本編
【1巻ネタバレアリ】進撃の巨人ナウシカ説
進撃の巨人、1話タイトルでくっそネタバレしてるんですよ。覚えてます? 1話タイトル。俺はメモってきたので覚えてます。タイトルね。
「2000年後の君へ」
って言うんですよ。で、そのままの流れで、「長い夢を見ていた気がする……」とか言ってエレン君が泣きながら目覚めるんです。この時点でもう、タイムリープものか、世界再生ものかの二択になるでしょこんなん。ちなみに、作中の年数は、多分845年(1話)と850年(その後)ということになってます。何を「紀元」にしてるのか知りませんけども、紀元前に1200年も何かがあるんですよ。これはもう……ねえ……他になんかあります?
で読み進めていくと、これは世界再生ものだということが明らかになっていきます。もう悪いけど1巻の時点で俺は完全に構造を理解したので、すいません、現時点で公開可能な情報突っ走ってるかもしれませんけど、書いちゃいますよ。
2000年前、人類はお定まりのなんやかんやで破滅に瀕するわけです。ほいで、でも、まあまあ人類賢いので、世界再生プログラムのようなものを組み上げた。で、再生中の世界を維持・管理するために【新人類】的なものを作ったんですな。これがエレン君とかです。エレン君の中には【旧人類】の記憶があって(なんか旧人類のクローンとかなんじゃあないですか?)、最初に泣きながら目覚めたのはその記憶がちょっと蘇ったから。しかし、【旧人類】が蘇るにあたって、【新人類】は邪魔になるやないですか。どう考えても。それを駆逐する存在として放たれていたのが「巨人」だと、そういう話です。これは。もう分かった。一発ですよこんなもの。
というのはですね。「巨人」の設定に「基本的に飯を食わないし、食わなくても生きていけるのに人間だけは食う」ってのがあるんですよ。おかしいだろこれ。なんだったら、人間の集団を作るとそこに巨人が集まるから、なんかそれで首都を防衛するみたいな謎プランまである。つまり「巨人」というのは、明らか【人類】を食うためだけに存在するやつらなんですよ。だからこれは一種の除去プログラムだと考えるしかない。ようするにナウシカですよ。しかもですね、巨人ども、「体温が高い」みたいな設定もあるんです。火の七日間じゃあないですか。もう分かった分かった。進撃の巨人はナウシカ。以上です。もうあとは確認作業っていうか、なんていうの、分かりきった道をただただ進むだけって感じですが、ぼちぼち読み進めていこうと思います。
あと細かいところをいくつかメモったので、考察っていうか【答え】を書いておきますね。
・イェーガー先生、どうみても黒幕
これはねえ。ハンネスさん、こんな男に騙されたらダメですよ。あなた、映画とか週間少年ジャンプの読みきり漫画とか読んだことないんですか、と言いたい。多分読んだことないんだと思いますけど。作中の時代背景的に。
ってのは、「医者」とか「孤児院の院長」とか「牧師」みたいな属性を持ってて、主人公周りの人間に恩を着せているやつがですよ、真に善人だったことは、この宇宙が始まってから今まで一度だってないんです。逆に聞きますけど、そのパターンで悪人じゃあなかったやつ居ますか? あだち充漫画は除きますよ。あれは漫画なんで(支離滅裂な思考)。
でまあ、ハンネスさんが「イェーガー先生には恩があるんだ」とか言い出した時点で、ああイェーガー先生は黒幕だなあ、って思ってたんですが、読み進めていくとこれはもう確信に変わりましたよね。
「妻と娘が病気になったとき、イェーガー先生が抗体を持ってきてくれたんだ!」
馬鹿かと。そこは怒るところですよと。それはもう誰がどう考えても、イェーガー先生のマッチポンプ、あるいは、なんかしらの実験のミスのごまかしですよ。他に何がありますか。ただ、エレンの夢であからさまに悪人面して注射打ってたので、もしかすると1パー、レジスタンス側ってのはあるかもしんないですね。【旧人類】の放った巨人に抗うために、【新人類】の「巨人化」とかの研究をしていて、でそのためには些細な犠牲は仕方ないって考えてるけど根は悪くない的な。その場合はあだち充時空に転移しましょう。地下室にはロクなもんなさそうですよね。
・ミカサちゃんの頭痛は「対巨人因子」みたいなのが働いてる説
そもそもイェーガー先生に命を救われてる的な話がありましたが、イェーガー先生はどう考えても黒幕なので、そうするとこれも巨人絡みのなんかであることは間違いないわけです。対巨人因子みたいなのを持ってて、邪魔くさいから始末したいけど、因子構造を解析するまでは手元に置いとこう的なことか、レジスタンス説を採用するならば、唯一人間のままで巨人を撃破できるなんかがあるから手元に置いとこう的なことか。どっちにしても「ミカサの命と引き換えに巨人を全滅させるプログラム」みたいなのが出てくるンじゃあないですかね。多分。
・壁はコンクリとかでできている説
作中の技術レベルがいまひとつわかんないんですが、立体起動とかあれどのくらいのレベルを想定してるんですかね。注射器は存在するので、ガラスかプラスチックかはあって、ほっそい針に穴を開けることはできる。でも移動手段は馬車メイン。謎ですが、とにかく、コンクリとかはオーパーツっていうか、作中の「現在」のレベルでは作れないはずなんですよ。ところがあの壁はコンクリでできてる。旧世界の遺物があるんですよ多分。ミキサー車とか。コンクリ練るやつとか。それは全部ウォール・シーナの内側で、「管理者」といわれる人たちが隠してるんですけど、そのうち色々あってウォール・シーナに行くとウワっなんだこの鉄の馬車は!! みたいになる。そうに決まってる。
なんでこんなこと言い出したかというと、「壁の建造時期や建造方法はまだ秘密だヨ」みたいなことがこれ見よがしに現在公開可能な情報のところに書いてたからです。アルミン君あたりが、「壁」の再生方法を知るために「管理者」に会いに行く! とか言い出して、その流れでバレて、ああ、この世界にはもっと技術レベルの高い過去の世界があったんやなあ、というのが分かるという展開だと思います。
・アルミン君の謎のミスリード
「この世界の外側の大半は海なんだ!」
そら島ですからね。これは俺知ってるから。でもだから何? っていう。
世界の大半は海、というのはこれ我々の世界もそうですけども、じゃあそれが島だったからと言われても。言われてもなんですよね。
ああ、だからアレですかね、「リング」「らせん」と来ての「ループ」的なことがちょっとありえなくはないのか。巨人が「突然現れたり突然消えたりする」のは、除去プログラムだからで、大陸っぽく思えてたけど島だったのは、その外側は「作ってない」という。こっちにもちょっと張っておきます。
あとは実験農場みたいな、その「外」の世界はすげー平和、なんなら現代日本みたいな感じなんだけど、「島」だけはこう……民衆に与えるサーカスみたいな感じで、逃げ惑う人々について配信してるネットフリックス的な会社があって……倫理とは……?
や、でもやっぱナウシカだと思います。ナウシカに3000点。
2巻は近いうちに読みに行きます。
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