第2話

_随分前になるが、こんな事もあった。

日課のジョギングをしていた時である。

犬に追われる小学生が、自分と反対方向に向かって逃げていた。


_どうやらその年で能力者らしく、脚力が半端無い。

3秒で追いかけるのを止め、犬の方をどうにかしようとしたら聖獣だった。

聖獣をどうこうすると、保護団体(明らかにあっち系)がうるさい。


_仕方が無いので、予知能力を発動して先回り。

友人からガメたテレポートの石も発動、なんとか気配を強制的に消して聖獣から撒いた。

事の顛末を尋ねると、尻尾を踏んでしまったとの事。

自分も、気を付けようと思った。

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