天使と女帝と熾天使と龍と

 過去七度行われて来た玉座いす取り戦争ゲームであるが、彼ほど能天気な参加者は前例がないだろう。

 参加者の一人である強運者きょううんしゃは、もはや観客同然に酒とつまみを側に置き、双眼鏡で港の戦いを観戦していた。背後から狙われているなどと考える緊張感もまるでない。

 酔いつぶれて道端で眠っていればそれこそ格好の的だと言うのに、そんな懸念も一切しておらず、ガブガブと酒瓶を掲げて飲み続けていた。

 これまで行われた七度の戦いを戦って死んだ戦士、また勝利して天界の玉座に座って来た過去の勇者達に対する侮辱としても捉えられて仕方ない行動だ。

 だが生憎と、強運者は戦士ではない。ただの娯楽感覚で、フラフラと戦場に現れた不届き者。戦士の詩吟も英雄の概念も、理解できるはずがない。

 それこそ目の前で彼が飲み食いしていようものなら、屍女帝しじょてい熾天使してんしはもちろんのこと、他の戦士に速攻惨殺されることだろう。

 だがそんなことを危惧することもない。彼は強運者。飛んでくる矢など当たるはずもなく、敵がすぐ側を通り過ぎることもない。

 何故なら自分は強運者。世界の不条理さえも覆す、強運の持ち主なのだから。

「いやぁ面白くなってきたなぁ。まだ二日目だが、そろそろ脱落者が出てくる頃合いか? せっかくのエンターテインメントだ。盛り上げてくれねぇとなぁ」

 双眼鏡で捉えられるギリギリの距離ともなればそれなりの距離があるように思われるだろうが、今回の参加者に限って言えばそのほとんどが現地点からでも充分に強運者の命を狙える距離だった。

 だが彼の存在に気付く者は誰もいない。彼の強運か、それとも激しさを増す戦いか、ともかく様々な理由が折り重なって、彼の存在に気付く参加者は誰もいなかった。

「行け、そして汝は逝くがいい」

 首なし兵の群れが襲い来る。

 彼女の魔術は死霊魔術ネクロマンシアではないが、基本的性質はおそらく変わらない。

 死霊使いネクロマンサーはすでに世界に存在していない――本当はただ一人、世界最強の魔術師と呼ばれる不死身の骸皇帝がいこうていがそうなのだが、当時は未だ天界ですらも把握できていなかったことである――が、予備知識程度になら理解はしている。

 使い手によって操る死体の動作速度は変わるもの。使い手がより上級の魔術師ならば、死体はそれらの肉体が持っている全盛期の速度で走ることもできるだろう。

 そして屍女帝の操る首なし兵はそこまで速くはないものの、しかし資料にある死霊魔術ネクロマンシアで操られた死体、俗にいうゾンビの動作速度よりはずっと速く動くことができた。

 その点は銃天使じゅうてんしも驚いていたが、最初だけだ。別段、特別な対応をしなければ追いつけない速度ではないとわかれば、いくつかの策は思いつく。それも雑兵を相手にする程度の簡単な策だ。

「“雨降って地を穿つスコール・バレット”」

 空に一発、銃弾が放たれて大気を穿つ。

 空に赤い亀裂が入ってみるみる広がっていき、屍女帝と彼女の操る首なし兵の頭上全体を赤い亀裂が走る。次の瞬間、亀裂の隙間から赤い針のような閃光が無数に落ちて来て、首なし兵を貫いて一掃した。

 屍女帝は魔力障壁を展開して危なげなく防いだが、彼女がこの海上都市に来てから集めた兵は全滅した。翼を広げて降り立った銃天使はどうだと銃口を向けて問う。

 今ので銃天使の実力――少なくとも最低出力くらいはわかっただろう。それを見たうえで、知ったうえで引くか否か。彼女はどう判断するのか。

「やはり、単純思考よな」

 すぐに挑発のための発言でないとわかった。

 いや、本人の中では挑発を含めた憐れみ、嘲りがあったのかもしれない。

 だが同時、彼女のそれは自然と銃天使に自身の攻撃を悟らせないための意識誘導になっており、そのため銃天使は反応が遅れ、無音の斬撃に背後から片翼を斬り落とされた。

 回避していなければ首を持って行かれたのだろうが、しかしそれでも天使にとって重要な片翼を失ったことは首を取られる次に痛かった。

 何せこれで、銃天使の機動力はほぼ失われたようなものだったからである。

 そのことを、屍女帝も遠くで見ていた白雪姫しらゆきひめも理解していた。

「フム、首を落とすつもりだったが……代わりに天使を天から堕としてやったわ。よかったな、地上に二度落ちた天使など汝が初めてであろうぞ」

「あぁ。とんだ不名誉だ。この礼はキッチリ、てめぇの眉間にぶち込んで返してやるよ」

「軽口を叩くでない。また、汝の罪が重くなる」

 次の瞬間、白雪姫は息を呑み、同時に言葉まで呑み込んでしまって何も言えなかった。

 首なし兵を一網打尽にした銃天使の攻撃も凄かったが、それだけに発動までのタイムラグがあった。故に屍女帝に魔力障壁で防御される隙を与えてしまった。

 だが屍女帝はワンドを横に振っただけで、銃天使の片翼を斬り落とした予備動作ゼロかつ無音の断首刃ギロチンを、彼の周囲に百近い数を揃えてみせた。彼女の意志次第で、それらは一斉に彼の首を狙って襲う。

「さて、汝は今なんと言ったかな。我が眉間に……何を撃ち込むと?」

 彼女の指先一つ動けば、刃は動く。それこそ彼女の眉間に魔弾が届くよりも速く、確実に。実証するまでもない。

「軽口も積もれば重くなる。いずれその言葉は人を動かし、心を動かすだけの巨大な力へ変貌し、やがて抱えきれなくなる。それは、人の身には有り余る罪。故に妾は首を落とし、罪と穢れを浄化するのだ。殺す殺すと簡単に口を開くから、結末はこうも始末が悪くなる」

「ならば貴様も同族だろう、俗物」

 屍女帝は後退する。

 先ほどと同じく魔力障壁で防御しよう、などとは考えなかった。展開させる暇などなかったし、仮に間に合っても貫かれていただろうことは、目の前に突き刺さった聖剣を見れば明白かつ明瞭だった。

 同時、銃天使を包囲していた断首刃ギロチンも同じ数だけの聖剣や魔剣が降り注いできて叩き斬る。

 銃天使にも槍が降ってきたが迷わず拳銃を向けて撃ち、砕いた。それの対策は、前もってしていたから――いやそもそも、彼女をおびき寄せるためにここまで派手な大立ち回りを繰り広げていたのだから、来てもらわねば困る。

 だがしかし、彼女の登場で自分が窮地に陥る想定はしていたが、助けられる想定はまったくしていなかった。故にまた、屍女帝が言うところの軽口が出てしまう。

「俺をまだ同族として見てくれてるのか? てっきり、おまえは俺のことももう俗物だと認定してると思ってたんだが」

「……天、使?」

 白雪姫は、腕を組みながらゆっくりと街灯の上に降り立った彼女を仰いで、彼女の美しさを称えてそう思った。彼女の種族そのものを言い当てたわけではない。彼女の美しさを、逸話に聞く天使のようだと思ったが故の発言だった。

 もしも舞い降りたその女性ひとが、白雪姫の心を動かすほどの美貌の持ち主でなかったのならば、自覚はしていないものの彼女に負けず劣らず美しい彼女から、そんな言葉は出てこなかっただろう。

 仮に自覚がなかったとしても、自分が受けている称賛を素直に相手に思い浮かべられて、思わず口に出してしまうような人間は限りなく少ない。その点で見ても白雪姫という人間は、長年の監禁生活のせいで一般の人間とは感覚がズレているところがあった。

 だがしかし、彼女ですら美しいなどと思えたのは一瞬のこと。

 次の瞬間には翼を持たずとも上空より舞い降りた天使から漏れ出る魔力を感じて、畏怖の圧力に押し潰されて動けず、息の仕方を忘れて乱された。

「貴様のような者でも一応は天使。俗物に成り果てようとも、かつての同胞にわずかなりとも慈悲を与えるつもりだったが、それはもはや過去の話だ、俗物。よりにもよって私の眼前から撤退するなどと、天使としての誇りをも喪った貴様には、もはや慈悲を与えるなど値しないと知れ」

「だろうな。そうだと思ってたよ、熾天使」

 天界最高戦力。翼を持たぬ三体の天使、例外ミ・ティピキィ。その中でも例外的強さを誇る最強の天使。天使最高階級そのものを名に持つ最上位天使、熾天使がそこに立っている。

 などと、認識できているのは銃天使一人。

 初日の戦いで彼女がただならぬ存在であることは理解されているだろうが、まさか天界の最終兵器でさえあるとまで、認識できているはずもない。

 だが彼女から絶えず放出されている凄まじい魔力と、命を鷲掴んだまま握り潰して来そうな気迫、さらには鋭く心の臓腑を射抜く眼光と、とにかく周囲を戦慄し恐怖させる要素すべてを彼女は持っていて、それらすべてで周囲を威圧し、見下し、見下ろしていた。

 何故自分以外の者達には、他者を威圧するためのそれらが圧倒的に足りていないのか、何故それらが自分には充分過ぎるほどに有り余っているのかなど、今までに一度も考えたことのない目つきだった。

 自分が強者であること、他者が弱者であることを当然としている目だ。

「じゃあなんで俺を助けた――って、訊くまでもねぇか」

「そうだ、問われるまでもない。貴様は私の手で殺さねば気が済まない。仮にも天使としての誇りが残っていたのなら慈悲故に、苦痛なく殺してやろうかと思っていたが、いらない箇所から順に言え。それとは逆の方から順に、抉り斬ってやろう」

 指が一本動いただけで、百近い聖剣と魔剣が浮かび上がる。中には槍、斧、鎌など他の武器も混ざっていたが、どれも神話における聖剣や魔剣に劣らぬ天界にて伝わる秘宝と呼べるだけの、それこそ俗物の血で穢すことさえ躊躇われる、歴史的遺産だった。

「怖いなぁ、おめぇはよぉ。なんでそれだけの聖剣や魔剣、それに連なる伝説級の代物を同時に操って、そうも平然としてられるんだ? そこに浮かんでる魔剣一本持っただけで、狂気に駆られて暴走した英雄が国一つ滅ぼした伝説だってあるんだぜ?」

「愚問。答えるまでもなく、わざわざ言葉にするまでもなく、答えは今貴様の眼前にて切っ先を向けている。武具に正気を焼かれて狂った俗物よりも、私は遥か高みの存在。比較することすら私にとっては侮辱であり、俗物にとってはこれ以上ない至福かつ栄誉。私が只、そういう存在であるというだけの話だ」

「そういやそうだったな。天界でもずば抜けて化け物だったものな、おまえは。で? 俺を倒した後はどうする。おまえの役目は、俺を殺すことだろ? その後のことを、天界はどう決めた」

 答えてやる義理はなく、意味もない。もはや熾天使の中で、それを教えてやることは慈悲であり、銃天使はもうその慈悲すら与えてやる価値もない存在と決定づけられている。

 故に返答は首を落とす剣の射出にて返そうと、彼女の両脇に並ぶ双剣が白い炎をまとって発射準備に入った、そのときだった。

 ドン!!!

 コンテナに落ちてきた――いや、突っ込んできたそれの姿は、歪んだコンテナの亀裂から漏れるドライアイスの白煙と土煙とが混ざった中にいてよく見えない。

 白雪姫も屍女帝も、銃天使も五人目となる参加者の参戦だとわずかに構えたが、熾天使は一瞥を配るだけで特別構えるようなことはしない。誰が来ようとも、自分が負ける想定などしていないからだ。

 故になのか、それとも彼女が無防備に見えたのか、煙の中からそれは赤い光を放つ弓矢を熾天使に向けて放った。

 炸裂し、凄まじい熱量で矢が爆ぜる。まさかやってしまったのではと思う白雪姫の予想を裏切って、熾天使は出していた盾で矢を防ぎ、自身は微塵とも動いていなかった。

 だが、目だけは動く。突如現れ、自分に矢を放った愚か者の姿を捉えるために、鋭い眼光は煙の中を探ってそれの姿を見つけ出した。

 そして銃天使目掛けて放つはずだった双剣を、即座に煙の中に叩きこむ。白い炎が雷をまとって、天へと伸びる形で爆ぜて柱のように轟音と共に聳え立つ。

 姿も見れないまま、確実に死んだだろと誰もが思ったが、正体不明のそれもまた、皆の予想を裏切った。それにいち早く、銃天使が気付く。

「あいつ、何者だ? ってかそんなことすりゃあ……」

 弦を弾く音がする。未だ姿が見えない弓兵は、まだ生きているようだ。だがそのような些事に対して、熾天使は特別な反応を見せはしない。先ほどと同じように盾を出して、矢など弾けばいいだけの話。

 だが自分に向かって来るそれを捉えた瞬間、熾天使は盾を下げて代わりに二本の聖剣、魔剣を射出して相殺した。双方の魔力が爆発し、粉々になって砕け散る。

「な、何が起こって……」

「弓兵にしては、些か芸達者が過ぎるようだな」

「え?」

「今のを見て捉えられなかったのか? 囚われの姫君は愚鈍でいいな。すぐ誰かに護って貰えるから、鈍間でもなんら困らなくて済む」

 屍女帝がそのような皮肉を述べるほどに、白雪姫は現状についていけてない。今ならば確実に、無音の刃で首を斬れるだろうが、屍女帝はそうしなかった――いや、できなかった。

 一瞬、わずか一瞬にでも熾天使から意識を背ければ、すぐさまあれら聖なる武具のどれかが飛んできて、先に自分の首を刎ねて来そうだったからである。

 故に白雪姫を嘲る発言をする中でも、彼女は熾天使から目を離していなかった。

「今奴が放ったのは矢ではない。あれが撃った双剣を回避したかと思えばそれを取り、あろうことか矢の代わりに放ったのだ。剣を矢として放つなど、本来いらぬ芸当だろうが」

 だが今のは、熾天使の意識を向けさせるのに充分だった。

 何せ敵に向けて放った剣が自分を仕留めんと放たれる形で返って来て、迎撃するには同等の剣で相殺するほかなかったのだから、これ以上ない侮辱である。地上の俗物相手だと、意表を突かれた程度のことも彼女にとっては侮辱となる。

 煙が晴れて、ようやく姿を現したそれは、ごく普通の、どこにでもいるような女の子で、魔術学園でも特待生にしか着ることを許されない制服を着ていたことと、弓矢を番えていたこと意外には特別表現しようのない普通の少女だった。

 が、彼女はずっと無言であり、状況を理解しているのかいないのかわからない虚ろな目で、熾天使を見上げていた。そこには畏怖も恐怖も、感動も何もなく、虚ろだった。

「私を見上げることすら不敬であるにも関わらず、俗物の手で我が宝物を使うなどと、そこまで死にたいのか? 俗物」

 砕け散った破片が浮遊して、数か所で収束する。一体どのような原理なのか、質量も物量も圧倒的に足りないはずなのに、たった今相殺されて砕け散ったはずの四本の刀剣が、倍の数になって復活した。

「複製と復元の魔術が刻印されているのか。二つ以上の魔術刻印が施されている武具は、一本だけで相当な魔力を消費するはずだが――」

 化け物め、という言葉は呑み込んだ。

 聞かれれば、自分がどうなるかわかったものじゃない。魔術に関して知っていればいるほど、彼女に関して知らなければいないほど、熾天使という魔術師は脅威であり、恐怖の存在に昇華されていく。

 この状況で言えば、まさしく屍女帝がそれに当てはまっていた。

 だが運がいいのか、このとき熾天使の意識と殺意は完全に不敬なる闖入者へと向けられ、他の者など後回しにしてでも、目の前のそれを殺すことに執着心に近いものを燃やしていた。

「その曲芸じみた器用貧乏を駆使して、どこまで防ぎきれるか。俗物らしく、せいぜい足掻いてみせるがいい」

 二本や四本どころではない。

 十数本の武具が一斉に、少女へと襲い掛かる。

 最初に襲い来た戦斧を躱し、足元に刺さったそれを取って投げ飛ばす。直後に飛んで来る第二撃の槍を弾き飛ばすと跳んで取り、再び矢の代わりに放って続いて迫りくる武器共々粉砕、相殺した。

 だが武具は先ほどと同じく数を増やして再生され、再度少女へと襲い掛かる。

 少女は襲い来る刀剣を足蹴に跳び、飛んで来た剣を躱して柄を取って捕まえ、矢として放つ。白い光が炸裂して周囲の武器を粉砕し、残る武具の数を減らすとそれらを足蹴にして熾天使に肉薄し、自身が番えている矢を放つ。

 熾天使が盾で防ぐと、少女はさらに盾を足蹴にして跳び、熾天使の頭上を取っていつの間にくすねていたのか、熾天使の操る槍に自らの魔力を籠めて放って炸裂させた。

 凄まじい爆発は熾天使が足場にしていた街灯など融解させて、原型を崩す。故に熾天使はそこから飛び退くしかなく、なくなくコンテナの上に降りたが、自分の立ち位置が先より低くなったことには違いなかった。

 熾天使の怒りを誘うには、充分過ぎる。

「貴様……! 天界の天使たるこの私を、貴様ら俗物の立つところまで降ろす気か! その行いはもはや万死極刑に値する大罪である! もはや肉片の一つとて灰燼に変えて、世界から消失されることは決定されたぞ、俗物!」

「万死……極刑……不敬……灰燼……俗物……」

 初めて、少女が口を開く。今まで自分に向けて放たれた罵詈雑言の数々を数えるように繰り返して、跳んだ。

 コンテナの上にいる熾天使よりもさらに上の、コンテナを積むためにあるのだろうクレーンの上に立って、あろうことか熾天使を見下ろして告げる。

「愚者の戯言もそこまで来れば滑稽よな。たかが翼の生えた人型の模型が、粋がるなよ」

 少女と呼ぶには余りにも似合わず、歳相応の言葉遣いとは思えない。この場に来て初めて彼女が他の参加者に見せた表情は、嘲りを含んだ笑みだった。

「我をなんと心得る。すべての龍の原点にして祖。母なる海を統べる龍神にして海神たる、この世に現存する神、そのものなるぞ」

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