第13話 天使族の美少女アレッタ
ハイルと交渉の末仲間に取り入れる事に成功した。
「これからどうするんだよエデン、ハイル」
そうだ。話が複雑すぎて俺の頭ではついていけない。
馬鹿な自分を呪いたいです。女神も天才的な頭脳を俺に与えてもよかっただろーが。
「二つ目の宝石はナハトという美少女殺人鬼が持っているわ。あいつの情報は正確だもの」
「ならナハト殺すしかないのか。人殺しなんて記憶上したことないんだけどな」
エデンが待ったをかける。
「殺さずとも宝石が七つ揃えば伝説の島の扉は開く。先ずは交渉じゃな。ってもじゃ、ナハトの行方を探さねばならぬがな」
はいはいチートスキル使えばいいんでしょ。此方をちらちら見るのやめてもらえますエデン。
チートスキル発動
え⁉ これやばいかも。
「どうしたの?」
「どうしたんじゃ?」
翼が生えた美少女とナハトが戦っている。
翼の生えた美少女の名前はアレッタ。
チートスキルは名前まで判明するのか、便利だな。
「ナハト交戦中。相手は翼が生えた美少女、名前はアレッタ。ナハト苦戦中だ。どうする」
両者本気には見えないが、ナハトが殺されてアレッタに宝石が継承されると厄介だな。
「チートスキルで連れて行くのじゃ」
また俺を酷使か。仕方ないロリロリの美少女と赤髪の美少女の為だ。頑張ろう。
チートスキル発動
俺達三人はアレッタとナハトが交戦中の外れの教会へと飛ぶ。
「最高だよ。美少女殺人鬼さん。もっと血を流しあおうよ」
「楽しい、楽しいわよ。天使族の美少女アレッタ」
何かヤバい空気なんですが、凄く帰りてえええええ。
「何とかしなさい」
「頑張るのじゃぞ」
ええええええええええ⁉ 俺に丸投げかよ。
いやいやあなた達二人も相当な実力者でしょうが。
もうどうにでもなーれ。
「ストーップ。アレッタとナハトストーップ」
俺の渾身の大声に、戦いが制止する。
「誰かな? 邪魔しないでほしいな」
「同感ね。殺しの邪魔をしないで」
はあ~。うぜえ殺したくなる。
殺していいかな。イライラするから。
チートスキル発動
俺は
ナハトは俺の方を見て笑顔になるも、急に逃げ始める。
「どうする追いかけるか?」
「チートスキルがあれば問題なかろう。今は天使族の方が興味ある」
俺はアレッタに
「ははっ凄い力。誰ですかね、私の邪魔をするのは」
アレッタは俺と同い年くらいの容姿で、黄色の綺麗な髪に黄色の瞳の色をしている。服装は戦闘には不向きなリボンのドレスを着装している。
「なぜナハトを狙うんじゃ?」
エデンがアレッタに話しかける。
「戦いが楽しいからですよ。あー、あと宝石の奪取及び継承ですかね。あ、急用が入ったので失礼します」
アレッタは綺麗な翼を広げ空へ旅立って行く。
「追わなくてよいぞ。情報整理するため一旦宿に戻るんじゃ」
「同感ね。天使族まで出てきたんじゃ面倒くさいし」
俺は
この国色々な人いすぎでしょ。
情報が集まるのは事実だけど。
俺達三人は一度宿に戻り、情報整理をする。
~~~~~~~
ナハトは怒られていた。
「勝手な行動しないで。相手が天使族だけならまだしも得体のしれない相手は危険すぎるわ」
「分かってるわよ。怒らないでよ」
フードを被った少女はふーっと溜め息をつく。
「狙いは宝石ね。狐の仮面の女も宝石持ってたし。次からは単独行動禁止」
「えええええええ」
「はいかイエスで選びなさい」
「はい」
ナハトは泣きそうな瞳でフードを被った少女を見ていた。
「色々と面倒になってきたじゃない」
フードを被った少女は宿の窓から雪を見上げていた。
~~~~~~~
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