レベル上がらないけどこの世界の覇者になろうと思う

@demiglas

プロローグ1


「はぁー。まだ眠いなぁー。いいやあと30分寝よ。」


数時間後


「うーん!よく寝れた!さーてと今は何時かな?」


時計に目を向けると既に10時を過ぎていた。


「あれ?さっき見たら6時ぐらいだったよな。なんでこんな時間に起きてるの俺?」


「まぁいいやこんなことがあっても何も起こらないようにするために通信制の高校に入ったんだしな。さーてと今日も勉強頑張るぞー」


そう意気込んで学習課題がダウンロードされているパソコンを開いた。


「今日は何から始めるかな?その前にメール見てから朝ごはん食べるか。」


メールを見てみると学校からメールな届いていた。


「明日、パーティーを開くので皆さん参加してください。あの超人気アイドルが私たちのために来てくれるということなので、誰が来るのかはお楽しみです。ぜひ来てください。」


ということらしい。

場所は学校の体育館 明日の午後6時から始まるという。


校内チャットで騒がれてると思いチャットを開いた。思っていた以上に騒がれていた。

いつもはチャットなんかみんなせ全然開かないのに今日は凄いことになっている。


超人気アイドルが誰なのかを調べていたり、 明日の服装の話だったり、参加する、しないの話だったりといろんな話をしている。


まぁパーティーに行って1人だったら嫌だもんな普通なんだろう。


「そんなことよりとりあえず朝ごはんを食べるか。」


朝は簡単にパンの上にハムとチーズを乗っけたハムチーズパンを食べる。食べながらチャットをみて明日のために準備をする。アイドル見たいからね。


朝食を食べ終え課題に取り掛かる。


昼食食べてまたスタート。


課題が終わり運動するため公園へ


公園で子供たちと遊んだり、サッカーをしたりして体を動かす


家に帰り風呂に入って出た後は明日のパーティーの準備 大体持ってくものはチャットしてたヤツらが勝手に決めてくれたから頭を悩ませることは無かった。


翌日 午後6時


俺は今高校の体育館にいる。


話す友達もいないから1人でテーブルの上に置かれた飲み物や食べ物をほおばりながらスマホをいじって暇を潰している。


こんな場所に来たのは家にいても暇だからな。それと壁際にいても色々なグループから聞こえる超人気アイドルを見るためでもある。やっぱりこういうのは見てみたいからな。


超人気アイドルが出てくるまであと30分という所でトイレに行った。元の場所に戻ろうとすると後ろから誰かに捕まえられどこかに連れ去られた。俺はどこに行くんだ?不安しかないまま俺は誰かに連れ去られていくのを我慢した。


部屋の中に放り込まれてドアを閉められた。


「くそっ、なんでこんな日に知らないところに連れてこまれないといけないんだよ。まぁ別に戻った所で何も変わらないけどな。さーてとここからどうやって抜け出すかな?」


気持ちを切り替え頭を上げた瞬間なにか硬いものにぶつかった。


「いたっ!なんだよもぅ。」


「いたっ!ごめんね大丈夫だった?」


「ああ、大丈夫だよ。」


あれ?誰かの声が聞こえる。


「よかったぁー。ところでさぁ私の事覚えてる?」


誰かがこっちに話しかけてくる。部屋が暗いため本人の顔は見えないが声からして女性だろう。


「ごめん。暗すぎて見えないからあかり付けてくれない?」


「あ!ごっめーん。今つけるから待ってて。」


すぐに電気が付けられたがずっと暗かったから目が痛い。


「グッ!目が目がああ!」


無意識に叫んでしまったがすぐに治まり自分の状況を確認した。


目の前には年齢同じぐらいの美少女。そして鍵が閉められた個室。神様は俺に何を?


「だっ大丈夫?さっき思いっきり叫んでたけど?ごめんね?大丈夫だった?」


「あ、あぁ。大丈夫だよ。」


この会話から沈黙が続いた。どちらも気まずそうにチラチラ見る。目が会った瞬間顔を逸らす。これが5分ぐらい続いた。こっちから口を開いたがこの5分間ほんとに長かった。こういうのはやっぱり慣れないとダメだね。


「あのー。どちら様でしょうか。僕には面識がないんですけど。」


「えーっ!覚えてないのーっ!覚えてて欲しかったなー。」


こっちは初対面だと言うのにひどい扱いだ。酷すぎる。


「私の事覚えてない?ちっちゃい頃ずーっと遊んでたじゃん!」


「ちっちゃい頃ってどのくらいの話?」


「うーんとね。3歳とか5歳ぐらいの話!」


この子は馬鹿なのだろうかそんな昔のこと覚えてるはずがなかろう。常識的に考えて。


「覚えてないー?小さい頃よくあきくんの家にお邪魔してたのになー。りあって言えば分かるかな?」


りあ?そんなやついたっけ?小さい頃はおじいちゃんの家にいることが多かったからなー。

というかずっと居たなー。小さい頃な、小さい頃、、、全く出てこねえ。


「ごめん。やっぱり覚えてない。」


「そっかー。じゃあラストチャンス!私はその小さい頃にあなたに結婚することを決めました!」


結婚?結婚、結婚、結婚、結婚。


「あーっ!凛愛か!いたなー私と結婚してくださいって言ってたやつ。それ俺も結婚するって言ったなー今となっては恥ずかしい思い出だよなぁ。」


「そうです!私があの時結婚しよ!って言った子木原凛愛です!これからもよろしくね!

芥子著くん!」


「こっちもよろしくな、凛愛。ところでお前こんな所で何してるんだ?」


「分かんない?私が今日のゲストのアイドルだよ?真希奈凛愛だよ?」


「あの真希奈凛愛ってあの!」


「そーだよー。全然気づいてくれないんだもん。びっくりしたよー。まぁそんなこととは別に私のライブちゃーんと見ててよ?凄いの見せちゃうから!」


「はいはい。ちゃんと見てますよ。」


俺らの思い出話に盛り上がっている所にさっきのごつくて怖い人が来た。もちろんビビる。

だから凛愛の後ろに隠れる。


「著くん大丈夫だよ。この人は私のマネージャーだから。」


「凛愛さんそろそろ準備してください。」


「じゃあ行ってくるね?」


「うん。行ってらっしゃい。」


「あれ?行ってきますのキスは?」


「まだ早いでしよ!まぁとりあえず頑張って来てね。応援してるから」


凛愛がマネージャーに連れられてステージに行く時俺も何故かついていくことになった。


まぁ俺がステージに上がることは無く途中から別れて俺は会場の方に向かった。


そしてステージの幕が開かれようとしている。


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