第四章 新製品

第四章 新製品

多香子は、その翌日から毎日製鉄所の掃除にやってきた。製鉄現場である裏庭にはやたらに入ることはできなかったが、それ以外の場所で掃除する場所はかなりあり、全部掃除すると一日はすぐにたってしまう。エアコンだけではなく、廊下も食堂も中庭も、みんな広いので時間なんかすぐにたってしまうのだ。それに、日本風の建物であったから、コンセントが設置されている箇所が少なく、掃除機が使える範囲は食堂くらいなものであり、他はすべて雑巾で拭かなければならなかった。これに不満を漏らす人が結構いるらしいが、かえって掃除機は使わないほうがやりがいも出るのではないかと思われた。

こうなると、レジ打ちの仕事はやめた。そんな仕事であれば、特に技術も資格もいらないので、募集している会社は結構あるから、すぐに戻れる。青柳先生から出された給金で、一人だけだから十分やっていける。それにこっちで掃除をするほうがよほど楽しかった。ご苦労様ですと、製鉄所の利用者たちから声をかけられるだけでも、うれしい気持ちになることはできた。でも、娘を盗られた悲しみはどうしても消えなかった。

その日、一日の掃除をすべて終えて、道具の片付けに縁側を通りかかったところ、縁側に水穂が正座で座っていた。

「今日はご体調、いいんですか?」

思わず、声をかける。

「ええ、まあ。今日は涼しいので。それにあんまり寝ていると体も鈍りますから。」

そう返事をしてくれただけでもうれしくなってしまうのは、やっぱり自分は凡人だなというか、下級人であると言わざるを得ない。こういう綺麗な人に声をかけられてうれしいなんて、上級の人は思いもしないだろうから。水穂も、そういう事はやめてもらいたいなと考えているのだろうなと思ったので、

「すみませんこないだは。ご挨拶するほうが先でしたよね。あたしも、まだ駄目ですね。いきなり大人げない事口にして。」

と言った。

「いいえ、かまいませんよ。まあ確かに、女性ほど容姿の事でほめられてうれしいという気にはならないですけど、僕自身もある意味武器にしてきたことも確かですから、認めざるを得ないかなと思ってますから。」

「すみません。そんなこと言っていただけるなんて。」

改めて、すごいことを言ってくれるなと思う。

「あの、ちょっとだけそこに座っていいかしら。」

勇気を出してそんなセリフを言った。

「どうぞ。かまいませんよ。」

答えは意外にも簡単。そこに疑問を持つ人は持つのだが、多香子は持たなかった。それよりもここまで綺麗な人が、すぐ近くにいてくれるだけで十分満足だった。

「そんなに、もじもじしなくても。」

と、彼が言った。そんなこともすぐにばれてしまったのか。やっぱりあたしは、すぐに出ちゃうタイプなのかな。

「あ、やだ、ごめんなさい。私ったら困るわ。もうなんでこんな風に、もう、恥ずかしいですね。」

「まあ、女の方ならそうなりやすいでしょうからね。」

「でも、テレビタレントに夢中になる若い人ならともかくも、この年で全く恥ずかしいわ。」

「いや、どうなんでしょうね。韓国の俳優に夢中になるとか、東北のスケート選手に夢中になるとか、そういう人は結構いますから、良いのではないですか。人間誰でも、そうなるもんでしょうからね。」

まあ嫌だ。私ったら。娘は絶対そうならないのに、なんでまた自分はそうなってしまうんだろうな。

「もういやね。娘がいたころは、絶対にそういう事はしないなんて言っていたのにね。」

「いいんじゃないですか。戦争に行くわけでもないんですから。」

「いいえ、受験というのはそういうものだと、学校の先生からうるさいほど言われました。贅沢は敵だという言葉はさすがに使わなかったけど、学校なんて、戦時中の暮らしと変わらなかったのではないかしら。」

「今でもそうですか。本当は大したことないんですけど、学校ではどうしてそういう風にしてしまうんでしょうね。大体、ここに来る人もそれで躓くんですけどね、あきれて仕方ありません。そういう人は増える一方で困るんですよ。これだけ被害者が多いのに、なんで誰も気が付かないのか不思議なくらい。」

「そうなんですか?」

思わず多香子がそう聞くと、

「はい。みんなそうです。それさえなければ、すごい芸術的な能力もあって、芸術分野で大成できるだろうという人も少なくありません。でも、日本ではそこに気が付くのが遅すぎるのと、特に公立学校に多いんですけど、そういう人は非国民扱いされてしまうみたいで。僕みたいに、歴史的な事情があったなら別ですが、どうも理由がないのに、そうなってしまうんですね。そのあと彼らが正常になってくれるには、何十年も時間が必要なのを知らないんですかね。ほんとに、声を大にして言いたいですけど、どうも学校の先生たちは、生徒をそういうものから引き離す行為を、勇ましくてかっこいいと思い込んでいるようで、勘違いもいいところですよ。」

水穂はいかにも非常に困るという表情で、そう語ってくれた。多香子は、思わず、自分の困っていたことを話してしまいたくなった。

「うちの子もそうだったって、別れた夫が言ってました。私は、仕事が忙しくて何も気が付いてやれませんでしたけど、学校でそういう台詞を言われてかなり悩んでいたようです。だからもう学校には行かなくていいからと言ったんですけど、そうしたら、先生の声が聞こえる聞こえると言って、もう半狂乱になって。まあ、いわゆる統合なんとかというそうですが、長すぎて忘れてしまいました。同居していた私の両親は、ただやめさせろと怒鳴るしかできないし。」

「あ、あれですか。確かにややこしい病名なので忘れたほうが賢明です。まあ、そうでしょうね。高齢者というのは大体そうなりますよ。特に、地方であれば情報も少ないでしょう。」

水穂さんの言うとおりだった。これにまつわる文献も非常に少なくて情報入手に困っていた矢先、テレビではこの病名の患者が、隣近所の人を大量に殺したという事件が話題になって、多香子自身も村八分扱いされたこともある。

「母は、一生懸命娘を救おうと思って、支援センターとか探してくれたんですけどね。でも、全く通じなくて。それで、うつ病になり自殺しました。これが本当に計算違いで。そのあとの生活ときたら、娘は働けないし、父は働けと怒鳴るしかできないから、もう、どうしたらいいものだったか。夫は、婿取りでしたから、あんまりそういう事に手出しができなくて、何も言えなかったんだと思います。結局、娘が自殺するまでは、家に平穏というものはありませんでしたね。娘の葬儀が終わった後、夫は待っていたかのように出て行って、父は老人ホームに入りました。それ以来、私は、あの二人とは全く連絡を取っていないんです。」

「なるほど。つまり婿取りということは、商売か何かしていたんですか。例えば、呉服屋さんとか、薩摩焼のような伝統的な工芸品でも販売していたとか。」

水穂もそこが少し疑問だった。例えば、自分のような家庭では、結婚するというのはおぞましい人種差別から逃げる手段でもあるので、比較的早く縁談が持ち込まれることが多い。中には苗字一つで部落民とわかってしまうことも多く、結婚して苗字をかえれば多少ごまかせることが多いのである。なので、男性が改姓する、即ち婿取りとなることは別に珍しいことではないし、本人も抵抗はないことが多いが、通常の結婚では極めて少なく、伝統に関わる家でないとありえない話になっている。

「いいえ、今でこそはっきり言えますが、今の時代であればそれは必要なかったと思います。まあ、明治とか大正とかそういうときだったらまだあったかもしれません。でも、父はとても怖い人だったから、私はどうしても逆らえなくて、しぶしぶ承諾したんです。今は、そんなこと、しなければよかったと思います。」

そこだけははっきりしておきたかった。こんな余分なことをしたからそもそも間違いだったのだ。そうじゃなくて、私は嫌とはっきり言えていれば、他の女性たちと同様な結婚をしていれば、娘を被害者にすることもなかった。

「水穂さんが言っていた、呉服屋さんとか、そういう商売であれば別ですが、でも、私後で聞いたけど、呉服屋さんでもお嫁に出してしまうことは結構あるそうじゃないですか!」

「そうですよ。それに呉服屋さんは昔みたいな世襲制度はないですから、偶然雇った職人の一人が店長になって店を継ぐということもあります。この前張替えに来てくれた畳屋さんもそうでした。貫禄がない人でしたので、大丈夫かと思いましたが、後継者がないから仕方ないと、先代が言っていましたよ。幸い、僕の心配は杞憂だったようで、今はちゃんと畳屋さんをやってくれていますけどね。」

少し、疲れてしまったのだろうか。それを言い終わって三回せき込んだ。

「あ、ごめんなさい。長々話し込んでしまって。もう、横になったほうがいいですね。ほら、また血が出たら困りますものね。」

と、多香子は言ったが、彼の手指の間から、赤い液体がぼとっと落ちる。

「生前の母から聞いたんですけど、岸和田の方だったかな、そういう症状に特化した病院ができたって言ってたから、」

「いや、無理ですね。岸和田は遠すぎますよ、ここからじゃ。新幹線代だってかかるでしょうしね。」

「じゃあ、あたしが調べてきましょうか?もっと近くにあるかどうか。」

「どうですかね。果たしてあるのかな。よく知らないんですよ。今行っている内科の病院だって、さほど知っているというわけでもなさそうですし。まあ、静岡ですからね。あんまりいいところもないし、赤ひげ先生のような、良い医者はいませんよ。」

うん、それは確かにそうだ。娘の時もそうだった。娘を精神科に連れて行ったときも、女性であるから悪いなんておかしなことを言う医者にしか会わなかった。中には、患者をとても大事にしてくれる医者もいると言われたこともあったが、そういう医者は東京とか大阪などの大都市にしかおらず、そこへ行くには確かに新幹線代もかかってしまう。

「あたし、少し調べてみますよ。呼吸器内科とかそういうところに行けばいいでしょう。富士の中央病院は評判が悪いことは私も知っていますから、それ以外のところで。」

「ええ、あそこは避けてほしいですね。あんな古臭くて冷たい病院の、どこがいいのかっていうくらいひどいですから。」

「やっぱりそうですよね。もうちょっとはやく、市長さんもあの病院の改善、命令してくれないものかしら。」

「はい。上の人って意外にそういうところは見ないから、」

咳に邪魔されて全部言えなかった。多香子は急いで背を叩いて、吐き出しやすくしてやった。

「ごめんなさい。たてますかなんて失礼かもしれないですけど、横になって休んだほうが。」

「すみません。」

せき込みながら水穂は立ち上がった。多香子は、自分につかまってもらうようにいった。驚くことに、彼の身長は、女性の多香子とたいして変わらなかった。多香子は、そっと彼の手を引いて、彼の自室まで連れて行ってあげた。

ふすまを開けると、超高級な真綿布団が敷いてあった。ずいぶん不自然だが、誰かにもらったと聞かされている。と、いうことはつまり、尊敬されているという事か。それとも、愛されたということか。まあ、ここまで綺麗な人であれば、女性からこういうものをもらっても不思議はないと思った。とりあえず、水穂本人にはその布団に座ってもらって、

「これでいいんですか、止血剤。」

と、机の上に置いてあった粉剤を彼に見せる。水穂がせき込みながらもはいといってくれたので、隣にあった水筒と一緒に彼に手渡すと、一気にというか、かろうじて飲み干した。

「ご迷惑おかけしてすみません。数時間寝れば、何とかなると思いますから、お宅の事情もあるでしょうし、おかえりになってくれてかまいませんよ。」

と、言われても、心配なので、おかえりなんてできるものではないのだった。

「そんなことより、早く横になってくださらなければ。」

「横になると、すぐ眠たくなるから、お礼もできなくなりますし。」

そんなことは気にしないでいいから、とにかく横になってもらいたかった。

「薬回ってしまうと、本当に嫌なので。」

「嫌なんて言わないで、休んでいただきたいです。」

多香子は無理やり彼を布団に寝かしつけた。なんだか、子供を寝かしつけるのと似たようなものだったが、お話を語り掛ける必要はなかった。言った通り、強力な眠気をもたらしてしまうらしく、すぐに眠り込んでしまった。それでもおかえりをする気にはなれず、目を覚ますまでいてやろうと心に決めた。

と、その時。

「こんばんは!遅くなってすみません!やっと仕事が終わりました。いやあ、疲れたなあ。もう、いっそいでこっちまで来たけれど、こっちは意外に遠いですねえ。ああー、疲れた疲れた。」

でかい声と一緒にガラッと玄関の戸が開く音がする。誰かお客さんでも来たのだろうか。こんな時にセールスでも来られたらまずい。すぐに断らなければとふすまを開けようと思ったが、お客さんはどんどん中にはいってくる。鴬張りの廊下がけたたましくなる。先生は止めないのかと思ったが、学会に出るために東京に出ていて、明日にならないと帰ってこない。

どうしようと迷っている間にも足跡は次第にでかくなってくる。そうなったら自分が止めなきゃだめだと思った多香子は、ふすまを開けて、廊下に出ると、なんだか派手な布を抱えた、須藤聰と鉢合わせした。

「あれ、新しい利用者さんでも来たんですか。俺も、以前ここでお世話になっていました。名前は須藤聰です。」

と言って、聰は急いで敬礼した。それなら一応常識もあるのだろうか。

「利用者さんじゃありません。私は、お手伝いでこちらで働かせてもらっています。それよりなんの用事ですか?青柳先生なら、学会に出ていますけど。」

「あ、そうですか。ついに雇ったんですか。あー、なるほどなるほど。はい、それは知っていますよ。先生がいらっしゃらないなら、水穂さんいますかね。」

馬鹿になれなれしいなと思った。思わず、嫌悪感を抱いてしまって、

「いますけど、今はお休みされていますから、また後で来てください。」

と言った。

「そうですか。いよいよ、そうなるようになりましたか。まあ、代理人を雇ったというだけでも想像がつきますな。実は俺がここにいた時から、それ、問題だったんですよ。確かに慢性的な人手不足で。俺もそうだったけど、たたら製鉄って、誰かが抜けて手伝うということができないので、雇うしかないんですよね。まあ、確かに水穂さんにはエアコン掃除なんて、かわいそうすぎると思っていたんで、そうなったらそうなったで、また出直してきます。」

多香子はほっとしたと思ったが、ふすまを閉め忘れたことに気が付かなかった。そのせいでこの会話は水穂の居室にまで丸聞こえで、気が付いた食堂のおばちゃんこと塔野澤恵子さんが、

「水穂ちゃん、ちょっとだけでいいから、起きてやりな。せっかくブッチャーが来てくれたんだから。あんたも知っているだろ、あそこの地区は交通の便が本当に悪いんだから。」

と、眠っていた彼を揺さぶり起こす。水穂も、少しばかり寝ぼけ眼で目を覚まし、

「ブッチャー?あ、あの須藤さん?」

と、頭を振りながら、布団の上に座った。

一方、廊下では、

「それじゃあですね。俺、出直しますけど、空いている日があったら、教えていただけないでしょうかね。こう見えても忙しくて、できれば具体的な日付がわかったほうが、動きやすいんですよ。」

と言って、聰は手帳を広げるが、全く、他人の事など考えない営業マンだなあと、多香子は腹が立って、

「体調の回復なんて、ロボットじゃないんだから具体的に何日なんて言えませんよ。ガソリンくれればすぐに動くというものではないですよ!」

と言い返した。そこへ恵子さんがやってきて、

「ブッチャーお久しぶり!水穂ちゃんも起きてくれたから、中入んな。一度逃すと次になかなか来れないもんね。あそこからじゃ。」

と発言する。恵子さんの言う通りなら、海外とか遠くから来たのだろうかと多香子は思い直した。そうなれば、仕方ないことかもしれない。

「おばちゃんありがとう。じゃあ、お言葉に甘えるよ。水穂さんも相当悪くなっちゃったみたいだけど、大丈夫なのかい?」

考えている多香子を無視して、聰は恵子さんの後についていった。多香子もしぶしぶ後に続いていく。

「あんた、こっちに居た時はブッチャーっていうなとか言っていたけど、今は言わなくなったね。」

「おう、かえってそのほうが人気者になれるとわかったので、もういろんな人からそう呼ばれているよ。」

二人はそう話しながら水穂の居室に入った。水穂は布団の上に座ってはいたが、まだ薬が切れていないせいか、なんとなくぼんやりした顔をしていた。

「どうもこんばんはです!今まで以上に痛々しくなりましたが、具合、いかがですか?」

聰は、急いで畳に正座して座礼し、挨拶をした。

「あ、はい。まあ見ての通りですよ。こういう風に、もめ事の原因になってます。でも、随分着物姿も様になったじゃないですか。」

水穂が言った通り、聰は紺色の着物を身に着けていた。

「はい。着付けが難しくて、覚えるのに本当に苦労して、三日間貫徹で練習してやっと覚えました。」

確かに着物の着付けというのは苦労する作業である。

「無理はしないでくださいよ。」

「いや、呉服屋なんですから、着物くらい着られないと失格です。それにやっと柄の意味も理解出来て、改めて日本のすばらしさに感動した次第です!」

へえ、海外で呉服屋さんをしているのだろうか。

「そうですか。あんまり気にしすぎると、売れないのでは?」

「はい、確かに売れません!」

聰がでかい声で宣言したので笑い話になってしまったが、多香子は娘に振袖を着せてやれなかったことを思い出し、ちょっと複雑だった。

「で、今日はどうしたんですか?」

「あ、そうか、あまりご挨拶に時間をかけると、具合が悪くなるといけませんから、すぐ本題に入りましょう。俺は銘仙の着物が売れないのはなぜなのか、一生懸命考えて、何よりも着物は着付けが難しいと気が付き、それを少し簡単にすれば売れると思って、簡単に着られる着物を作ってみました!そのサンプルを持ってきたんです!」

そう言って、聰は持っていた布を畳の上にでん!と置いた。赤や黄色など、とても派手な原色を使っているが、かえってそのほうが今までの着物のイメージとは少し違ってよいのではないかと思われた。

「まあ、かわいい柄、、、。」

と、多香子は思わず言ってしまう。自分でも、自覚しなければならないと思うが、何か美しいものを見ると、自分は思わず口を継いで出てしまう癖があるようだと気が付いた。


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