第12話 詩人には珈琲がお似合い?


同じコーヒーを飲んでいるはずなのに

味が随分浅くなった


君におすすめされたコーヒー

すごく香りが良くて

鼻腔に幸せが広がった


ひとりの部屋で飲んだコーヒー

君が選んでくれたマグカップ

本を読んだせいかな

舌が繊細なだけかな


無意識について書かれた本は

読んでいるうちに

頭の中のイメージが爆発して困る


何が違うんだろう何がズレてしまったんだろう

ひたすら賢い理由を探した

朝部屋の掃除をしたから?

読んだ本の影響?


上昇しすぎると落ちる時苦痛になるよ

本当はくだらない理由かもしれない

お昼がマクドナルドだった、とかね

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