第1章 2話 六大天魔軍
駆ける20000の兵隊。
忍び寄る5000の刺客。
待ち構える残り775000の暴力。
「さぁ、掃除を始めよう」
口火を切った青年は1人の女性に人差し指を向けた。
月明かりの下、流麗な黒髪を靡かせて歩く華奢な体躯。
冷たく、ただ優しげな青い瞳。
白い肌を1点の曇りもない蒼白な袿で覆い、触れれば溶ける氷のような薄い羽衣でそれを隠す。
絶世とは彼女に送るべきだろうか。
「居たぞ!!あっは、すっげー美人。どうせNPCの姫さんかなんかだろ??」
「この世界の王様とやらがプレイヤーとは誰も言ってないしな!」
「心も何もないなら可能な範囲でお楽しみと行きましょうや!!」
冷たい冷たい瞳に光が差す。
その瞳に映る友の1人が彼女を指差したのだ。
"先陣を切って落とせ"
それはかつて使われていた友からの指示。
自身に向けられた信頼の証。
故に彼女は刀を手に取る。
下衆に苛立ち脈打つ鼓動が収まっていく。
潜り抜けてきた死闘の記憶が彼女の感覚を研ぎ澄まし、日本国サーバー最大領土"エド"の領主が死線を走る。
「御意のままに」
「来るぞ、構えろ!!」
対峙した1人の男が剣を構え声を上げる。
それは刀を手にした彼女を見ての言葉だった。
その顔には怯えなどなかった。
ただ悠然と待ち構え、目の前のカモを甚振り殺す。
そんな高揚感さえあった。
だがしかし、聞こえてくるのは背後に控える仲間が抜剣する金属音のみ。
自らが突き出した腕の肘から先は目の前にはなかった。
「あ、あ、ああああぁぁぁぁぁあっ!!!」
男の悲鳴がこだまする。
状況を理解する間もなく口から泡を吹き膝から崩れ、プレイヤーアバターが消えていく。
急激な心拍数の上昇により強制ログアウトさせられたのだろう。
一振り愛刀の血糊を払うと後ろから仲間の声が聞こえてくる。
「秘剣"一筋の風"。片腕飛ばすだけに使うなんて舐めプもいいとこだよ、米ちゃん」
「仕方ないですよ。あの人の"速度を上げる"には恐怖が必要なんですから」
「"絶対零度"。猛者揃いのエドを震撼させた霊姫は健在だな」
「あの人達の目にはもう彼女は写らない、
ゲームオーバー。今の彼女は"霊体"だもの。誰も手出しなんて出来ないよ」
少し離れた高台に揃う仲間達が楽しそうに実況をしている。
楽しい、楽しいと心が弾み爪先が踊る。
「なんだか昔に戻ったみたいですね。少し張り切るとしますか……っ!!」
「……………?」
仲間の1人が倒されたのを横目に見ていた男はただ呆然と立ち尽くし、霊刀の切れ味を脳天から股の間まで味わっていた。
「今日はよく鳴きますね"マサムネ"。仕舞い込んでいたのは謝りますからもう少し淑やかに頼みます」
刀に付いた血を振り払うと更なる標的をその瞳に入れる。
「な、何だ、いったい何が……」
一歩、また一歩と後退る男。
目には転がり落ちている仲間の亡骸が見えているのにまだ、理解が追いついていない様だ。
敗北。
彼、いや彼らは自身が狩りに来たとでも思っていたのだろう。
目の前を歩く女を見て餌だとでも思ったのだろう。
腹の虫が鳴き叫んだのだろう。
"喰え"と。
「何でこんな事にぃっ!!!」
それは獲物じゃなかった。
あれは人じゃなかった。
自分は狩人ではなかった。
状況に理解が追いついてきた彼は踵を返し群衆のいる方角へ走り出した。
踝から先の無い足で一歩また一歩と。
「はれ?」
そして立ち止まり彼は頭部を地に落とした。
「身の程というものは弁えて剣を取りなさい。さもなくばこうなります」
また一振り血糊を払うと愛刀"は虚空へと消えていく。
「1番手柄お見事です、米糀さん」
「私としては手応えが無さ過ぎて手柄とは呼びたくないのですけど」
米糀と呼ばれた女性は苦笑し、仲間の元へと歩いて行く。
「かつての我が民の力と比較してしまうのは悪い癖ですね」
「かつての民が相手でも同じ事できる癖に」
仲間の1人がケタケタと笑う。
それにふふふっと手の甲で口を押さえて笑う。
これが第一天魔"絶対零度の霊姫・米糀"。
◇
このゲーム内の日本国には六つの領土がありそこにはそれぞれ"領主"という地位が存在した。
それはその者の力を示し、また付き従う者達の憧れでもあった。
勝った者が負けた者を守る世界。
負けた者が勝った者を勝たせ続ける世界。
そんな美しい世界だった。
なのに……。
「相手の力は半端ではない。だがこちらは数5000の隠密に長けた戦士だ。闇に紛れて1人は必ず消す、いいな!!」
敵の居る高台から死角となる廃墟の中で1人の男が背後に控える者達を鼓舞していた。
先陣を切った馬鹿数人の末路を見てまだ進むと言う5000の兵に次なる悲劇は忍び寄る。
「こちとら退屈だったんだ〜、ここ最近までは。だからあんたらみたいの大歓迎!!さぁさぁ、踊り歌い狂い闘おう。あ、こんばんは」
その声は背後から聞こえた。
そこには見覚えのない姿があった。
ブロンドの短髪に橙色の双眸。
赤い派手なマントを着た背の高い男が1人。
「何だ貴様はっ!!」
奇襲をかける予定だった刺客部隊の一つに紛れる本当の刺客。
時に温和な知恵者として。
時に冷酷な審判者として。
時に愉快な歌舞伎者として。
「名乗るとするならどっちかな?プレイヤーネームをヒーと言い、仇名を"劇場王"と言う。はて、この状況だとどちらが格好いいのかな?」
小首を傾げながら宙を歩く男性。
その場に居た数十人は口を開けてその姿を目で追う。
そして1人が武器を構えて叫ぶ。
「皆、投擲具を一斉に投げてあいつを落とせ!!あれは敵だ!!」
「「「おおおっ!!」」」
迅速に対応する兵隊達を見てわおっと口遊むと空中で一回更に上へと跳ねた。
そして、
「"ステータスリプレイズメント"」
一言だけ言い放ち地に降りて両手をついた。
「血迷ったか!総員でかかれっ!!」
自ら降りて来た敵に好機を見た男が命令する。
そして数十名のプレイヤーに囲まれた彼は両手を上げて立ち上がる。
「リザイン、リザイン。悪ふざけが過ぎたよ、反省してる。頼むから痛いのだけはやめてくれ」
幾多の刃を喉元に突きつけられながらも彼は笑う。
何故なら刃は既に、彼の肌に触れているからだ。
触れていて、貫けないからだ。
「くくく、あははっ!!"硬さ"ってのは仲間の1人にもっと硬い奴がいるから違うぜ?何がって??俺の能力の話だよ兄弟」
何故だ何故だと疑問を浮かべ敵は突き出した刃を手元に寄せて行く。
「どうだ??何がおかしいかわかったかい??よーく切っ先を見るがいい……ステータスバック、トラップワイヤー」
男の言葉を鵜呑みにし刃を見ていた者にはその刃が突き刺さっていた。
自分の腕が何故……。
あの男は切れなかったのに何故……、と。
「貴様、やはり"トウキョウ"の凶王かっ!!」
第二天魔"狂乱の劇場王ヒー"の真骨頂。
相手の戸惑いを誘い疑問の中に相手を殺す。
全ての成り行きが彼のシナリオ通り。
「さぁさぁ、残りは何人かな??まだまだ俺のワンマンショーは終わらない、終わらせない。幕開けも幕引きすらも俺の意思、俺の舞台。引き立て役をよろしく頼むよ」
丸腰状態だった男の身に3つの装備が顕現していた。
右手に剣、左手に銃。
そして右肩に盾を携え日本国トウキョウ領主は王道を歩く。
血に濡れた赤い赤いカーペットを……。
◇
1年前、この世界が全盛期だった頃。
ゲーム運営からの数々のイベントが催されていた。
その中の1つに伝説となった戦いがあった。
オリュンポスの神々の名が冠されたモンスター100体を1体ずつ一騎打ちで倒し100体全てを倒したプレイヤーに報酬が送られるという。
ただ、その100体が全て迷宮ボス級の強さであった為イベント期間ギリギリまで各領土の戦士達は準備を進める予定でいた。
その最中、イベントはクリアされた。
1人の少女によって。
「さーて、次はあたしが行っていいよね?」
「どうぞ。このまま全員倒してしまっても構いません」
彼女は軍を持たない。
何故なら彼女が居た領土にはプレイヤーがいなかったから。
ただ、領土として存在しモンスターがモンスターを喰らいまた新たなモンスターを産み強く繁殖力の強いモンスターが生き残り蔓延る魑魅魍魎の国。
日本国最弱サーバー"リュウキュウ"領主はそこで誕生した。
数々のモンスターを千切っては投げ千切っては投げ、オリュンポスの神々の装備すらも剥ぎ取り自身の鍛治スキルにより最強の鎧を作り上げた。
「全プレイヤーに告げる!!!あたしの名はレーヴァテイン!!力有りしと申す者は前に出てあたしと闘え!!!」
月光を反射させる深緑と黄金の鎧。
ヘルムの頭頂部からは赤く長い髪が1本に束ねられて滴り夜風に靡いている。
肩を覆い豊満な胸を隠す上半身の鎧。
腰と腿を守る下半身の鎧と細い足と正反対に無骨なグリーブとサバトン。
肩当と鎧の背中を繋ぎ脹脛まで伸びる臙脂色のマントを纏うその姿を知る者は多かった。
「オリュンポスだ……」
「オリュンポスってあの"百闘神"か!?」
「"無軍の百闘神"レーヴァテイン。本物、なのか………」
騒めく大軍の中から通り名がいくつも聞こえてくる。
一瞬、これが悲鳴に変わると思っていた。
けれどそれは見当違いに終わる。
「すげー!!本物だったら俺初めて見るぞ!」
「私、あの人の闘う動画見て憧れてこのゲーム始めたの!!握手してくれないかな!?」
「サインくれーーーーー!!」
「お、俺は闘うぞ!!英雄の鎧にせめて土の1粒でも付けて死んでやる!!」
「ええ、行きましょう!!まずは包囲!!」
賞賛と尊敬。
彼女は領主の中で特にファンが多かった。
この光景も昔と同じで懐かしく、ヘルムから出た口元が緩む。
「問答無用、語らいは拳だけで充分だわ」
彼女を包囲すべく移動を開始する敵プレイヤーを片っ端から一撃で沈めていく。
殴り、蹴り、掴み投げる。
1つ1つの動作が繋ぎ合わさった様に繰り出され相手は次々と数を減らす。
第三天魔"百闘神のレーヴァテイン"。
未だ彼女の膝は穢れを知らぬまま……。
◇
「レーちゃんがみんな倒しちゃう。その前に私も行く」
「皆んなを巻き込まない様に注意して下さいね。貴女の遊び場にしては狭すぎますから」
漆黒のドレスに身を包む少女?幼女?
他の領主からすると明らかに背丈の落差がある小柄な女性。
手にはボロく分厚い魔本が1冊。
白く優しげな色の髪を肩まで伸ばし、頭には黒いレースのカチューシャを付けるゴシックな人形を思わせる容姿。
赤い双眸は空を見上げ、そこに魔方陣を描く。
「それは、大魔法"滅亡の雨"!!いったい何処で!?」
「???安くなってたからプレイヤーバザーで買ったの。【世界記憶片】《メモリーアーク》滅龍の魔眼。それ以外にもたくさん買った。翔兄ぃ欲しいのある?」
表情を変えずに小首を傾げて淡々と話す少女に翔兄ぃと呼ばれた青年は呆れ溜息を溢す。
「レベルカンストしたマジシャンしか使えない道具を貰って何しろっていうのさ……。全員、聞こえるかな?ここからは頭上に注意して戦闘を。"雨"が来ます」
「「「応!」」」
ガチャガチャとバッグから出していた魔導具を片付けて、少女は詠唱を開始する。
「"かつて生きた世界の記憶 数多の世界の1つの星よ 1つの世界の数多の星よ 天命の火 運命の石 其方の最期の輝きをもって未だ生ある種に生を知らせる死を送らん"」
空に描かれた魔方陣が大きく広がり高く高く押し上げられ強い光を放ち夜空を駆ける。
直後、爆音と共に敵軍の一角が吹き飛びプレイヤーが立っていたはずの地面は赤く溶け薙ぎ倒された樹木を焼き溶かしていた。
「30000のプレイヤーが一撃で……」
「"禁呪の魔女"だ!!!こんな馬鹿げた魔法、あいつしか使わないし使える訳がない!!」
「馬鹿は俺達全員だ!!領主が全員揃ってるならあいつも居るに決まってる!!早く突撃するぞ、何人かは巻き添えに出来、るはぁっ、…………」
パニックを起こしたプレイヤーの1人が突然倒れる。
また、強制ログアウトか。
目にしたプレイヤーはそう思った。
だが、そのプレイヤーは消えていない。
一瞬にしてHPが全損したのだ。
「【深淵】怒りの
それは呪い。
魔道の深淵を操る魔女の掟。
「怒りん坊さん、嫌い」
「逃げろ…………逃げろぉぉぉおお!!」
飛び急ぎ走り逃げるプレイヤー。
降り注ぐ隕石と隣にある深淵。
日本国サツマ領主。
第四天魔"禁呪の魔女テリー・Y・キトリ"。
日本国サーバー全土でさえ、彼女の遊び場にしては狭過ぎる。
◇
「完全に出遅れた上に空から"アレ"降って来てるし、俺行く必要ある??」
「ありますよ。この後僕が敵本陣を攻撃する予定です。そこまでの道、開けてくれますよね??」
「それはやり甲斐ありそうだね〜」
黒く重たげな鎧を鳴らし重戦士風の男が立ち上がる。
この世界のプレイヤーには
ソルジャー、シーフ、マジシャン、etc。
中でも1番人気のない職、それは"ディフェンダー"。
華やかに激しく戦って目立ってなんぼなフルダイブMMOにおいて、防御と遠距離攻撃という地味な職は中々手がつけられなかった。
「やっとぶっ放せるや〜。敵部隊左から半分潰すよ」
これまた黒く身の丈程の長さ、異常な大きさの大砲を右脇に抱えて引き金に指を掛ける。
左手には黒く細長い盾を持ち大砲と組み合わせて先を地面に突き刺す。
東海の弓取り。
日本史の武将にこう呼ばれた人がいた。
それと同じ通り名を持つ超長距離砲台。
「行くよ"ドラグニカ"、標的を撃つ」
引き金を引くと淡い緑色の光を浴びた極大の光線が一直線に伸びていく。
降り注ぐ隕石を砕き、進む先のプレイヤーごと地面さえも抉りながら。
「目標着弾確認。それじゃ行進開始と行きますか大将?」
「露払いは頼みますねヒプさん」
重戦士は組み合わせていた盾を外し、大砲を肩に担ぐと前進を始める。
落ちてくる隕石を躱す事なく真っ直ぐに。
「やはり来たか、"ベヒーモス"」
「"鋼鐡の漆黒龍"奴の攻撃に惑わされるな!威力はあるが避けられる!それよりも奴の防御を突破しない限り我々に勝利はない!!」
今までの領主と違い、相手を驚嘆する事はない。
が、しかし相手プレイヤーの誰一人として戦う術も何もなかった。
彼にぶつかった隕石が砕けて弾け地面に転がっていく光景が目に入っているからだ。
硬い。
ただ単純な力。
単純なだけに攻略するには工夫が要る。
工夫する時間が、余裕が無かった。
「最雑魚職のくせに……」
躙り寄る黒き戦士に憎しみに似た感情が寄せられる。
弱いはずなのに、何故と。
その感情すら無駄なのはわかっていた。
ただ口を開けて破滅を受け入れる。
成す術なし。
「お供しますよヒプさん。近接戦闘は私にお任せを」
「僕も後ろからついてきます。米糀さん、僕の分も取っておいて下さいね?」
これが第五天魔"鋼鐡の漆黒龍ヒュプノス"。
日本国サーバー中間点、スルガ領主。
「了解、2人共無傷で本陣まで届けよう。あ、隕石は自分で避けてよね?」
畏怖とは違い和やかな青年。
◇
最後の1人。
現在のこの世界で各地の領主をまとめる者。
故に彼は、彼だけは呼び名が違う。
第六天"魔王"妖焔の
「さぁ、この下らない争いを終わらせよう。勝利は我らの手に!"サラマンドラ"」
腰に挿した2本の剣を手に取り開かれた敵本陣への道を進む。
2つの剣を巧みに操り、1人また1人と斬り伏せる。
取り囲まんとする兵は見えない剣線に刻まれ砲弾の火力に焼かれ、また隕石に潰されていく。
放った刺客は帰らない。
敵陣との間には死体の山。
「これで、終わりだ」
日本国オワリミノ領主。
仇名の通り炎を身に纏い切った敵を焼き払う。
そして焼かれたプレイヤーが仲間のはずのプレイヤーを襲う。
「な、なんで、身体が!!」
「おい!!お前何してんだよ!!!」
「知らねぇよ!!助けてくれぇ!!」
妖焔。
それは惑わしの炎。
人を操る紫の炎。
彼が従える魔獣の力。
切り、切らせ、切らせた者をまた切る。
繰り返される妖焔の舞に見入る者も多かった。
そして瞬く間に敵本陣に炎が広がりやがて敵プレイヤーは800000から1人になっていた。
「ば、ばかな………」
膝を落とし、潤む瞳には魔王が6人写っていた。
不平等とはこれの事だと思った矢先、体の中心を剣が貫いていた。
「面白くない捨て台詞でしたね。これで終いとは物足りません。拠点の2人には謝らないとですね」
両手の剣を収め、仲間と共に拠点へと戻る。
「圧巻だな。出る幕がなかった」
「元々私は戦い向きって訳じゃないし、いいんですけどね。少しはやりたかったな〜」
「ごめんなさい。次の機会があったら2人に先陣を任せるよ」
栄光の時代を駆け抜けた6人と支えた2人。
新たな扉を求めたプレイヤー達はこの8人を"六大天魔軍"と呼び恐れた。
「さ、帰ろう。それぞれの国に」
そして世界は動き出す。
徐々にではなく、間もなく。
誰も知らぬ間に………。
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