前のエピソード――《SS⑭ ～『千年の刻を得て今、人類は最後の絶望を報される___。』～》

☆オボロ　21歳　身長174cm

＜見た目＞

　セミロングの黒い長髪を巻き上げており、カンザシや花飾りなどが所々に合間見える。ふわっとしているのはクセ毛であるため、手入れはあまりしていないもよう。日や場所によっては髪を解いている。

　外での活用を考慮した服装。サラシにホットパンツの上に法被一枚とアグレッシブな衣装であるが、こういった衣装は異国でもたまに見かけられるとのこと。足には小物入れとして結構な数のホルスターを巻きつけている。

＜性格＞

　細かいことは気にせず、豪快で自由気ままで適当な性格。スカル同様に金の話には目がない様子で彼とはウマが合う。ピンチになると子供らしくパニックになったり、命乞いを本気で仕掛けるなど、責任感がないような大人に見えるが、意外なところで面倒見がよい姉御肌の女性である。”恋バナ”に、何やら反応するようだが……？

＜経歴＞

　苗字はなく、オボロがフルネーム。

　王都の外で騒がれていた”山岳爆破”の爆弾魔本人であるが、アルカドアの計略により騙されていただけであり、王都にやってきてからは騎士団とアルカドアの両方に追われる身となり、何でも屋スカルに命懸けで身を寄せていた。

　アルカドアの一件が全て解決した後は、山岳爆破による被害額の賠償を言い渡され、それが終わるまでは王都の外へと出る事は禁じられる。いうなれば、とても払いきれる額ではないため、王都内の永久投獄と言っても過言ではないだろう。

　助けてくれた御恩を返すため、何でも屋スカルの一員として働くこととなった。