第4話 ドリーム・タイム (オーストラリア・アーネムランド)


1.

『マニングリダからアーネムランドのすべてのむらへ。ローバー川のほとりで長老の葬儀があった。彼等は風をつくり、歌をうたって長老を送った。海岸のむらは、しばらくの間、強い風に注意するように。くりかえす。アーネムランドのすべてのむらへ――』


 ワモットは古いラジヲを小脇に抱え、森のなかを走っていた。少年が跳ねるたび、乾いた砂が赤い煙を上げ、煤けた匂いがただよう。ラジヲからは、警戒を呼びかける声がくりかえし流れている。少年は黒い頬に微笑をうかべ、白い歯をひらめかせた。

 乾季のガップル・メーレ(ブライス川)は水位が下がり、痩せた身を川床によこたえている。ネネケリ湿地の中心にわずかに残ったみずたまりに羽を休める水鳥たちを眺めながら、ワモットは父を捜した。うけを仕掛けた場所まで来ると、父は別の人影と並んでいた。

 ワモットは裸足の足裏をすべらせつつ立ち止まった。


「父さん!」

「ワモット。どうした?」

「ラジヲが――」


話しかけた少年は、父の表情に気づいて言葉を呑んだ。隣に立つゲラ伯父の手には、〈棒の手紙ジュンギ・マーク〉(注①)が握られている。

 ワモットは急に恥ずかしくなった。彼をふくむ新しい世代の者たちは、〈棒の手紙〉を読むことができない。少年は英語でわめいているラジヲを切り、板状の棒に刻まれた線をたどる父親たちの声に耳をかたむけた。


「東から西へ、か」

「何日も吹くだろうな」

「火に気をつけなければ」

「そろそろ誰かがマイヨルク・ジン・ガップルメ(雨乞い)をするだろう」


聴いているうちに、少年は胸の奥がむずむずしてきた。下草を焼くブッシュ・ファイヤ(野火)のような、それに炙られる木の実のような、じっとしていられない感覚だ。(何日も吹くって? サイクロンのようなものだろうか。虹蛇ウェッティチィは現れるだろうか) 期待に黒曜石の瞳をきらめかせる息子に、父は向きなおった。


「ワモット。お前は明日、伯父さんのところへいって、絵をみせてもらいなさい」

「えっ、いいの?」


 思わず声が弾んだ。伯父は、ゆったりとうなずいた。


「アート・クラフト・センターへ行ってきた。もう数人、描き手が欲しいそうだ。やってみるか?」

「はいっ」


 ワモットは背筋をのばして即答した。乾燥させたユーカリの樹皮に描く絵や、木彫りの彫刻は、彼等の伝統芸術として珍重されている。アボリジニ援助局のアート・クラフト・センターに持って行けば買い取ってもらえる。伯父の作品はコンクールで賞をとったこともあり、人気があって高い値段がついている。その伯父から習えるとなれば、これ以上のことはなかった。


「よろしくお願いします」

「では、行かせよう。ワモット、筌を引き上げる。手伝いなさい」


 父はさらりと言って動きだした。伯父も踵をかえすと、地面に置いていた丸めたペーパー・バーグの樹皮を抱え、去っていった。ワモットは大切なラジヲを手に、父に従った。


 ワモットと父は以前マニングリダまちに住んでいたが、父の母(ワモットの祖母)が亡くなったことをきっかけに、故地カントリーへやって来た。ゲラ伯父は産まれたときからずっとこの地で暮らしているので、部族の言葉にも神話にも詳しい。伝統的な生活をおくるアボリジニは二割ほど(注②)と言われるが、ワモットはここが好きだった。


 父は水辺に仕掛けた筌を引きあげた。ワモットも、ラジヲを地面に置いて手伝った。筌には大きなナマズが一匹、バラマンディという魚が三匹、小魚が十四匹はいっていた。父子は顔をみあわせて笑った。

「明日、伯父さんのところへ持って行こう」


 獲れた獲物は魚もガンもエミューもカメも、部族でわける習慣だ。ワモットは頷き、二人は帰り支度をはじめた。

 


2.

「あの岩にも、岸辺にも、向こうの丘にも、祖先の血と汗と精霊たちがいる。ここは我々の故地カントリーだ」


 ワモットの父はことあるごとに語った。少年は憶えている。祖母が亡くなった時、その遺体は樹皮に包まれて埋葬され、一ヶ月後に骨だけ掘り出されて木の棺に納められた。一度目は肉体と〈影の魂〉の、二度目は〈真の魂〉と骨のための埋葬だ(注③)。そうして祖先たちの血と汗と魂は、彼等の故地カントリーに還って来る。



 夕陽が赤い大地をさらに燃え立たせる頃、ふたりが家に着くと、父の二番目の妻コチャンは堅パンダンパーを焼いていた。その傍らで彼女の幼い娘ミラライジ(ワモットの異母妹)は、穴に入れたクビナガガメを棒で突っついて遊んでいた。一家の夕食は、おき火で焼いたダンパーとカササギガンの肉と、砂糖をたっぷりいれた紅茶だ。

 食事がおわると、ワモットの父は今日とってきた魚をならべ、仲間にくばるために分け始めた。彼等の家はアボリジニ援助局の支援で建てられたトタン屋根だが、乾季には暑くて中で眠れない。全員、戸外で寝るのが常だった。

 魚を分けおえると、父はタバコをみながら妻に告げた。


「明日、ワモットをゲラ兄のところへ行かせよう。樹皮画の描き方を教えてもらうのだ」


 コチャン義母はぱっと顔を上げ、期待に満ちたまなざしを義理の息子へ向けた。


「それはいい、絵は売れるからね。うちも余裕ができるだろう。でも、」

 若い義母が父をみやったのは、少年の希望より夫の顔色をうかがうためだった。

「おまえ、学校へ行きたくはないのかい? マニングリダの援助局に相談すれば――」

「がっこう?」

「わしがワモットを預けるのは、」

 案の定、父は不機嫌に言い放った。

「わしは三十しか神話を知らないが、ゲラ兄は殆ど全部を父から聴いて知っているからだ。金銭かねのためじゃあない。神話を知らなければ、誰が儀式を行うのだ」

 義母は怯えたように黙ってしまった。


 コチャン義母は、ワモットの父の従妹イトコの娘の娘(交叉従妹)だ。彼等の部族では約束婚の相手プロミスト・ワイフに相当し、縁組が決まってから十年以上、父は彼女の一家に金銭的な援助をしてきた(注④)。本人の意思に関係なく嫁いできた義母には、子ども達の教育に対する考えがあるのかもしれない。


 少年は、肉の脂のついた指を舐めて微笑んだ。

「おれはここが好きだよ、母さん。学校へ行きたいとは思わない」

 義母は夫と息子に横顔をむけ、娘の髪を撫でていた。



3.

 ゲラ伯父はあらかじめきれいに切って乾燥させたユーカリの樹皮を、日よけ小屋のなかにひろげた。

 彼は南の森でとって来た平らな石の上に、ワモットが川で汲んで来た水を少量のせ、赤オーカー(鉄を含む粘土顔料)をすり始めた。ランの葉からとった糊を加え、ユーカリの枝先を噛んでほぐした筆をつかってまぜあわせる。そうして作った赤い絵具を、樹皮の表面にまんべんなく塗っていった。ムラにならないよう、時間をおいて、何度も。

 手前から向こうへと動く伯父の手を、ワモットは固唾をのんで見守った。

 一時間ほどして赤い絵具がかわくと、伯父は黄色のオーカーをとき、樹皮に四角い枠を描きはじめた。黒はブッシュ・ファイヤで燃やしたペーパー・バーグの炭だ。はっきりとした線でうけとトゲのある魚を描き、伯父は語った。


   この世のはじまりのときドリーム・タイム

     筌は人間のように地上を歩きまわっていた。

   ある日、筌は魚をさがしに出掛けて、たくさんの魚を獲った。

   それを観た精霊ジャンガオルとマンブは、われわれに言った。

   『あなたがたが筌を作り、籠を持っているなら、

     沢山の食料を手に入れられるよ』

   そこでわれわれは筌を作り、満月と新月に多くの魚を得るようになった。


 伯父は大きな筌と籠と、ミズヘビとナマズと、ララジジャ(ダツの一種)の絵を描いた。描きながら語り、また歌った。ワモットが持ってきた魚を喜び、豊漁を願うグイイ・マネカイ(注⑤)の歌をうたった。


     魚が死んだ トゲのある魚が  

      筌をつける木の枝にはさまれて

     ンガラジャルに バイプルンガ  

      白タイにナマズにオオナマズ

     ジャンドの木の下 トゲ魚の子ども  

      頭の黒いトゲ魚に コイボンド

     トゲをもつたくさんの魚たち トゲを刺す 

      人に刺す 背びれのトゲを

     ああいやな魚の家族たち



 ゲラ伯父は、ワモットに描いてみろとは言わなかったが、絵の内容を丁寧に教えてくれた。身近な草木や狩りの獲物に関する物語だけでなく、創世の神話も。ワモットはいっしょうけんめいに憶えた。


   この世のはじまりのときドリーム・タイム

    大地はたまごのように裂けて水があふれた。

   水は一部は黄色く、一部は白くにごっていた。

    洪水がとまっても、黄身と白身はまだやわらかかった。

   精霊ムッカルは、卵が乾いてかたくなるまで、

    何年も待たなければならなかった。

   すべてが固まると、精霊ムッカルは東から西へと旅をして、

    世界のあらゆるものに名前をつけていった。


   ムッカルはカヌーに乗って海をわたり、陸地をみつけた。

    そこにはツルやヤムイモや、魚がいた。

   さらに陸地の奥へ進んで行くと、夜になった。

    ムッカルは長短二本の棒を使い、火をおこした。これが火熾しの始まりだ。

   夜空を見上げたムッカルは、星ぼしをみつけた。

    明るい星を金星バニンビルと呼び、小さな星をガルダと名付けた。

   天の川には、ボロロとワンダラという名を与えた。


   翌朝、エルコ島にやってきたムッカルは、赤い石をみつけた。

    その石で肌をこすると、赤い色がついた。

   精霊は 『この石は、どうしてこんなに赤いのだろう?』 といい、

    赤オーカーをマルナルと名付けた。

   それ以来、われわれは儀式の際、赤オーカーを体に塗るようになった。


   精霊ムッカルは西へ行き、この村の北の土地をブラウィリと名付けた。

   われわれは死ぬと、血と汗は精霊が旅をした道筋ソングラインを逆にたどり、

    ブラウィリへ戻るのだ。


   精霊ムッカルは旅をつづけ、

    いくつもの土地と鳥と魚に名前をつけていった。

   北のよく乾いた土地をみつけたムッカルは、そこで火を放った。

   ブッシュ・ファイヤは北から南へと燃えひろがり、

    あらゆるものを焼いて清めた。


   精霊ムッカルは、家族を連れてはじまりの地へ戻って来た。

   彼は海辺の土地ジマルウに家族を住まわせると、再び旅に出た。

   彼が名付けたものたちが、今も生きているのを確かめるために。


 ――こうしてゲラ伯父は、五日間かけて五枚の絵を描いた。



4.

 夜になると、伯父は発電機を外に持ちだしてTVを点け、映画のビデオを映した。各々の家で夕食をおえた二十人ほどのむらびとは、集まってそれを観るのが習慣だ。

 ワモットは、伯父にコチャン義母と父とのことを話した。少年の実母は幼い頃に死んでいる。マニングリダまちに戻って学校へ通うことについて、相談したかったのだ。

 日本製の中古TVの画面では、ジャッキー・チェンが踊っている。目を輝かせて魅入るむらびと達を眺めながら、伯父は長パイプをくゆらせた。


「ガンダディラ(ワモットの父)はむかし白人の街に憧れて、ダーウィン(注⑥)まで行ったからな。酒に酔って喧嘩を起こし、刑務所に入ったこともある。だからだろう」

「われわれの文化を教える前に、子ども達を白人の学校へ行かせるもんじゃない」


 伯父の隣でタバコを吸う老人が、煙とともに吐き出した。


「わしの息子は年長者のわしに口答えするようになったし、娘は勝手にアンナガラとの約束婚を破棄してしまった。考えられん」

「だが、まちは便利だからなあ」


 また別の男が言った。


「冷蔵庫や扇風機がある、小麦粉も缶詰も。便利なものがあるのに、使えないなんてなあ」

「ブライの妻はブライと恋仲になり、約束婚を破ったのです」


 伯父は穏やかに老人をなだめた。


「TVもトラックも白人が持ってきたものです。我々は変わりつつある。約束婚の慣習も、変えた方がいいのかもしれません」

「まだ早い。早すぎる」


 老人は不満げに顔をしかめ、首を振った。

 学校の話が約束婚の話になってしまい、ワモットは困惑していた。成人儀礼を済ませたばかりの甥に、ゲラ伯父は優しく訊ねた。


「おまえはどう思う? ワモット」

「どうって……」

「ここにいれば、いずれおまえの父の姉妹たちが、おまえの結婚相手を選ぶだろう。金星をドリーミングにもつわれらドゥア半族の相手は、イリチャ半族だ。まだ、産まれてはいないがな」

「…………」

「相手が決まれば、おまえは父がしてきたように、その娘の家族を養わなければならない。狩りと樹皮画だけでは難しいだろう」

「おれ……おれ、がんばります」


 ワモットが戸惑いつつ応えると、伯父と老人たちはたのしげに笑った。


「白人たちと生きて行く術を身に着けることも大切だ。だが、忘れるな。どこへ行こうと、われわれは故地カントリーへ還って来るのだ」


          *


 ワモットが自宅へ戻ると、父は家の前の地面に腰をおろしてタバコを喫んでいた。義母と妹の姿はなく、少年は首をかしげた。


「母さんとミラライジは?」

「マニングリダへ買い物に行った。いつ帰ってくるかは判らない」


(えっ?)

 家のなかをみた少年は、鍋や籠など、母の持ち物がなくなっていることに気づいた。普段の買い物ならむらの中心の店へ行けばよく、マニングリダまで出掛ける必要はないはずだ。誰が二人をトラックに乗せて行ったのだろう?

 ワモットは、伯父からわけてもらった赤オーカーの塊と筆と、カササギガンの肉をならべた。そうして、心なしか小さくなったような父の肩に、声をかけた。


「おれ、絵を描くよ、父さん。それが出来たら、マニングリダへ売りに行こう。母さんとミラライジを迎えに」


 父は照れくさそうにうなずいた。

 乾いた風がユーカリの梢をゆらし、空を駆けていった。





~『Shakin' The Tree』第四話・了~

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『Shakin' The Tree』第四話・解説


《オーストラリア先住民(トレス海峡諸島民を含む)》


 オーストラリア島大陸と周辺諸島に人類が居住を始めたのは、約五万年~十二万年前と考えられ、最古の人類化石は約四万年前のものが発見されています。亜熱帯から砂漠まで地域によって環境の異なるオーストラリア大陸では、1788年の白人入植時には、約三十万~百万人の先住民が五百以上の語族に分れて居住していました。白人が持ち込んだ伝染病、「アボリジニ・ハンティング(虐殺)」、キリスト教化、強制収容、同化政策……などにより、1920年代にはアボリジナル人口は約七万人まで減少しました。また1869年~1969年にかけ、アボリジニや混血の子どもを親元から引き離し寄宿舎や白人家庭で養育するという政策が行われました。アボリジニの文化を断絶し、存在自体を消滅させる目的であり、実際は約十万人の子ども達が強制収容所や孤児院に隔離され、虐待、遺棄されていたそうです。


 1922年、西部に初めてアボリジニ保護区が設置されました。しかし、まだキリスト教の伝道所が中心でした。

 1930年、オーストラリア連邦政府は「アーネムランド・リザーブ(保護区)」の設置に同意しました。

 1965年、連邦政府はアボリジニの伝統文化を認め、従来の同化主義から統合主義政策へ変更しました。さらに72年には自己決定主義政策へと変更しましたが、この時点ではまだ保護区の拡大や土地の返還については触れていませんでした。

 1974年、王立評議会は1788年以前のオーストラリアの土地はすべてアボリジニによって占有されていたことを認める答申を発表しました。

 1976年、「アボリジナル・ランド・ライト(ノーザンテリトリー)法」(土地権法)が成立。

 1990年代、アボリジナル人口は約三十五万人に回復しましたが、白人との文化の差、経済格差、学歴の差や公的扶助への依存を目的とした詐称などが問題になっています。

 2008年、ケビン・ラッド首相は、政府として初めて公式に先住民に対し謝罪を行いました。



 ■ジナン族

  ノーザンテリトリー州アーネムランド・アボリジナル・ランド・トラストに暮らす約一万人の先住民には、十三の語族が確認されています。ジナン語族は北東部に居住し、十七世紀ごろからインドネシア方面からの漁民(マカッサン)との交易をおこなっていました。湿地と森林、草地、マングローブ林などに居住し、狩猟・漁猟・採集を行い、交易によって貝製品やダブル・アウトリガー・カヌー、鉄製のオノやナイフ、タバコとパイプなどを入手していました。

 半族は、アボリジニの人々の社会をふたつに分ける集団です。ジナン族にはドゥア半族とイリチャ半族があり、同じ半族内での婚姻は禁止されています。


(注①)ジュンギ・マーク: 「メッセージ・スティック」とも。赤く塗った板状の棒に複数の線を刻み、それによってさまざまな情報を伝えるものです。メッセンジャーがこれを持って、各村の長老へ情報を伝えました。


(注②)伝統的な暮らしを送るアボリジニは約二割: 1980年頃の民俗誌に基づくデータです。


(注③)〈影の魂〉と〈真の魂〉: アボリジニの人々は、人間には二つの魂があると考えています。〈影の魂〉はトリック・スターの性格をもち、生きているものに悪事を働く死霊メルレになります。心にあるもうひとつの〈真の魂〉は、死ぬと血と汗とともにブラウィリに戻り、一族の子孫に生まれ変わるとされています。


(注④)プロミスト婚: 半族間の婚姻で、当該男性の父の姉妹の娘の娘(交叉従妹)のなかから妻となる女性が選ばれます。かなり年齢差があり、男性側が相手の女性とその家族を養わなければなりません(娘の両親が死ぬか、もういいと申し出るまで)。かつてはヤリや食料を払っていましたが、現代は金銭になっています。


(注⑤)グイイ・マネカイ: 季節に応じて特定の動植物の狩猟や採集を規制する(禁猟期を設ける)習慣があり、「マネカイ」はそれを終える儀式のことです。魚、ガンなどが対象でした。


(注⑥)ダーウィン: ノーザンテリトリー州西部の街。第二次世界大戦中の1943年、日本軍がこの街を爆撃しました。作品のワモット達の住む場所からは、約100km離れています。





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