第148話 ダンジョン

 自分達が【ハンタースクール】に入学してから数日が経過して、クラスメイトの中でもパーティーを組もうと話している者が何人もいた、自分達のパーティーに入れて欲しいってクラスメイトも居たが、申し訳ないと謝って断った。


 そろそろブラットとエレナにパーティーの話をしておかないと駄目だなと思った。




 ☆



 今日はカーラ先生の冒険者になるための講習がある日だった。


「私達、冒険者の主な仕事は雑用、護衛、探索、魔獣退治だな。 他の収入源でダンジョン探索がある。 ダンジョンは神様が人類を育成する為に創られた人工の狩り場だ。 洞窟タイプや平原タイプ、海や火山、いろいろある。 ダンジョンは下層に向かっていくと難易度が上がる代わりに報酬も上がる。 報酬は宝箱タイプと魔物から出るタイプがある。 そしてダンジョン内は魔獣が現れない代わりに、魔獣と似た魔物が居たりする。 魔物に関しては悪魔タイプや動物タイプ、昆虫など多種多様にいる。 ダンジョンに関しては簡単に説明するとこんな感じだな。 この学校ではパーティーを組んで冒険者の予行練習をしてもらう。 毎年、数人は大怪我か死亡で退学になるから油断するなよ。」



 他にもカーラ先生から、学生用ダンジョンは、宝とか討伐した魔物は持ち帰れない代わりに、入口や帰還結晶から出る時に討伐ポイントが換算されてダンジョンランキングに反映される仕組みになっていると説明された。


 ランキングは20位から上位が表示される。


 宝を発見して手に入れたり、魔物を討伐する事でプラスされ、パーティーが全滅したり、メンバーの誰かがリタイヤするとマイナスになる。


 ちなみに学生用以外でもダンジョン内での死亡は無い。


 しかし、ダンジョン内で死ぬとダンジョン内限定でステータスが低下するので実質的にステータス低下が解除されないと再突入が出来ない。


 ステータス低下中に死ぬと更に低下率と期間が増える。


 1回目のステータス低下期間は5日間で低下率は3割減である。 2回目は期間が2週間で6割の低下になる。


 学生用ダンジョンは年齢が17歳までしか入場が出来ない様になっており、教師の同行は出来ない。


 最大地下100層まであるが、【ハンタースクール】開校してからの最高記録は81層になっている。



「先生、この前に修練場では死ぬ事が無いってのはダンジョンと関係があるんですか?」


「ブラットは察しが良いな。 あの修練場は特殊フィールドになっていて、あそこだけがダンジョンの恩恵を受けられる作りになっているんだ。」


「ダンジョンに入場するには手続きが必要なのに修練場は必要ないですよね? それはどうしてですか?」


「分からない……。」


「カーラ先生?」


「それに関しては分からない。」


「え?」


「きっと校長ですら知っているか怪しいところだ。 そんな訳だから、私にも分からない。 正確には聖教会の人しか分からないと思うが、疑問に思うだけ無駄だ。 そういうものだと理解していればいい。」



 ダンジョンは神様が作り出した物だから、分かる可能性があるのも聖教会だけなんだろう。



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