第5話

プロローグ


『――……………。――………………』

『閣下、……………………!?』

『世界を……、……………』

『かし………ま……』

「……ちやが、れ……」

『創造主よ……妹を取り返したければ、その力で……世界を変えるのだな』

「待ち……やがれぇ――」


「――ぇええ――っ!?」

 柊真染ひいらぎしんじは勢い良く上半身を起こし、目を覚ました。

 時刻は朝の四時半過ぎ。日が登るには少しばかし早く、カーテン越しでもわかる程に外はまだ月が支配する暗夜に包まれていた。

「……はぁ……はぁ……はぁ……」

 パジャマは大量の汗でぐっしょりと肌にベタつき、額に手を当てると肌だけでなく髪からも汗が滴り、まるでシャワーを浴びた直後のようになっていた。

 そんな状態、そしてこの状況を作り上げた元凶に対して真染はただ、悪態をつくしか出来なかった。

「くそっ…………最悪な夢だ」



「…………ふぅ」

 ここは浴室。

 真染しんじは大量の汗を拭う為、普段はしない朝シャンをしていた。

 打ち付ける水圧がいつにも増して痛覚として感じられはしたのだが、不思議と心地は良かった。まるで身体中から溢れる憎悪や苦しみといった悪腫あくしゅへの沈静剤を打ち込まれているかのようだった。

 だが、そんなのはしょせん気休めに過ぎなかった。

 シャワーを終え、それからいつものように食事と身支度を済ませるのだが、さらに今日はいつもとは違い、あの痛々しいコメント達が何一つ出ず朝の支度全てを事静かに済ましていっていた。

 明らかに真染はいつもの調子ではなかった。

 ちなみに、真染は昨日の夜の事はあまり覚えていない。

 正確には、昨日出会った兄妹――紗妻一騎さづまいっき、それから海美歌うみかと別れ、独りになってからの記憶が曖昧になっている。

 気が付いた時には、あの悪夢に取り憑かれ汗だくになって目を覚ましていた。

 真染がこの三年間であの悪夢を見たのはこれで二度目。

 一度目は、妹の小鞠こまりを失った翌日。あの時も今日のように大量の汗をかいたが、それと共に当時は、涙も流した。小鞠を失った事、己の無力さ。

 当時十四歳だった真染にとっては耐え難い苦しみであったと考えれば当然であろう。

 だからこそ、三年間苦しみ、そしてようやく手に入れた小鞠を助ける為の手掛かりは、真染が涙を流さず強くいられる強大な原動力となっていた。

「……ふぅ。でも、焦っても仕方ないか。今日学校に行けば明日から休みだ。そこで今一度状況を整理するとしよう。さて、ここにいても仕方が無いし学び舎で仮眠でも取るとするか」

 こうして身支度を済ませた真染はいつもより早く、ゆとりを持って登校して行った。


「おはよう、兄さん。珍しく朝早いわね」

 ここは紗妻兄妹の家兼作戦本部である地下施設。

 白を基調としたブレザータイプの制服に身を包んだ紗妻海美歌が兄である紗妻一騎の部屋へ行くと、一騎は白衣を羽織り単調ならではのスムーズなタイピング音を奏でながらパソコンと向き合っていた。

「やあ海美歌、おはよう。早速訂正させてもらうが朝は早かったわけではないんだ。つまりは――」

「昨日からずっと起きてたのね。一体何が兄さんをそこまで駆り立てのかしら」

 海美歌が視線をずらすと机の上には飲みかけのエナジードリンクが一本、それから飲み干された二本が置かれていた。

 平然を装っているみたいだが、目の下も薄らと黒くなっており多少の無理はしているようだ。

 そんな自身の状態にこれ以上干渉させたくないようで、一騎は海美歌へ問いかける。

「海美歌は変だと思わないかい? タイミングが良過ぎると」

「タイミングが、良過ぎる……?」

「ああ。僕らが真染君に接触したその日に、いきなり《スタグナー》が二組も現れるなんておかしいと思うんだ。まるで真染君、いや僕等が監視されているのかもしれないと疑わざるを得ないほどにね」

「もしかして、真染君は私達へと導くためのおとり、いや……まさか、スパイ?」

「いや、その線は薄いだろう。あれが演技だとしたら、彼は俳優として大成功するだろうね」

 ううーん、と椅子から立ち上がり思い切り伸びをした一騎は、微妙に残っていた三本目のエナジードリンクを飲み干し、残りの二本も持って出口へ向かう。

「ただ、真染君はきっとこの戦いに巻き込まれるのは必然であったということは間違いないだろうね」

「柊、真染…………あ、そういえば兄さん」

「ん? 何だい」

 出口に向かう一騎は足を止め、海美歌へと向き直る。

「真染君で思い出したのだけど。今日、あそこに行く日だったわ」

「ん……? ああ、そういえば今日だったね。なら尚更だな。海美歌、お前も十分に注意するんだぞ」

「……ええ。分かってるわ」

「よろしい。それじゃあ、行ってらっしゃい」

 一騎はそのまま大きな欠伸をしながら部屋を出て行く。海美歌は離れて行く兄の背中へと簡単に挨拶を済ませる。

「行ってきます。兄さん」




「はぁー……」

 深い溜息と共に、机にうつ伏せる真染しんじ

 時は朝のホームルーム前。

 部活に青春を捧げる者達にとっては朝練に費す時間だ。

 教室には真染の他にも若干名のクラスメイトが早く教室に来て会話を楽しんでいる中、真染は一人で自身の机に項垂れていた。

(仮眠出来るなどと高を括った俺が愚かだった。こんなにも朝の教室が騒がしいとは)

 これ程までに朝早く登校したことのない真染は、浅はかな考えをした己とクラス内の会話に対して憤りを露わにする。

 そんな真染……いや、普段の真染にもそうそう話しかける人などいない。だから真染は多少雑音がするがこの時間に少しでも脳内の整理が出来るとポジティブに考えていた。

(まあいい。それならそれで現状の整理をすればいいだけの事だ)

 だがその考えは近づいてきた足音によって儚く消えていった。

「お、なんだなんだ? こんな朝早く学校に来てるなんて珍しいな。それに、今日は一段と静か、いやクールじゃないか、真染」

「…………余計なお世話だ。……芥川あくたがわ

 真染に話しかけた、芥川と呼ばれた男は――黒髪の長身痩躯。ワイシャツの第一ボタンは外しているが、綺麗に結ばれたネクタイを上まで締めている為、清楚な印象を与えていた。

「まだそのアダ名で呼ぶんだな。まあ、俺も何だかんだで応えちまうから、しゃあないか」

「ふんっ。貴様のその痛々しい本名よりは幾分もまともだと思うがな。高月巳影たかつきみかげ

 皮肉を込めて応える真染は、さりげなく改造を施した制服に、ボサボサで無造作なままの髪型をしている。一方でそんな真染へ対し嫌な顔一つせず、むしろ爽やかな笑みを浮かべる巳影は、校則に則って制服を着用し、髪型には拘りがあるのか、ツーブロックや一部が長くなっていたりしていて、もちろんキチンと整髪料でセットされている。

 傍から見ればこの二人が会話をする姿は違和感しかないだろう。

「そうか? 俺は結構気に入ってんだけどな、自分の名前」

「ずいぶんと親孝行なこった」

 はいはい、と真染の嫌味を軽く流し、前の椅子を引いて腰掛ける巳影。片肘を真染の机に乗せて話しかける。

「それで、何があったんだ? お前の数少ない友達、中学からのよしみとして悩みがあるなら聞いてやるぜ」

「ふんっ。貴様のようなリア充には到底理解出来ないような壮大な出来事があって、思考が混沌としているのだ。そんな憶測のまま語る事など不可能だ」

「おや〜、創造主である伊邪那岐いざなぎ様でも出来ない事があったんですな〜」

「馬鹿にしやがって。そういう時だけ我が真の名を軽々しく口にするな」

「まあまあ。その名前で呼んでやるのも俺くらいなんだからいいじゃないか」

 いや、アイツも呼びそうだな。などと独り言を言う巳影。視線をずらせばクラスメイトに手を振り、と忙しいこと極まりない。

「……そんな事、無いけどな」

「ん? 何か言ったか」

「な、なにも言ってない」

「そか。まあ言いたくなったら言ってくれよ。相談には乗るし、それに俺達でよければ力にだってなるよ」

「俺達……って、貴様の所属するあの変な団体か。たしか去年の文化祭で学校初のヒーローショーを企画し実行したという変人が代表を務めるって噂の……」

「あのなぁ……俺一応そこの副代表なんだけど。よくもまあ当事者がいる前でそんな毒を容赦無く吐けるよな」

 そこで巳影は席を立ち上がる。座っていた椅子はきちんと元に戻して。

「たしかに時々解読難解なメッセージ送ってくるし、突拍子もない事も言ったりしたりするけど、一緒にいて飽きないし、すげー面白いんだぜ。まあ、一緒にいて飽きないのはお前もだけどな、真染」

「俺の言葉は難解なんじゃない。この次元の貴様らには理解の及ばない領域にあるだけだ。勘違いするなよ、芥川」

「はいはい。中二病乙おつ」

「中……!? 芥川! 中二病なのは貴様だろう! そもそも貴様の名前は――」

『高月くーん』

「ん? はい、そこまで。なんか呼ばれてるから行くな。まあ今度うちのメンバー紹介してやるから。またな」

 どうしたー、と巳影は教室の入口へと向かっていった。

『これ、物凄く急いでた人が、たっつみーに渡しといてー! って言って走り去ってったんだけど……』

「ありがとう。なんか、スマンな。えー何なに……って!? また今日は一段と難解だなおいっ!」

 なんて会話が教室の最後列の窓際に座る真染の所にまでも聞こえてくる。

「……はぁ……。騒がしくてかなわん」

 結構、真染は状況を整理出来ず授業を迎え、いつもの様に深い眠りについていくのであった。


 真染が巳影に絡まれる時と同じくして、飼育エリア――


 蓮山高校では、うさぎやニワトリ、池ではコイを、その他にもロバやカピバラといった一般校にしては珍しい動物も含め、総勢十種類程の動物が飼育されている。

 その一角で動物の餌を持った生徒が一人、うめき声を上げ、空いている手で頭を押さえ膝から崩れ落ちる。

「……う、うぅっ…………」

 その腕には《デリュージョンリング》がはめられていた。

『…………』

 そして、日の光が当たらない建物の影にいる人型のシルエットは、その様子をしばらく見届ける。

『……ああ、問題はなし。あとはリングと彼の潜在意識がリンクすればってとこだね』

 独り言のような話しを終えると、シルエットは奇妙なことに地面の中へと沈んでいった。


 放課後――

(……どいつもこいつもさっさと帰らねぇかなぁ)

 大半が部活、アルバイト、翌日からの休日に備えて早々に教室を出てはいるのだが、金曜の放課後ともあり教室内には真染しんじの他にもまだ十名程生徒が残っていた。

(俺が帰還してもいいのだが、やしきに戻ったところで一人になるわけじゃないからなぁ……朝早かったし、今一度仮眠をとるとするか)

 朝と同じように机にうつ伏せて睡眠の体勢を整える真染の下に一人の生徒が近づいて来る。

「よっ。真染はまだ帰んないの?」

「…………たった今この後の為に、仮眠をとろうとしていたのだ。だが芥川あくたがわ、貴様に丁度邪魔をされたところだ」

 そう、教室に残っていた十人程の中には芥川こと、高月巳影たかつきみかげも残っていたのだ。

「そんな悲しくなるようなこと言うなよ、冷たいなぁ」

「俺はただ事実を告げただけだ。それで、俺様に何か用か?」

「んー、用っていう用は無いんだよね。とりあえずの暇つぶしだな」

 そう言うと巳影は、朝と同じように真染の前の席に座る。

「ひ、暇つぶしごときで俺の眠りを妨げたというのか……貴様なら俺以外にも話しかけるヤツなど腐る程いるだろう」

「いやいや、腐る程はいねぇよ。それに、俺はお前が思ってるようなリア充じゃないし、友達だってそんなにいないんだぜ」

「そんな誇ったようにカミングアウトされてもなぁ……」

「だから頼むよ真染! 活動が始まるまでの時間でいいからさ」

「……ああ、分かったわかった! 少しだけだからな」

「サンキュー。そういえば、真染」

「何だ?」

「最近中二病みたいな力に目覚めて争ってる奴らがいるっていう噂があるんだけど、何か知ってんか?」

「――ッ!?」

 一瞬で真染は背筋が寒くなる感覚を覚えた。

(な、何でコイツがその事を知ってるんだ……いや、噂って言ってたな。てことは、まだ確信には触れていない)

「……何だそれは。言っとくが、この俺様は中二病なんぞというそんな幼稚な人種ではないからな」

「いやいや、別に真染の事言ってるわけじゃねぇし。それにあくまで噂だからさ」

「一体そんな噂どっから降ってくんだよ」

「別に降ってはこないけど、ネットとか……あとはうちの生徒がヒソヒソと話してた……気がする」

「随分とあやふやなんだな」

「まあ噂ですから。そっか、真染も知らなかったか」

「それなら話しは終わりだな。よし良い感じに時間も経っただろう。さっさと活動とやらに――」

「話しは変わるんだけどさ、真染――」

「何なのだ貴様はっ! というか芥川。貴様は何故今日に限ってこんなにも俺に絡んでくん――ッ!?」

 最後まで言い終わる前に真染は窓の外へと意識を集めた。

(この感じ……まさか!?)

 真染は一番後ろの席なのをいい事に椅子を思い切り押し飛ばして教室を出ようと走りだす。

「お、おい真染どこ行くんだよ?」

「緊急事態だ! 今は貴様と話してる暇はない!」

 それだけ伝えると全速力で違和感の元へと向かっていった。

(まさか、新たな《スタグナー》の襲撃か? だったら直接俺に仕掛けてくるはず……いや、ここの人間を人質にするとか? だとすれば滑稽なんだかな)

 真染が最後の階段を降りきり一階に差し掛かろうとしたその時――


 ワンワン! ニャー! コケーッ! ……――


「――いやいや……」


 クワッ! クワッ! ゲコッ! …………――


「いやいやいやいや……ここは動物園かよっ!」

 下駄箱付近から校庭にかけて犬に猫、ニワトリ・アヒル・カエルその他様々な動物達が思うがままに躍動していた。

 パニック半分興味本意半分といった具合で生徒達はお祭り騒ぎ。

 聞き付けた教師達は盛んになった生徒達の対応に追われ後手に回っていた。

(何なんだよこの状況。ただ、さっきから感じるあの空気感はこの辺りでもあるって事は……)

「ここなら世界をぶつけてこの騒ぎを止められる。よしっ!」

 真染は左右を見渡し人気が無い場所を見つけると、腕に付けた《デリュージョンリング》に意識を集中する。そして小声で自称真の姿へと戻る為の祝詞のりとを唱え始めた。

「我が名は万物の創造主、伊邪那岐統夜いざなぎとうや。その名を――」

「おお、いたいた! こんな所で何してんだよ真染!」

「うぉぉぉおおおお!」

 咄嗟に祝詞を中断し、声の主――高月巳影に背を向ける。同時に《デリュージョンリング》は制服の裾で覆い隠す。

「緊急事態だっつうから何事だと思って来てみれば……たしかにこりゃあ緊急事態だな」

「だからそう言ってるだろう。それで、貴様はこの状況を見てどうしようというのだ?」

「言わなくたってわかるだろ。この問題を解決して平穏な日常を取り戻す!」

「口だけは一丁前だな、芥川」

「そんな口だけな理由わけないだろ。さすがに策も無しにこんな状況には飛び込まねぇよ。なに、既に手は打ってある」

 自信満々に語る巳影達の下に二人の生徒が近寄って来る。さっそうと近づいて来るその姿は、まるでヒーローさながらといった様子であるのだが。

「うぃー! これ動物園みたいでスゴイな!」

「にゃんぱそ〜。まさに、フレンズの楽園WOWWOW」

 だが、その二人の第一声は風貌を台無しにするような独特なものだった。

(……な、なんだよコイツら)

 そんな二人を前に、真染は声を出せずにいた。


エピローグ


「うぃー。にゃんぱそ〜。紹介するよ、二人が俺の仲間で所属する団体『TECティーイーシー』のメンバーだ。二人とも、手短に頼むな」

「うぃーうぃー! 駒崎太陽こまざきたいようです!」

 学校指定のロングタイプのジャージを履き、見慣れないロゴの入った赤のTシャツを着た男――太陽は二本指を立ててビシッ! っとポーズを決める。

「いや、それは手短すぎだろ……まあいいや。太陽がうちのリーダーだ」

「コイツが、あの変人か」

「うぉい! 別に変人じゃねーぞー!」

「はいはい、論点ズレてるから。ホイで次」

「ははっ! どーも、お絵かき担当の天野宮智あまのみやさとしです! ヨロシコ!」

 眼鏡を整え握手を求める智。

 一応礼儀として真染しんじはその手をとり簡潔に自己紹介を済ませる。

「……どーも。柊真染です」

「お前も手短過ぎだろ……もういっか。さて、自己紹介も済んだ事だし早速始めよう。太陽、手筈はどうなってる?」

「とりあ用務員さんからコレを借りてきた! それから野球部にも手伝わせる事に成功した! さとしーの方は?」

 太陽が尋ねると智はポケットから一つの鍵を取り出す。

「飼育小屋の鍵はバッチリでさぁ。それと生徒会メンバーと剣道部も各々動き始めてもらってまっせぇ」

「うぃー! サンキュー!」

「相変わらず、二人とも流石ですわ」

「芥川……スマンが全く話しについていけないのだが」

「オケオケ。時間無いから移動しながら話すよ。んじゃリーダー、いつものいきましょうや」

 そう言うと三人は自然な動きで円陣を組んでいく。真染も巳影に引っ張られるように輪に入る。

「よしっ! いくぞ! クリエイティブ全開! ――」

「「「TECティーイーシー!!!」」」

「…………」

 盛大に気合を入れた『TEC』のメンバーはそれぞれ意思を持って動き出す。真染は何が起きたかわからずただ立ち尽くすしかなかった。

「ほら、ボーッとしてないで俺達も行くぜ」

「あ、ああ」

 そんな真染を引っ張る様に巳影が目的地に連れていく。

 

 こうして、真染は真染としてこの動物騒動に立ち向かわなければならないのであった。


―続―

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