( 3 ) 囲碁

「オセロと何がちがうのー?」


オセロというゲームがあるおかげで、囲碁と一見似ているので、こう言ってしまうのは、


私もまた、である。


目の錯覚を配慮して、

黒の石より、白の石のほうが小さくつくられているのは、知っている。


というか、そのくらいしか、囲碁に対しての知識はない。


こいつをマスターするのは、手強そうだ、

そんな予感しかしてこない。



。。。。。。。



見つめる先は、石ではなく、鍋である。


湯気の奥には、にんじん、ごぼう、あと、れんこん、などが、さいばしを動かすと、見えかくれする。


改めてレシピ通りにつくっているのだが、最終的に、これ、けっこう汁気がなくなるので、汁をかけて、ごはんにしみたのを楽しみ食べするためには、どうしたものか、


少ない残り汁を伸ばして、あんかけのうすい感じ?

片栗粉?

ごはんのしみ具合に適したトロミ程度とは?

お湯足しで調節するか、


まあ、今回はこれでやってみよう。


「やってもやらなくてもいいことを懸命にやろうとする」、例の、ムダやる気、本日は、


#筑前煮 #丼、


うましそう!



。。。。。。。



いいなあ、と思うのだ、ルールを知っていて、楽しめるというのは。未体験空間の切り取りである!2人なら2人の、そのゲームをしている人たちの、空間の話なのである。ゲームとは、おうおうにして、空間の切り取りだと思う。囲碁のゲームの、空間中かつ夢中になりたい私であった。



全体的にボーッと見て、バランスを感じる、この辺かな?という所に打つ、


で、いいのかな?とも思えるが、


いや、ちがうな、やっぱり、定跡というか、こう打つべきだ、という道、というか、流れというか、良い意味でも悪い意味でも、お決まりの手を打ってこそ、の道、があるような気がする。



どうでもいい、という手、は存在しないのか?



わかりそうでわからない、やっぱりわからない。


うーむ、囲碁教室に通うしかないか? こりゃ、















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