第3話 料理

夕食時、俺の手料理がテーブルに並ぶ。

俺は鍵っ子だった上に、一人っ子・・・


一応飯代と、親がお金を置いていくが、それではジャンクフードに頼る。

健康によくない・・・


なので、自分で料理するしかなかった。

最初は慣れなかったが、これが意外に楽しい・・・

自分でも、上達するのがわかった・・・


今では、俺の一番の趣味になった・・・


ただ自分以外の人が食べたのは、まやが最初だろう・・・

両親にも、食べさせた事はない・・・


「美味しい、塁さんの料理、美味しいです」

「おそまつさまです」

「謙遜しないでください。料理や開けますよ」

「それは、いいよ・・・」

「どうしてですか?」

まや意外には、食べさせたくない・・・とは、言えなかった・・・


気が付けば、夜の8時を回っていた・・・

「あっ、私そろそろ休みますね」

「ああ、お休み」

「あの・・・」

「わかってるよ。君の部屋は開けない」

「ありがとうございます」

そういって、まやは自室に入って行った・・・


ここから先は、まやのプレイベートな時間・・・

立ち入らないし、立ち入りる気もない・・・


「あっ、明日の朝食は何がいいですか?」

「いつもので頼むよ」

「わかりました」


こうして、まやとは明日の朝までお別れとなる。


ここはアパートだが、2LDKだ。

ひとつは、まやに与えた。


鍵をかけうに勧めたが、断れた・・・

「信じていますから」と・・・


まや、君は何者だ・・・






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