第113話 セシリア強化 ①

 ガーランさんとの会話を終えてから、自宅地下にセシリアと来ていた。


「さてとセシリアのお願いって何かな?」


「その前に報告がありまして【魔導スライム】の1個のコアが【風の魔結晶】になった事により、進化した【魔導スライム】とだけですが【同化】する事が可能になりました。 感覚的にはその内、全ての【魔導スライム】のコアも時間をかければ自然と魔結晶化する様な気がします。」


「【同化】って事は【同期】とは違うんだね?。」


「はい【同期】とは違います。 【風の魔結晶】と【同化】する事により【風の魔結晶】を私の体内に取り込み、私が風属性を使えるようになります。」


「なるほど、今までは【魔導スライム】経由で使っていた【風の衣】以外にも風属性が使える様になるのか。」


「その代わり【同化】したら【魔導スライム】は居なくなってしまいます。 【同化】後は分離することも出来ません。」


「なるほど。 元々【魔導スライム】もセシリアの記憶をコピーした感じだったから、元に戻ると思えば良いのかな?。 他の【魔導スライム】で【同化】は無理なの?」


「【魔結晶】まで進化しないと無理みたいです。」


「僕としてはセシリアが【同化】したいならして良いよ。」


「ありがとうございます。 それでお願いはもう一つあります。」


「基本的にセシリアのお願いなら何個でも言ってもらって構わないよ。」


「はい、以前作成した【魔導スライム】に出来なかった【虹結晶】を7つを頂ければと思いまして。 マスターが他に使おうと思っていたみたいだったのですが……。」


「ああ、あれね。 セシリアが使うなら良いよ。 前からセシリアと僕の強化に使うつもりだったからね。 セシリアが使うならきっと僕にもプラスになるだろうからね。」


「そうなのですか? それなら【虹結晶】は使わせて頂きます。」


「ちなみに何に使うの?」


「演算能力向上に使用したいのです。 【魔導スライム】の【同化】に関する情報から【虹結晶】を体内に入れると【同化】に近いレベルで【同期】して使う方法を考えつきました。 それに【同化】後に風属性を使うには今の私の演算能力では負荷が高そうなのです。」


「何か話が難しくなってきたな……。 【虹結晶】を体内に入れて演算能力向上すると属性付与がしやすくなりそうって事かな?」


「そうですね。 今は【魔導スライム】に【結晶能力】の演算をさせていましたが、【同化】すると私のコアと一緒になり演算能力は使えなくなります。」


「僕が属性付与が使えないのは演算能力がないからか? ……そう言えば【魔導具】を使えば僕は全属性が使えるか……。」


(【虹結晶】をパソコンのCPUみたいな感じで考えれば良いのか? 自分で作っておいてあれだけど、【虹結晶】は謎だからな。)


「どうですか?」


「セシリア、そういう希望は大歓迎だよ。 もっと希望を言って欲しいと思っていた位だしね。」


「それでは、私は作業に入りたいと思います。」


「僕も手伝おうか?」


「いえ、体内に取り込んだらこちらで統合処理するだけなので大丈夫です。 それにマスターはそろそろ寮に戻られた方がよろしいです。」


「そっか。 もうそんな時間なんだね。 【虹結晶】にそんな使い道があるならもう少し量産化する?」


「そうですね。 現状では私が【虹結晶】をフルに使えるのは7個までですが、いつか必要になるかもしれませんしね。」


「一応、量産しておこう。 資金的にいっぱいは無理だけどね。」


 こうしてセシリア強化計画が始動した。


 そして今の話と今まで計画していた話を統合して、自分の強化計画が出来ないかなと考えるのだった。

 しかしこの計画はリスクがありそうだから考えだけをレポートにでも残して、考えを纏めていこう。 現状はセシリアが強くなれば、僕は少し強いくらいで大丈夫だしな。




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