第35話 魔導技師
アクセサリーを作ることで【魔力操作】の練度が上がったみたいで、それにより【魔力操作】というスキルが【魔導操作】というスキルに進化したみたいだ。 そして、【魔導】の知識が少し頭の中に流れてきた。
【魔導】とは大気に含まれる【魔素】を認識して属性を把握する事みたいだ。
つまり、大気中には全属性の【魔素】が含まれているので、【魔導操作】により自分は雷属性以外にも全属性が実質、操れる様になるのだ。
試しに【魔導操作】を使い、他の属性を使おうとしたが反応はなく、雷属性以外は操れなかった。 という事は【魔導操作】の練度が不足しており操れないだけで、将来的には全属性を操れるんじゃないかと思う。
もし全属性が操れるなら、予想以上にチートな予感がする。
しかし、子供の内は問題を起こしたくないな、全属性が使えるのを隠しておくアクセサリーが欲しいな。
もし、作るなら擬装系のアクセサリーかな?。
あとは転職についてかな。
選べる職種は【黒魔導師】【召喚師】【魔導技師】の3つだった。
【転職】は常に3つから選べるのかな?
【黒魔導師】攻撃性の魔導を操る魔導師。
最近、戦闘よりも生産が楽しくなってるから、選ぶなら生産職だろう【魔導技師】を選択する。
【魔導工房を取得しました。】
【魔導具作成を取得しました。】
また新しいスキル覚えたぞ……。
【魔導工房】をとりあえず使ってみるか。
【魔導工房】を使用すると重量感ある金属製のドアが目の前に現れた。
うーん……。
寮に備え付け棚しかない殺風景な部屋の真ん中に、ドアだけがあるのは異様だった。
ドキドキしながら【魔導工房】のドアをあけると、そこには3畳位の部屋があり、【魔導工房】内の半分を占拠しているのは作業机で、プラモデルとかシルバーアクセサリーなどを作る道具や時計が置かれていた。
そして、壁にはどこに繋がってるか不明な換気ダクトとダストボックスがあった。
ここは異空間なのかな? 空気も【魔素】もあるな……。
【ストレージ】やスキル類も使えるし、便利な不思議空間だな。 ここでアクセサリーを作れば丁度良いかな。
あと【魔導具作成】を試してみる。 このスキルも何となく使い方が分かるようになる。
このスキルはまず【魔石】と武器や道具などを用意して、作りたい【魔道具】のイメージを固める。
そうして【魔導具作成】を使うと勝手に合成してくれるみたいだ。
通常、【魔石】には能力が記憶されていて、使える効果は変更出来ないのだが、【魔導具作成】で合成する時限定だが効果については書き換えが出来る様になった。
しかし、【魔導具】は【魔導操作】が使えないと性能が激減するというデメリットもあった。
これは【魔石】の書き換えをすると、【魔石】使用時に【魔素】が必要になってしまうからだ。
【魔導具作成】で作るものは、ほとんど他人には使い物ならなくなる。
今後は【魔導具作成】を使い、自分用の装備を揃える予定。
自分の戦闘スタイルは【魔導操作】を使い遠距離攻撃していくから、接近された時の為に防御のあるけど動きやすい防具、相手の拘束か緊急離脱出来るようなアクセサリー。 あとはもっと手数も増やしたい。
クズ【魔石】はたくさんあるからアクセサリーを作って、失敗したのを露店で売れば良いか。
☆
【身代わりのネックレス】1度だけ即死以外から守ってくれる。
【重力カウンターの指輪】攻撃を受けると自動で相手に重力フィールドを展開。倍率1.5。5分間継続作用。
【雷属性擬態の指輪】使用者が使う属性が雷に見せる擬態をする。
効果がやらかしてる気はするけど保身の為だから仕方ない。 あとは自動防御が出来ず、全て攻撃を受けた衝撃で作動するものしか作れなかった。
AIみたいなのが欲しいな。
失敗作のアクセサリーを大量に露店で売りさばき、後日に本人の知らないところで騒がれていた……。
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名前・レイ(6歳)
状態・良好
属性・雷
職種・魔導技師1.2 魔導剣士3.1
種族・人族
パッシブ・人見知り、建築、土木、料理
素材の極み
アクティブ・魔導操作、魔力感知
鑑定、クリーン、ボックス
ボール、シールド、ハンド
ストレージ、ウィップ
ブレード、武器強化
サンダーブレード、雷属性付与
サンダーボール、サンダーシールド
魔導工房、魔導具作成
固有スキル・ジョブホッパー
鑑定の魔眼
装備・神木の小太刀
印象阻害の銀ブレスレット
身代わりネックレス
重力カウンターの指輪
雷属性擬態の指輪
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