④登場怪獣『黄金の終焉』part2 登場キャラ『メトフィエス』
この怪獣ギドラとメトフィエスは切っても切れない関係に繋がれている。一括で紹介したいと思います。
《メト「特別なスープをあなたにあげる、温かいんだからぁ(暗黒微笑)」》
ギドラはメトフィエス達によって召喚されたと言ったが、まず必要なのは増殖都市で修復していた石板だ。
これは『ガルビトリウム』と呼ばれ、本作において重要な存在を示している。そこはネタバレになるので伏せておくとして、果たしてこれが何なのか考えてみたい。
あれによってギドラを降臨させた事から、おそらくはギドラからの授け物……あるいはギドラとの契約に必要な物だったのだろう。エクシフとギドラはもはや異世界ファンタジーのそれであり、お互いの接触には常識では考えられない事が起こったに違いない。
また降臨の際に信者にスープなる物を飲ませていた。ハルオが見た悪夢(グロ注意)から絶対にえげつない物を仕込んでいるとしか思えない……もしかしたらメトフィエスが風呂代わりに入って汗とかを調味料代わりにしたかも。それはそれで飲んでみたいが(おい)。
冗談はさておき、もしかしたらメトフィエスの血でも含ませていたのだろう。血肉は儀式において最も重要視される物である。
それでスープを飲んだ信者が生贄にされた事から、ギドラへのマーキングの意味合いがあると思われる。恐らくスープを飲んでいなかったらあのように(ここもグロ注意)はされていなかったかも。
それで降臨したギドラはゴジラと対峙し、神々の戦いを繰り広げる。
ギドラにとって怪獣と惑星は生贄その物。ギドラはエクシフに召喚された後、その神の力によって全てを喰らい尽くすという。
これがギドラの目的であり、エクシフによる終焉の救済である。
《『メト×ハル』な壮大なボーイズラブ》
まずこの宇宙の存在ではないギドラはあらゆる物理法則を凌駕している。ゴジラの熱線が効かない、攻撃がすり抜ける、逆にギドラの攻撃が出来る。そうしてゴジラはギドラに喰らい付かされる寸前に追い込まれる。
そんな間、メトフィエスとハルオの対峙が始まる。ギドラ降臨が成功してもなお、メトフィエスはハルオを求めていたのである。……ウホッ!
ともかくメトフィエスによれば、惑星が生まれ、その惑星に人間と文明が栄え、それを元に怪獣が発生し、そうして怪獣もろとも惑星をギドラが喰らうという。
この言い分は正しければ、おそらくメカゴジラシティが地球と同化してもギドラの生贄になれただろう。メカゴジラシティもまた文明によって発生した怪獣、まさにギドラにとって格好の捕食対象だ。
ハルオにメカゴジラシティの破壊を促したのは他ならぬメトフィエスだが、そうしたのはメカゴジラシティがギドラへの生贄に相応しくなかった事、ナノメタル浸食によってハルオが汚される(決して隠語ではない。決して)事を防ぎたかったのだろう。
メトフィエスにとってハルオは友人であると同時に、『英雄』であり『子供』であった。ゴジラへの憎しみと言う炎を持った彼は、メトフィエスには美しく見えた。だからこそ彼が幼少期の頃から目を掛け、共に時間を過ごしていたかもしれない。
『メト×ハル』なんて言っていたが、そんなBL的な単純な物ではない。父性というか母性というか、とにかく複雑な物だったに違いない。
ちなみにギドラの降臨には『怪獣を憎む英雄』が生贄に相応しいとされている。
ハルオがメトフィエスの手中に落ちた時、真の姿を現したギドラが惑星を一瞬にして喰らっていたとされている……。
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