工夕一ナノレ

カカクヨミュ

第1話

_ここは、小さな街だが一通り揃ったコンパクトナントカと呼ばれる。

そこに住む中で、ただ一人の能力者が私だ。

別にキラキラしてる訳じゃないから、目立つ訳では無い。

ただ、不老不死なので?

一発で、バレる人にはバレる。


「あんた、財布落としたよ」

「ありがとうございます」

「あぁ、あんたからは御礼は受け取れないや」

「うちのお母さんと、同級生だったって聞かされてる」


こんな具合で、『スゴイにやにや』されるのである。

される方の身になって欲しい、昨日も引っ越しを夢見て物件情報を漁りまくった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る