100話達成記念

第100話 100話達成記念『人物紹介』

 100話達成記念として、主要人物を紹介をします。

 内容は更新されていくかもしれません。

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【安藤優斗】

・身長:172cm

・体重:55kg

・年齢:16歳

・誕生日:7月10日

・家族構成:父、母、妹

・好きな食べ物:味噌汁

・嫌いな食べ物:ナス

・特徴:特に無し。普通の少年。

・剣術の才能:無し(『最弱剣士』であるためいくら剣を振っても成長しない)。

・得意魔法:無し(魔力が無いため、『魔法』を取得する事は一生出来ない)。

・異名:5000ゴールドの最弱剣士(呼ばれる事は少ない)。


・人物:性格は穏やかで優しく、自分より他人が苦しむのを何よりも嫌う。困っている人を放っておく事が出来ない性格のため、面倒ごとに巻き込まれる事も少なくない。

 スポーツの成績は平均。勉強は得意ではない(特に数学が苦手)。

 家族との仲は悪い。この世界に来てから家族の元に帰りたいと考えた事はほとんど無い。


・特殊能力:『安藤優斗を好きになる者を引き寄せる』

 人の趣味嗜好が様々であるのと同じように、どのような相手を好きになるかも人によって違う。

 どんな悪人であったとしても世界中を探せば、その人間を好きになる者は必ず存在する。

 しかし、自分を好きになってくれる相手と出会えるのは幸運中の幸運だ。『自分を好きになってくれる相手』と一生出会えないまま人生を終える者も数多く存在する。


 安藤の特殊能力は、確率を無視して『自分を好きになる者』を引き寄せる。

 引き寄せる者は『安藤と出会えば、必ず安藤に愛情を抱く者』。

『安藤を好きになる者』であれば、たとえ魔物であっても引き寄せる。


 安藤の特殊能力は生まれつきのものだが、少学三年生の時まではずっと眠っていた。

活性化したきっかけは不明


 安藤の『特殊能力』に引き寄せられた最初の人間は三島由香里。


一度覚醒した特殊能力が自然に消える事は無い。


【菱谷忍寄】

・身長:160cm

・体重:46kg

・年齢:15歳→16歳(異世界で1年間過ごしたため)。

・誕生日:8月8日

・家族構成:父、母

・好きな食べ物:甘いもの

・嫌いな食べ物:辛いもの(安藤から貰ったものは除く)。

・特徴:黒髪に切れ長の目、整った鼻と口をしている美少女。

・胸のサイズ:E

・得意魔法:言霊の魔法、創造魔法、闇魔法。

・異名:イア国の『魔女』


・人物:元々は大人しい性格で、親の厳しい躾に絶対服従していた。

 そのため自分が生きる理由を見出すことが出来ずにいたが、安藤と出会った事により『自分は安藤のために生まれ、安藤のために生きている』と考えるようになった。

 大人しかった性格は、安藤との出会いをきっかけに攻撃的な性格へと変わる。


 自分から安藤を奪おうとする者、安藤に危害を加えようとする者は容赦なく排除する一方、安藤と自分のためになる人間に対しては、情を掛ける事もある。


 この世界に来てからはイア国の魔法使いとして、多くの敵を屠った。

 その褒美として貴族並みの領地と権力を与えられたが、同時に味方にも甚大な被害を与えているため、イア国では『魔女』を肯定する者と否定する者とで真っ二つに分かれている。

 意外にも料理が得意。今まで料理をしたことは無かったが、安藤を好きになってからは自分の手料理を食べて欲しいという想いで料理を猛勉強した。


【三島由香里】

・身長:170cm

・体重:54kg

・年齢:16歳→17歳(異世界で1年間過ごしたため)。

・誕生日:8月25日

・家族構成:父、母

・好きな食べ物:辛いもの

・嫌いな食べ物: 甘いもの(安藤から貰ったものは除く)。

・特徴:可愛いらしい顔をした黒髪の美少女。

・胸のサイズ:D。

・得意魔法:記憶操作魔法。

・異名:ラシュバ国の『大魔法使い』


・人物:安藤優斗の幼馴染。小学二年生の時点で一流大学の入試レベルの問題を難なく解く事が出来たほどの天才少女。しかし、天才ゆえに周囲とは孤立していた。

 そんな彼女に唯一優しく接したのが、小学三年生の時に出会った安藤優斗だった。

 安藤が自分に惹かれていると気付くのと同時に、自分も安藤に惹かれている事に気付く。 

 安藤の『特殊能力』に引き寄せられた最初の人間。

 元の世界でも安藤の『特殊能力』に引き寄せられる人間は大勢いたが、安藤に好意を持って近づく人間は全て三島が排除していたため、安藤に『自分はモテる』という自覚は無かった。


 得意の魔法は『記憶操作魔法』。

 触れた相手の記憶の消去、改竄を自在に行う事が出来る。これにより、敵に自分を味方だと思い込ませる事も、味方を敵だと誤認させる事も可能。

 さらに相手の記憶を消し、自分の記憶を上書きする事で『もう一人の自分』を作る事も出来る。

 三島由香里の記憶を上書きされた者は、自分の事を三島由香里だと思い込む。

 一度相手に触れさえすれば、後催眠のようにあらかじめ決めていた合図でその人物の記憶の消去、改変をする事も出来る。


 自分から安藤を奪おうとする者、安藤に危害を加えようとする者は容赦なく排除する点は菱谷と同じだが、菱谷のように安藤を無理やり自分の思い通りに動かそうとはしない。

 安藤の望みは全て叶えてやりたいと思い、安藤の喜ぶ事は何でもしてやりたいと思う献身的なタイプ。 


【ホーリー・ニグセイヤ】

・身長:158cm

・体重:45kg

・年齢:15歳

・誕生日:8月8日

・家族構成:父、母、姉(8歳年上)。

・好きな食べ物:ザラタンという巨大亀のスープ(協会が口にするのを禁止にしている食べ物は無い)。

・嫌いな食べ物:特に無し。

・特徴:神々しさを纏った白髪の美少女。彼女の姿を見ただけで、泣き出す人間もおり、彼女の笑顔を見るだけで失神する者もいる。

・胸のサイズ:F。

・得意魔法:光魔法全般。『協会の聖女』にしか使えない魔法も多数使える。

・異名:協会の『聖女』


・人物:「カガシ」という名の神を唯一神として崇めているこの世界で最も信者数の多い宗教『協会』。そのトップに立つ『聖女』。『聖女』の持つ権力は国王を凌ぐ。

 

 貧しい人々のために活動する心優しき一面と、自分の欲しいものはどんな手段を用いても手に入れようとする二面性を持つ。


 ホーリーが『聖女』となったのは、8歳の時。


『聖女』は代々自分の子供に引き継がれるが、子供が複数居た場合は先代の『聖女』が次の『聖女』を指名する。

 先に生まれた方を『聖女』に指名するのが慣例だが、先代の『聖女』は姉より魔法の才に秀でていたホーリーを次の『聖女』に指名した。

 だが、それを不服としたホーリーの姉は先代の『聖女』の死後、自分に賛同する一派と供に反乱を起こす。

 ホーリーと姉の骨肉の争いは数か月に及んだが、最終的にホーリーと彼女に賛同する者達が勝利した。

反乱を起こしたホーリーの姉とその一派は『協会』の権力を全てはく奪され、追放された。


『運命の啓示』:協会の『聖女』のみが使える魔法。この魔法は自分の意志では発動せず、ある時期に自然と発動する。この魔法が発動すると『聖女』は、この世界で自分と最も相性の良い相手の情報や位置を知る事が出来る。

 ホーリーはこの魔法を使い、安藤優斗を見付けた。


 歴代の『聖女』達は皆、『運命の啓示』が示した相手を結婚相手に選んでいる。

 その執念はすさまじく、たとえ『運命の啓示』が選んだ相手に恋人や伴侶が居たとしても、その相手から奪い結婚した『聖女』も居る。

 ホーリーの祖母も母(先代の『聖女』)も恋人の居る相手から男を奪った(非公開)。


 自分から安藤を奪おうとする者、安藤に危害を加えようとする者は容赦なく排除する点は菱谷や三島と同じだが、菱谷のように安藤を無理やり自分の思い通りに動かすことは無く、三島のように献身だけを安藤に与える事もしない。

 ホーリーは安藤と共に困難を解決し、共に歩んで行く事を望んでいる。


『運命の啓示』が示した通り、安藤優斗と最も相性が良いのはホーリー・ニグセイヤだ。


 最も、そんな事は他の者達には関係ないが……。


【アイビー・フラワー】

・身長:149cm

・体重:41kg

・年齢:16歳

・誕生日:10月10日

・家族構成:父、母、兄(5つ上)。

・好きな食べ物:スパゲッティ

・嫌いな食べ物:キノコ料理

・特徴:茶色の髪をしており、どことなくリスを連想させる小柄な少女。背が低い事を気にしている。

・胸のサイズ:D。

・得意魔法:物理的な攻撃を受け流す『流水』の魔法。

・異名:特に無し。


・人物:明るく素直で心優しい少女であるが、思い込みが激しい一面がある。

 代々、『流水』の魔法を扱う一族に生まれた。

 才能豊かな兄に対してアイビーには才能が無かった。そのため、両親の興味は兄に集中し、アイビーは家の雑用を押し付けられていた。

 家族に押し付けられた大量の買い出しの最中に魔物に攫われ、吸血鬼の元に連れて来られる。

 此処に居ては命がいくつあっても足りないと感じながらも、家には帰りたくないと思っている。

 命を救ってくれた安藤に強い恩義と愛情を感じ、「彼を守る事が自分の使命」と思うようになる。そして、いずれ安藤の恋人になる事を決めた。


『流水』の魔法の他にも基本的な攻撃魔法や防御魔法は使えるが、魔力が少ないため、威力はあまりなく、すぐに魔力切れを起こしてしまう。


 菱谷達と同じく、自分から安藤を奪おうとする者は容赦なく排除する。という考えだったが、安藤とどこか似ているアンドという女性との出会いや、ブルー・ドラゴンを倒すためにハナビシと共闘した事をきっかけに、心情に変化が起きる。

 ハナビシとの長い話し合いの末、『安藤をハナビシと分け合う』という考えに至った(安藤には何も言わず、勝手に決めた事)。


『流水』の魔法:物理的な攻撃を受け流す魔法。

 達人ともなると攻撃のダメージを受け流し、そのまま相手に返す事も出来るが、アイビーは攻撃をした相手を投げ飛ばすのが精一杯である。

 魔法による攻撃は一部を除き、受け流す事は出来ない。


・名前の由来:植物の「アイビー」から。

 花言葉は「永遠の愛」・「不滅」・「結婚」・「誠実」・「友情」。

 そして、「死んでも離れない」。

 

【ハナビシ・フルール】

・身長:180cm

・体重:82kg

・年齢:18歳

・誕生日:3月24日

・家族構成:父、母

・好きな食べ物:たんぱく質を多く含む食べ物。特に動物の卵や昆虫食を好む。

・嫌いな食べ物:糖質の多い食べ物(安藤に貰ったものは別)。

・特徴:背の高い金髪の美女。一見細身に見えるが全身を鍛えているため、筋肉量はとても多い。

・胸のサイズ:H。

・得意魔法:『肉体強化魔法』。ハナビシが唯一使える魔法。

 それ以外の魔法は使えないが、『肉体強化魔法』に関してだけ言えば天才的な才能がある。普通の魔法使いが『肉体強化魔法』で強化できるのはせいぜい五十倍。どんなに努力しても百倍だが、ハナビシは最高で二百倍も肉体を強化する事が出来る。

 ただし、二百倍に肉体を強化した場合、大きな反動が体に来るため、むやみに二百倍に肉体を強化する事は出来ない。

 異名:ジャイアントコング、歩く暴力台風(ハナビシに喧嘩で負けた相手が名付けた。ハナビシの前で言うと殺されるので皆、陰で言っている)。


・人物:両親からは虐待を受けており『愛』を教えられず育った。

 愛を知らずに育ったため、『他人と分け合う』『話し合って決める』『助け合う』という考えがなく、何でも力で解決しようとする癖がついてしまっていた。

 しかし、安藤と出会った事で、力だけではない強さがあると知る。同時に自分には無い強さを持つ安藤に強く惹かれ、安藤を力ずくで自分のものにしようとした。


 菱谷達と同じく、自分から安藤を奪おうとする者と安藤に危害を加える者は容赦なく排除する。という考えだったが、安藤とどこか似ているアンドという女性との出会いや、ブルー・ドラゴンを倒すためにアイビーと共闘した事をきっかけに、心に変化が起きる。


 生まれて初めて他人と協力したハナビシは、生まれて初めて他人と『話し合い』をする事を選んだ。


 アイビーとの長い話し合いの末、『安藤をアイビーとハナビシで分け合う』という結論に至った(安藤には何も言わず、勝手に決めた事)。


 サバイバル知識が豊富で、極寒の山から無人島までありとあらゆる環境で生きて行く事が出来る。ただし、料理は苦手。 


・名前の由来:植物の「ハナビシソウ」から。

 花言葉は「成功」・「希望の持てる愛」・「和解」・「私を拒絶しないで」など。


【クロバラ】

・身長:???

・体重:???

・年齢:不明。少なくとも千歳以上。

・誕生日:???

・家族構成:???

・好きな食べ物:生き物……特に人間の血(普通の食べ物も食べる事は出来る)。

・嫌いな食べ物:無し。


・特徴:本来の姿は形のない黒いスライムのような生物。他の生き物の血を吸う事で、血を吸った相手になる事が出来る。その時、血を吸った相手の記憶も得る事が出来る。

 血を吸った相手の記憶の中に居る誰かに変身する事も出来るが、その場合は変身した者の記憶を得る事は出来ない。 

 どの姿に変身していても自我は吸血鬼のままだが、性格は『変身した者』に引っ張られるため、自然と変身している者の口調や仕草をとってしまう。

 血を吸った相手の記憶の中に居る誰かに変身する場合は、記憶の持ち主がイメージする性格となる。

 例えば、吸血鬼が安藤の記憶を見て菱谷に変身した場合、吸血鬼は『安藤優斗がイメージする菱谷忍寄』の性格となる。

 写真や絵を見て変身した場合は、感情のない性格となる。

 ネズミのような小さな生き物から、ドラゴンのような巨大な生物まで、どんな生き物にも変身する事が出来き、上限は無い。

 また、光魔法など一部の魔法を除き、血を吸った相手が習得している魔法も使う事が出来るようになる。


・得意魔法: 闇魔法。

・異名:吸血鬼、生きている災害。


・人物:人間に化け、人間の生活を続けていたが、人間の『愛』という感情だけは理解出来ずにいた。

 ある日、亡くなった夫を深く愛していた老婆の血を吸ってその記憶を見た事で、『愛』という感情を知る。

 そして、自分も老婆のように誰かに大切に想われ、誰かを大切に想いたい。と、願うようになった。

 老婆が深く愛していた夫は物静かでとても優しい人間だったため。自分も同じように『静かで優しい愛』を持つ人間を伴侶にしようと決めた。


 だがその矢先、『聖女』との戦いに敗れ封印される事になる。

 

 千年後、封印から解き放たれた吸血鬼は行動を開始。自分の国を作り、大量の人間を攫い、『静かで優しい愛』を持つ人間を探した。

 しばらくして、吸血鬼は『静かで優しい愛』を持つ人間、安藤優斗と出会い彼を自分の伴侶にしようとする。


・名前の由来:植物の「黒薔薇」から。

 花言葉は「憎しみ」「恨み」「貴方を呪う」「永遠の愛」。

 そして「貴方はあくまで私のもの」。


【カール・ユニグス】

・身長:182cm

・体重:75kg

・年齢:29歳

・誕生日:5月15日

・家族構成:父、母、姉(1つ上)、弟(2つ下)、妹(5つ下)、弟(8つ下)、妹(10歳下)。

・好きな食べ物: 肉類(特にドラゴンの肉が好き)。

・嫌いな食べ物: シーサーペントの刺身(子供の頃、食中毒で死にかけてから食べられなくなった)。

・特徴:長年肉体労働をしていたため、ガッシリとした体格をしている。

・得意魔法:無し(魔力が無いため、魔法は一生使えない)。

・異名:陽気な大商人(商人仲間に名付けられた)。


・人物:性格は陽気で人当たりが良く、誰とでも仲良くなれる。『金と自分の命が全て』と仲間にはよく言っているが、お人好しでかなりの世話好き。

 子供の頃は父の商売を手伝っていたが、18歳の時に独立。世界を回り商売を始めた。

 長年商売の世界に居た経験から、人を見る目は確か。表情、態度、声色から、相手が嘘を付いているかどうかも分かるようになった。

 商売の才能もあり、これまでかなりの額を稼いでいる。

 取引相手の元から帰る途中に魔物に攫われた。

 自分が傷付けられても常に弱い者を助けようとする安藤を気に入り、安藤が持っている『特殊能力』について説明した。それからというもの、何かと安藤を気に掛けるようになる。


 カールと出会い、安藤はかなり救われた。


・特殊能力:『特殊能力を持っている人間を引き寄せる能力』。

特定の『何か』を引き寄せるだけの他の特殊能力保持者とは違い、自分が引き寄せた相手がどんな『特殊能力』を持っているかも知る事が出来る。

 安藤も彼の『特殊能力』に引き寄せられた。

 これまで、様々な特殊能力保持者と出会ってきたが、ほとんどが早くに死んでいる。『特殊能力』を持っている者は、自分が引き寄せる『何か』が原因で命を落とす事が多いため。

 カール自身も『特殊能力』を持つ者が引き寄せた『何か』によって死に掛けた事が何度もある。

 結婚願望はあるが、自身の『特殊能力』が原因で家族を危険な目に遭わせてしまう可能性が高いので諦めている。 

 

【リーム・メキセイ・ムメイ】

・身長:155cm。

・体重:計測出来ない。

・年齢:???歳。

・誕生日:4月1日。

・家族構成:母、姉(3つ上)、双子の妹(2つ下)。

・好きな食べ物:人間の精気。それ以外は食べられない。

・嫌いな食べ物:無し。

・特徴:少女の姿をしており、胸元が開いた黒い服を着ている。頭にはヤギのような角が二本生えており、背中にはまるで蝙蝠のような黒く大きな羽が生えている。

・胸のサイズ:推定E。

・得意魔法:『誘惑の魔法』。人間には無い特別な目、『魔眼』を持つ魔物のみが使える魔法。

 そのため『誘惑の魔法』は、『魔眼を持たない人間には使えない魔法』とされている。

 『誘惑の魔法』を解除する方法は三つ。

 一つ目、『誘惑の魔法』を掛けた本人が魔法を解く。

 二つ目、時間切れによる解除。個人差もあるが、『誘惑の魔法』は相手に魔法を掛けてから、十五時間から三十時間が経過すると、自然に解除される。

 三つ目、魔法を掛けた本人の『死』。

・異名:特に無し。


・夢魔について:夢魔。男性型の夢魔を『インキュバス』女性型の夢魔を『サキュバス』と呼ぶ。

 夢の中に侵入し、相手の精気を吸うが、よほど肉体が弱っていない限り、死ぬことはない。夢魔に精気を吸い取られた人間は、夢の中で夢魔に襲われた事を誰にも話せなくなってしまうが、これは戦闘力がほとんど無い夢魔が報復されないようにするためだと言われている。 

 サキュバスの肉体からは『サキュバスのキャンドル』という女性が相手を意中の相手を誘惑する時に使う道具を作る事が出来る。


 サキュバスの数は人間に比べると圧倒的に少ない。

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