「現」

天井に希望とは何かと問いたところで返事は無いように、

僕は、僕自身に同じ事を問いたところで返事は無いよ。


僕は、天井の様に薄暗く冷徹なんだ。


隔離された空間の中に孤独。


時は止まることもなく進む、それさえも外の世界に程遠い僕を否定する。


薄い布団はまるで石のように固く、

優しさなんて架空であって存在しない。


生人形、自尊心が全くもって皆無。


周りから後ろ指を指され下を向く事しか能のない。


僕は、僕を否定する事しかできない。


ただただ、罪そのものとなって、

行動を起こすことなく静寂の中に潜み息をする。

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