第3話ライバル出現
いつものように、アラームを止めて、1階に降りて、朝食を食べる。
俺が、1階に降りて食卓を見ると、親父、母親、涼香が、いる。
俺も、席につき朝食を食べようとしたところで、一気に目が覚めた。
「って!なんで沢城が、俺ん家で朝飯食ってんだよ!」 俺は、嬉しいのに、嫌な振りをしてしまう、完全に間違ったモテ術を学んでる系、ダメダメ男子だ。
「今日ね?涼介くんを迎えに来たんだけど、おばさんが、上がって待っときなさいって、言ってくれたの!」 真っ直ぐな目で、言ってきた沢城を見て、俺は何も言えなくなった。
(俺、こいつのこと好きかもしんねぇ。)
毎朝、沢城が、家に来て朝食を食べると言う習慣が続いていた。
そんなある日、沢城が来ない日があった。
「はぁ、涼香ちゃん来ないわねぇ。 涼介と喧嘩でもしたのかしら。 涼介ー!朝よー!起きなさーい!」
俺は、いつものように、母親の巨大メガホンで叫んでるようなでかい声で起こしてくる。
俺は目を擦りながら、1階に降りると、沢城の姿がなかった。
「おはよー。今日は、来てねぇんだ。…いただきまーす。」
学校に行く、いつもの通学路で、俺は、見たくないものを見てしまった。
沢城とうちの制服の男子ではあるが、何年生か分からない、イケメン風男子が一緒に歩いてるところを見てしまった。
「はぁ、あんなイケメンには勝てねぇな。…いや、絶対振り向かせてやる。見てろよ!イケメン!!!」登校中の生徒の目線が、一気に俺に集中した、すごく恥ずかしい。
なのに、イケメンは振り向きもしなかった。
「見てろよ、イケメンが失恋する所をみせてやるぜ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます