな。 レイとパーティーを組みたい気持ちはあるんだけど、一緒のパーティーだと楽すぎてダメな気がするんだよな。」

 

「それは分かる気がする。」


「私は単独かブラットとの2人パーティーを考えているにゃ。  ざっと同学年の生徒を見たにゃけど、ブラットやレイ達についていけるレベルはいなかったにゃ。 可能性があるならアメリアとディアナにゃけど、2人は既にパーティーを組み終えていたにゃ。」


「そうなのか……。」


「俺はエレナとの2人パーティーでもいいぜ。 回復役はいないけど、ダンジョンなら死んでも構わないし、エレナがいれば罠にはまる事はないだろ。」


 確かにエレナの【野生の勘】は超有能スキルでほとんどの罠を回避出来る。


 しかし、自分がもっと早く話をしていれば。


「2人とも、話をするのが遅くて悪かったね。 早く話していれば選択肢はもっと多かっただろうに。」


「いや、気にしなくても大丈夫だぜ。 結果的にエレナがいれば十分だしな。」


「そうだにゃ。 焦って早く決めすぎるのも良くないにゃ。」


「俺とエレナで、レイ達より深い階層のダンジョン攻略をしてやるさ。」


「勝負だにゃ!」


「そっか。 なら僕達も2人に負けない様、頑張るよ。」


「エレナとブラットには負けませんよ!」


「勝つのは、私達。」



 こうして、自分達は2つのパーティーに別れて学校生活する事になった。


 2人には悪いが、人数が多いのに負ける訳にはいかないのだ。





 ☆




 コーデリアさんとシンシアさんの2人とパーティーを組む事になりやらなくてはいけない事がひとつあった。


 それは自分のスキルについてだ。


 今までは、何となく万能キャラでとうして来たが、2人には【ジョブホッパー】の事も話しておこうと思う。


 しかし、まだ転生者だということは、言える勇気が無かった。


「マスター、あの2人ならどんな秘密でも受け止めてくれると思いますよ?」


「あの2人に転生者だと言えないのは、説明が難しいけど秘密を打ち明けるのが恥ずかしいからなんだよね。」


「恥ずかしいですか?」


「多分、恥ずかしいって表現が1番の近い気がする。」


「私にはまだ難しい感情かもしれませんね。」


「まあ、気にしないで。」


「あと、2人に秘密を打ち明けるなら私からも提案があるのですが、良いですか?」


「提案? セシリアが思う事があればどんどん話してよ。」


「わかりました。 私からの提案は……。」




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