第31話 ルクスVSウリエル

俺とリヒトは臨戦態勢に入る。




 「そう言えば貴方に似た家族をラファエルとルシファーが殺していたわね。名は何ていうの?」




 「ルクスだ」




 ウリエルが戦闘に入る前に聞いてくる。




 いきなり何の話だ。




 「やっぱり貴方王族生まれね。残念だけどもう貴方の家族は皆殺しにされたわよ」




 何⁉ 俺は驚きの余り少しだけふらつく。




 しかしすぐに立ち直る。




 もう俺の心は狂い壊れていたから。




 「ああそうかよ。教えてくれてありがとうな」




 「そう悲しくないのね。私とは違うわね」




 ウリエルはスキルを発動する。




 スキル発動


 天使の剣エンジェルソード




 ウリエルは天使の剣エンジェルソードで俺達に襲いかかる。




 「リヒト俺が殺やる。いいだろ一瞬で終わらす」




 「構わないよ。どちらが戦っても結果は変わらない」




 「ありがとう」




 俺はウリエルの攻撃を躱すとチートスキルを発動する。




 チートスキル発動


 悪魔の剣デーモンソード




 俺は悪魔の剣デーモンソードを天使の剣エンジェルソードにぶつける。




 両者の剣が弾かれる。




 しかしウリエルの天使の剣エンジェルソードだけが折れる。




 チートスキル発動


 魔眼デーモンアイ




 俺はウリエルの存在をロックオンして下半身と翼だけを消失させる。




 「きゃああああああああああ」




 楽しいな、楽しすぎる。




 だが四大天使と言えどもこの程度弱すぎる。




 ウリエルはその場に倒れる。




 俺に腹部を貫かれると、血を吐いて笑う。




 「お前堕天使にならなかったんだな」




 「ええならないわ。だけど流石に転生者には勝てないわね。堕天使になれば少しは戦えたかもしれないけど、いいわ殺しなさい」




 「最後に確認する。お前の記憶は俺達に受け継がれるんだろうな」




 「ええ『ブレインロック』が死ぬ時に外れるわ。それで少しはロスト神話について知れる筈」




 「そうかなら死ね」




 俺はウリエルの存在を抹消する。




 俺達の中にウリエルの記憶がなだれ込んだ。






 記憶の内容を要約すると以下の8点となる。




 1.ラファエルとルシファーは仲間で独裁者に抗うことを決意した為堕天使となった。




 2.神には裏切り者の女神がいる。その名をヘラ。シャルロッテと通じている。ヘラの目的は独裁者になること。




 3.エデンの封印を施したのはアダムとイブ。ロスト神話の神々に対抗するため今は力を隠すために封印した。実はエデンも転生者の末裔。




 4.異世界転生させた女神は味方で名前はデア。この世界の言語はデアが作った。因みにエデンが語った神話は半分正解そして半分間違い。少女と少年の二人で世界を作り世界を救った。




 5.アダムとイブが世界を救ったが、再び一人の男性転生者が世界を混沌にした。今はロスト神話の神々は一つとなり、男性転生者と融合している。名前は不明。




 6.男子が極端に少ないのは女神デアの方針。女神デアが人間やモンスターを作っている。女神デアと男性転生者とロスト神話の神々の融合体は敵対している。




 7.ハイルの親友はイブ。昔イブは身よりのないハイルと遊んであげていた。




 8.チートスキルが完璧になるには首飾りを壊すこと。首飾りは転生者の証。




 なぜウリエルがこんなに重要な情報を持っていたのだろうか。




 不明だがデアが配慮してウリエルに重要な情報を与えていたのだろうか。 




 「色々重要な情報が知れたねルクス」




 「ああ」




 「そう言えばそのネックレスは何だ?」




 「ああ妹の形見だよ。転生者の証と一緒に持っているんだ。それよりハイル良かったね親友が分かって」




 ハイルは涙を流していた。とても綺麗な涙だった。




 「ええイブが生きてて良かった」




 ハイルは笑顔で俺達に語りかける。




 「ラスボスは融合体ね」




 「ああ」




 俺達は融合体を倒す為天界から人間界へと戻った。




 

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