第2話 ジャングル

「まったくきりがないなこいつら…」

「こいつら結構手ごわい?っていうか押されてる?」

「なんだよぉ!あっち行ってよぅ!」

「それでいなくなったらいいんだけどな…」


キングコブラ、オセロット、ミナミコアリクイ、ジャガーは大型セルリアンの群れに悪戦苦闘していた。戦い始めて一時間がたとうとしている。その理由は…

「石が隠れてる?いや単に見えてないだけ?」

「石がなかったらどうすればいいのぉ!」

「とりあえず叩き潰すまでだ…!」


セルリアンの弱点である石が見つからない………しかもとてつもなく固い……!


ジャングルちほーはほかのちほーに比べても強いけものが多い。が、かなりの時間戦ってるだけあって皆のスタミナは限界だった。強がっているジャガーも限界が近いはず。


「っ…!このままではきりがない!私が飛び込むからその隙に…!」

「おい、無茶いうなキング!お前がいなくなったら誰がジャングルを守るんだ!」

「っ…でもどうすれば……!」

「ね、二人とも、あれなんだろ?」


オセロットが指さした瞬間


……………爆発音とともに目の前にいたセルリアンが消滅していた。




うっし、まず1キル。すぐさま次の標的に銃口を向け、引き金を引く。

ジャングル内に銃声が響き渡る。サイレンサー持ってくるべきだったかな?


……この距離から狙うのはさすがに厳しいな……確かダットサイト持ってたはず…

シグマは急いでバックの中を探る。


「あった…これをレールにつけて…」


サイトを覗き再び標的に銃口を向ける。うん、見やすい!

2キル…3キル…次々にセルリアンが爆散していく。あと7匹。

5キル…6キル……順調にセルリアンを倒していく。あれ…?10匹目どこ行った……?


あたりを見渡そうとした瞬間、すぐ後ろからパッカーンと破裂音が聞こえた。


「周囲警戒を怠るな!私がいなかったら死んでいたぞ!」


うひょーコブラさんカッコイー!

てか結構危なかったな……しっかり警戒しないとね

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る