23話:石像の戦士
―――――
デビドは純粋な
だが、彼は違う。
正々堂々、
バトゥーカの戦士は、ほぼ
筋肉質な
彼らは、彼らが認めた
その為、日常は元より戦場においてもその姿は
ピアスにイヤリング、サークレットにネックレス、リング、ブローチ、アンクレット、ブレスレット、エクステ、髪飾りに加え、見た事もない謎めいた装飾品の数々。
実に、お
この辺りが単なる
その見事な装飾品の数々は、彼らの知的水準の高さを色濃く表している。
俺とメイサが殺しの
多くのバトゥーカ達にとって人間とは一般的に貧弱な下等種だと思い込んでいる。
人族は多産で
この為、バトゥーカの社会に人族を招く事は
デビドと初めて出会ったのは、彼が完全
伝承に語られるその禁忌の土地には、遺跡化した
地下水を求め、俺とメイサは中を探索し、その奥で明らかに人の手が加えられた
その
もし、俺が
その像には近付かず、干し肉を投げ付け、様子を
干し肉は完全に乾燥していたものの、像にぺたりと貼り付き、間もなくその石像と同じ
やがて、ずぶずぶと像の内部に
――確信。
その石像は、
視線――
ぞっとする程、鋭い視線が向けられている。
その像の瞳が、見開いている。
地鳴りにも似た声が鍾乳洞に
「デビド!」
「――!?」
「
「
俺は闇の民グイン、グイン・ブラックサンブーン。こいつは妹のメイサ。
訳あって
「――ふふっ、この我を起こす理由がッ……一族や信仰の存亡を
――ガボンッ!
岩が
目を離してはいないのにも関わらず、
冷や汗し、
背後に、後ろに、
首だけを
「良い判断だ――もう一歩下がっていれば、お前を食い殺していた、だろう…」
石柱から
身体能力も
やはり、化物、だ。
「――いいだろう、人族の
生きる、只、その望みを叶える為に、
その人の姿をした奇妙な化物は、その特異で強烈な感性で俺達を
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