第一作『GODZILLA 怪獣惑星』

①登場キャラ『ハルオ・サカキ』

《実は前日譚があります》




 まずアニメ版ゴジラ(以下アニゴジと呼称する)において最初の時系列である『怪獣黙示録』を紹介しておこうと思う。


 最初の始まりは二十世紀最後の夏――1999年5月の事。その日、アメリカのニューヨークに巨大な獣……いわば『怪獣』が出現した。

 それから深海、宇宙、果ては地底から様々な怪獣が現れ、人類文明を蹂躙する。この事態に人類は生存をかけた戦いを繰り広げ、犠牲を払いながらも怪獣を討伐していった。

 

 しかしそんな中、怪獣を超える存在が現れ、人類はそれに対して何度も敗北されるようになってしまう。それが『ゴジラ』と名付けられた怪獣であり、他の怪獣とは別格される文字通りの『王』『神』である。


 このゴジラに対して今までの対怪獣戦術は全く効かず、果ては数百個の核を使用しても全くの無意味。そうした中で人類側がある『プロジェクト』を発足したのだが、それも失敗に終わってしまう。


 その怪獣によって生存圏を奪われた人類が宇宙に行き、新天地を目指す。それが『怪獣黙示録』の終わりであり、『怪獣惑星』の始まりである。




《主人公はどんな人?》




 アニゴジの主人公は『ハルオ・サカキ』。ゴジラによって両親を殺されてしまい、打倒ゴジラを目指すようになる青年である。

 彼は独自に対ゴジラ戦術を編み出し、地球からゴジラを取り戻そうと奮闘するように。まぁよくある復讐系キャラなのだが、実はそんな復讐系キャラとは一線画している面を持っている。


 普通なら「ゴジラに親を殺された! 親の仇を取る!」と考えるはずであり、実際にハルオもそこら辺も一応考えてゴジラを憎んでいる。ただし台詞から察するに、彼がゴジラを憎んでいる最大の理由は


 『ゴジラによって人類の尊厳を奪われてしまった』


 事と思われる。


 上記で人類が宇宙に出たと描いたが、その宇宙航行する為の移民船が凄い快適感ゼロ。ガンダムのコロニーなんて目じゃないくらい殺風景さだ。

 

 あまり詳しく描くと暗くなるので省くが、凄いストレスが溜まりそうである。まさに某ガンダムキャラのような「俺達はその敗北でこんな生活を……強いられているんだ!!」な感じだ。

 後アニメだから描写されないと思うけど、野郎どもによるアッーが起こってもおかしくはないかも……いや、やっぱ何でもない。


 とにかく何で人類がこんな過酷な宇宙生活をしなければならないのか、それはゴジラが現れたからだ。あいつが人間にこんな環境を与え、今まであった尊厳を奪っていった。ハルオはそんな考えを持つようになり、ゴジラを憎むようになった訳である。


 こういった人間至上主義にも似て狂気的な考えが、他の復讐系キャラとは違うと感じさせる。割とインテリな面もあったり、こういうのは全く嫌いではない。


 そんなゴジラ打倒を願っている主人公……ある意味ではこの作品における『ゴジラ』の宿敵に相応しいかもしれない。

 そのゴジラの説明なんだが、それは次回で思いっきりしていこうと思う。次回もお楽しみいただければ。

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