好きでいたいから
社会なんて自分が望んでいることが起きることはほとんどない。仕事で昇進するのだって運も必要。だから何が来ても受け止められるような人間にならなくてはならない。
だから不登校になって、それを乗り越えられた私の経験は、自慢しても良いと思っている。
未だに人間不信でコミュニケーション能力がない私は、ボランティアに参加することを始めた。ボランティアは子供から老人と、幅広い世代が参加していて、自分が一人でいてもたくさんの人が私に話しかけてくれる。
私はそこでたくさんの善意を知った。
私は中学、高校、家庭…と、あまりにも狭すぎる世界で生きていたようだ。しかも世の中の悪い部分がたくさん詰まった世界で。
私は今まで世の中の嫌な部分を見てきた。でも今は世の中の良い部分を見ることができている。
私は自分より遅く生まれた子供たちに、この世の中に生まれて良かったと思えるような日本に変えたいと思っている。
学校の先生になるなら、金目当てではなく、他人のことをよく考えられると自信のある人になってほしい。
なぜなら、私はこの日本を好きでいたいからだ。
窮屈な世の中で生きる。 中井若葉 @mirena_kiyo
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