第12話 スクロック遺跡 ‐誤作動‐
「どうしよう……」
閉じ込められたと知ってからどれくらい経ったかは分かりませんけど特に何か出来る訳でもないのでボーっとしていたら、隣で絶望したような声を出してコロンさんは天井を見上げました。
対してマイティアちゃんは転がってきた物が塞いでいる入り口に近寄って触ったりして何か考えている様子です。
そんな二人を見ている私の横ではクリスタ君がコクヨーちゃんに石をあげています。
この二人のやりとりを見てたら、少しほんわかしますね。
まあ、今はほんわかしている場合じゃないんでしょうけど。うーん、どうしましょうか?
その時、ふと思いました。
そうですよ。クリスタ君にブレイクしてもらえばいいんですよ。そうです!そうしましょう!
そうと決まれば早速。
「クリスタ君」
「なーに?」
「ブレイクで穴を開けながら進みましょう」
「あれ?良いの?ここはきちょーだからあんまり壊さないでって、まいてぃあさんが言ってたよ?」
そう言えば、奥に進むって決めた時にそう言われましたね。
うーん、それじゃあ、どうしましょうかね?
そう考えて、なんとなく奥に視線を向けた時、ふと気になりました。
でも、何が気になったのかも良く分からないんですよね。ですけど、違和感があるんですよね。うーんと、何でしょうかね?
そう頭を捻っていたら入り口の方で調べているマイティアちゃんも後姿で分かるくらい頭を捻っていました。
思い返せば間一髪でしたね。私がドアを蹴り飛ばさなかったらどうなってたんでしょうか。考えただけでゾッとしますよ。
と、そう思った時、私の頭にピピピンと来ました!
そういえば、私が蹴り飛ばした扉が無いですね。
私はその事が分かって少しもやもやが晴れました。
ですけど、今度はそのドアがどこに行ったのか凄くもやもやです。
「……どうかした?」
と、私が考えてたらいつの間に来たのかマイティアちゃんが隣で聞いてきました。
少しびっくりしましたよ。
コロンさんもびっくりしてます。
「あ、えっとですね。私が蹴った扉が無いのでどこに行ったのかなって」
「……そういえば」
そう言うとマイティアちゃんも気付いた様子です。
でも、部屋はここで終わりなんですよね。すぐ後ろ壁ですし。
と、思っていたらマイティアちゃんが後ろの壁を触り始めました。
そして、
「……これ、壁じゃない」
そんな事を言いました。
ほえー、壁じゃないんで――
「え?壁じゃないんですか!?」
「……薄暗くて分からなかった、けど、これ他の壁に練りこまれてるのと同じ障壁魔法が張ってあるだけ」
マイティアちゃんが説明してくれました。
なるほど。つまり、後ろは壁じゃないという訳ですか。ふむふむ。
……あれ?ですけど、それと扉が消えたのと何か関係あるんでしょうかね?
「あのー、マイティアちゃん」
「……何?」
「それと扉が無いのとって何か関係があるんですかね?」
私がそう言うとマイティアちゃんは黙っちゃいました。
というより、またまた顎に手を当てて何か考えてるみたいです。
やっぱりその考えてる姿見ると賢そうです。そうです。私も考える時はそうしましょう!
「……もしかして」
と、私が意気込んでいたらマイティアちゃんが壁から離れて黒い物がぶつかってぐにゃっと曲がっている扉の方へと向かっていきます。
そして触り始めました。
マイティアちゃん、触るの好きなんでしょうかね?
ですけど、何か思いついた様子ですし、何かあるのかもしれませんね。
……それにしても、私も何かしたいですね。
そう思って辺りを見渡しましたけど、マイティアちゃんの出した光だけがこの辺りを照らしている物なので、今、マイティアちゃんが傍にいない現状では全く見えませんね。
「……なるほど」
諦めて大人しくしていたらマイティアちゃんのそんな声が聞こえました。
それと隣で「おりなー。お腹いっぱいです」と言っているコクヨーちゃんの声も聞こえますね。
コロンさんは、――ころんって寝転がっちゃってます。
まあ、とりあえずですね。マイティアちゃんに何が分かったのか聞いてみましょう。
「何か分かったんですか?」
「……この扉、魔法無効化の魔法が付与されてる」
魔法無効化。なかなか危険そうな言葉ですね。
「……でも、これ、鋼鉄製だから外して検証するのは難しい」
と、マイティアちゃんが少し残念そうに言いました。
なるほど。
「外せればいいんですね!」
「……え?」
私はそう言って扉に近寄りました。
多分、黒いのも重いですし寄りかかっていて更に重いんでしょうけど、一撃で決めますよ!
そうして私は渾身の一撃を扉に叩きつけました。
結果、足に痺れが走りましたけど、黒いのも一緒に廊下側に飛ばすことに成功しましたよ。
どうですか!
「マイティアちゃん!外れましたよ!」
私はこの功績を報告します。
ですけど彼女は目を見開いていますね。なんか喜んでいるような表情じゃないですけど……?
そう思う私の耳になんだかゴロゴロっていう音が聞こえてきました。
見れば、あの黒いのまた転がってきてませんかね?というか、また廊下をこっちに向かって来ているような?
「……皆、扉の直線状から避けて」
マイティアちゃんの言葉にようやく事態が飲み込めました。
どうやらまたあの黒いのが転がってきたみたいです。って、ええ!?
「なんでまた転がってくるんですか!?」
「レシア、そんな事言ってる場合じゃないでしょ!早く――」
私にコロンさんが言いますけど、気付いたらもう黒いのが私の目の前です!
あわわわわ!ぺちゃんこは嫌ですーー!!
私は必死に咄嗟に、拳を黒いのに放ちました。手に凄く衝撃が伝わりましたけど、黒いのはまた来た道を戻って廊下に戻っていきました。
そしてまたまた転がって来ます。って、何でまた来るんですかぁ!!
私は今度も拳で応戦です。うう、手痛いです。
「レシア、距離を離したんなら、避けたら?」
と、私が三度目転がってきた黒いのに対して涙目で応戦のポーズをとっていたらそう言われました。
……確かに、そうですね。
私はコロンさんの案に納得し、黒いのが廊下にいる間に横に移動しました。
そして黒いのはドォンという音を出して後ろの障壁にぶつかって、少し横に動いて、止まります。
……ふう、ようやく一安心ですね。
そうして私は蹴り飛ばした扉を取りに廊下へと行き、引っ張って持って来ました。
案外、思ったよりは軽いですね。ですけど、重いには重いです。
「で、マイティアちゃん。これ、どうすれば良いですか?」
私はヒョイと扉を持ってマイティアちゃんに問いかけます。
「……その扉をあの障壁に当ててみて」
「こうですか?」
私はマイティアちゃんに言われて通りこの扉を障壁に触れさせてみました。
ですけど、一向に障壁に当たりませんね。それに急に暗くなって周りが見えませんし……。
「マイティアちゃん。障壁無いんですけど?」
と、私が振り返るとそこには誰もいませんでした。
え?なんで誰もいないんですか!?どどど、どうしましょう!?と、とりあえず戻りましょう!
私はそう考え扉を持ったまま来た方向へ戻ります。
すると、急に明るくなりました。
うう、暗くて怖かったです。
「……やっぱり」
と、ホッとした私の横で聞こえた声に少しびっくりです。
見ればマイティアちゃんでした。
何がやっぱりなんでしょうか?
「……あなたの持ってる扉に触れながら行けば皆行けるかも」
マイティアちゃんがそう言いました。
という訳で、私達は私の持つ扉に触れながら障壁を越えました。
その間、マイティアちゃんの出していた光が消えてしまったので真っ暗な中ですけども。
「あとどれくらい行けばいいんでしょうかね?」
「そういえば。ねえ、マイティアあとどれくらい行けば手を離して良いの?」
「……それは――」
ふと疑問に思ってコロンさんに聞いたらコロンさんがマイティアちゃんに聞きます。
ですけどマイティアちゃんは黙ってしまいました。
どうしたんでしょうかね?
そう思ってマイティアちゃんの方を見ようとしましたけど、暗くて見えません。
一体どうかしたんでしょうか?続きの言葉聞こえませんし、もしかしてマイティアちゃんに何かあったのでしょうか!?
私は心配でマイティアちゃんに声をかけようと思った時、再度声が聞こえました。
「……ごめんなさい。通れるとは思ったけど、どこまでの範囲に張ってあるのか分からない、から。判断材料が無い」
それはマイティアちゃんの声でした。
聞けて一安心ですね。ですけど、範囲ですか。うむむ、私も分かりませんね。
「あのね。もうだいじょーぶだと思うよ!」
私も悩み始めたその時、クリスタ君が言います。
クリスタ君がそう言うって事は大丈夫だと思いますね。うん。大丈夫でしょう。
「クリスタ、なんでそう思うの?」
と、コロンさんがクリスタ君に問いかけました。
「だってね。このお部屋のあのしょーへき、壁にまた別の石がね入っててねそこにこーゆーふうにあったからね。もう過ぎたから大丈夫だと思うの!」
そういうクリスタ君。ふんふん、つまり、もう過ぎたって事ですね!
というか、こーゆーふうってどういう感じで表現したんでしょうか?凄く気になります。明かりが無くて見えないのが悔やまれますよ。
と、説明していたクリスタ君にマイティアちゃんが話しかけました。
「……クリスタ、今、手離してる?」
「うん!だってせつめーするのに手を離さないとできないもん」
聞こえてきたのはクリスタ君のそんな声。
確かに説明するのには身振りが大事だったりしますからね。クリスタ君は体いっぱい使って説明しますからとてもほっこり聞いてられますし。
それがクリスタ君の説明の仕方の良い所です!はなまるです!
「いやいや暗くて見えないから離しても仕方ないんじゃ。でも、もう安全って判断で良いのかな?」
「……多分」
そんな声が聞こえて皆さんが手を扉から離す感じがしました。私も扉を離す為に床に置きました。
……どうやら大丈夫みたいですね。流石クリスタ君です。
と、マイティアちゃんが光の魔法を唱え、光る球体がまた現れます。
その光に照らされて私達の視線に映し出されたのは、さっき私が飛ばしたと思われる扉と今置いた扉。そして大量の骨――。
ってぇ!!
「な、ななな、なんですかこれ!?」
「な、なに、これ……」
明らかに人のものだと分かる骨に私は咄嗟に近くにいるクリスタ君を抱きしめます。
いえ、怖いからじゃないです。クリスタ君も怖いかなと思ってですから!
ごめんなさい。嘘です。怖いです!!
そんな私の横ではコロンさんも顔を真っ青にしています。
ですけど、クリスタ君とコクヨーちゃんとマイティアちゃんは平然としてます。
マイティアちゃんに至ってはその骨に近寄って行っちゃいました。
よく、平気ですね……。私は見れませんよ。骨っていう事はここで人が死んでるってことなんですよね。うう。クリスタ君に「どーしたの」って言われましたけど答えられません。怖いです。
「……おかしい」
と、クリスタ君を抱き上げてうなじに辺り顔を埋めていたらマイティアちゃんのそんな声が聞こえてきました。
それにコロンさんが問いかけます。
「おかしいって、何が?」
「……この骨、全部同じ人の物」
「え?」
その言葉にコロンさんが驚いたような声を出しました。
同じ人の物ってどういう事なんでしょうか?そう思い、チラッと見ます。
頭蓋骨がこっち見てるじゃないですか!
私は再度クリスタ君のうなじに顔を埋めます。怖いです。
「……これ、何?」
と、今度は少し声が遠くから聞こえてきました。
その声の方をチラッと見ると、マイティアちゃんが奥の方に行ってるじゃないですか。
どうしようか悩みましたけど、仕方ありません!
勇気を出して進みますよ。
私はクリスタ君ガードでチラチラ見ながら通路を確保しつつ近付いていきます。
そうしてマイティアちゃんの元に着くと、そこには大きな良く分からない物がありました。
何でしょうかこれ?
「何か、ガラスみたいなのだけど」
と、コロンさんが見上げながら言いました。
確かに何か太い柱みたいにガラスがありますね。あと、なんか緑色っぽい感じがします。
「ねえねえ、れしあさん」
と、見上げていたらクリスタ君に声をかけられました。
「なんですか?」
「あれ何ー?」
「あれ?」
そう言うクリスタ君の指差す先。そこには何か小さな丸い
なんでしょうね?これ。
そう思いつつ、抱き上げてるクリスタ君を抱きかかえ直した時でした。
カランと音を立ててクリスタ君の魔宝石が落ちちゃいました。
そしたら、その魔宝石がその窪みに填まっちゃいましたね。
その瞬間、その魔宝石を中心に光がシュピーンって感じで光る線を出してるじゃないですか。何でしょうかねこれ?
そう思っていたら、ウォォオオオオン……ていう感じの低い音がし始めました。
な、何でしょう?なんだか少し嫌な予感がするんですけど。
「ちょっと、レシア!何したの!?」
と、ドキドキしながら見ていたらコロンさんに言われました。
「私何もしてませんよ。クリスタ君の魔宝石が填まったら急に」
私がそう言った時でした。
急に部屋が明るくなったのは。
「……明るくなった?」
その光景にマイティアちゃんが辺りを見渡します。
その時でした。何か良く分からない声が聞こえてきました。
なんと言うか、声であるのは分かりますけど、本当に良く分からない言葉を話している感じです。
「これ、さっきの文字と同じ言葉」
と、コロンさんが言いました。
さっきって言うと、あのコロンさんが読んだ意味の分からない文字という事でしょうかね?あ、という事はコロンさん分かるんですかね?
「……言ってる意味分かる?」
「え?ちょっと待ってね、ええっと、魔力250%オーバー、適性数値100%オーバー。余分量を室内魔力に変換しますって言ってる」
そうコロンさんが言った瞬間でした。
さっき見ていたガラスに光が灯ったのです。
それに気付いて視線を動かすと、なんと中に裸の人が入っていました。多分男性だと思います。
股間に私に無いもの付いてますから。
「え?え?何、これ?って、裸!?」
そう言ってコロンさんは顔を真っ赤にして手で顔を覆っています。
対してマイティアちゃんは眉を顰めました。
「……なんで、少し懐かしい感じがするの?」
そんな事を言っています。
ですけど、本当に何でしょうね?これ。
緑色の物はぶくぶく泡たっていますし。その中にいる人は眠っている様子です。
と、その時でした。
「皆さん、無事ですか!?」
そんな声が聞こえて視線を向けると、黒いのがありました。
あれ?あれは障壁があってここに入って来れないはずですよね?というか、部屋が広がってます?
というか、この声って。
「あ、れおんさんだー!」
私に抱かれているクリスタ君がそんな声を出しました。
そうです。この声はレオンさんの声ですね。
すると、黒い物の横を通ってレオンさんとディアナさんとルーファンさんと、他に鎧を着た人が数名やって来ました。
見るとギルシュガルデさんもいますね。
「良かった。無事だったみたいだね」
レオンさんは私達の傍に来るとそう言いました。
ホッとした様子の所を見ると凄く心配していたみたいです。
なんだか申し訳ないように感じます。
「しかし、この遺跡にこんな場所があるとは」
と、ディアナさんが辺りを見渡して言いました。
他の方々も興味心身で辺りを見渡しています。
その時、視界に入って思い出しましたけど、ここ骸が結構散らばってるんですよね。
うう、明るくなってはっきり見えてまた少し怖いです。夢に出てきそうです
「あの、おりなー。この方達はどなたです?」
と、コクヨーちゃんが私に近寄りスカートを掴みながらクリスタ君に問いかけました。
それに対してクリスタ君は指差ししながら答えます。
「えーとね、この人がれおんさんでね、あの人がでぃあなさんでね、この人がるーふぁんさんでね、その人がぎるしゅがるでさんでね。僕の知り合いだよ」
「そーなのですか」
「うん!」
クリスタ君の言葉にコクヨーちゃんは納得した様子で一安心と言う感じです。
「え?それで良いの?」
「はい。良いんです。おりなーの知り合いなら悪い人じゃないです!悪い人じゃなきゃだいじょーぶなんです」
コクヨーちゃんの言葉にえぇ……と少し気圧されてるコロンさん。
ふふ、私は分かってますから気圧されませんよ。
「そういえば、この子は?」
と、得意気にしていたらレオンさんに聞かれました。
多分、コクヨーちゃんの事ですね!
「コクヨーちゃんです」
「はい。コクヨーです」
私が紹介するとコクヨーちゃんは頭を下げました。
ふふ、とても良い子ですね。
「ところで、後ろにあるそれはなんだ?誰か入ってるみたいだが?」
と、ここでディアナさんが問いかけてきました。
「えーと、良く分かりませんけど、私達が見たらもう既に入ってましたよ?」
「そうなのか」
「もしかして、
と、ディアナさんと話していたらレオンさんがそう言って見上げました。
……え?
確かお父さんが人造人間も作っちゃいけないものの一つって言ってましたよ?
「人造人間、それに通路の前にいた倒れた
そうレオンさんが真剣な表情で言いました。
研究施設。何か凄い感じがしますね。
「詳しい所は、研究者たちの領分。とりあえず、救出しに来たんだから連れて帰ろう」
「ああ、そうだね」
ルーファンさんの言葉に同意するレオンさん。
こうして私達はレオンさん達に連れられてこの部屋を後にする所だったんですけど、動こうとした瞬間。再度、またコロンさんにしか分からない声が聞こえました。
その声に周りがどよめきます。私は経験済みなのでどよめきませんけどね。
ですけど内容が気になったので再度コロンさんに翻訳を頼みます。
「コロンさん、なんて言ってるか分かります?」
「ええっと、基準値を突破。英雄の富の子、規定値より装填魔力220%以上。
「ほえー、コロンさん凄いですね。私には全く分からなかったですよ」
ふむふむなるほど。良く分かりませんけどなんだか賢そうな言葉ですね。
でもなんか変な感じがしますね。って、なんかゴゴンという音がしたんですけど……?
すると急に地面が揺れるじゃないですか!!
「な、なんですか!?」
「じ、地震!?」
私とコロンさんが同時におろおろです。見れば他の皆さんもそんな感じです。
続いて水音がするじゃないですか。
何が起きたのかと見れば、ガラスの中の緑色のが減っていってますね。
って、え!?
「あの緑色の減ってますよ!」
私が指を向けるのと同時に皆さんの視線があのガラスへと向きました。
すると皆さんから三者三様な言葉が聞こえます。
「何が、起きているんだ?それよりも、警戒はしておいた方が良さそうだね」
「ああ。そのようだ」
そんな中、レオンさんとディアナさんは剣を抜くとそのガラスに対して剣を向けて構えました。
見ればルーファンさん、ギルシュガルデさん、マイティアちゃんも構えてますね。
それに続くように他の人たちも構えました。
構えてないの私とコロンさん、クリスタ君とコクヨーちゃんです。
これは構えた方が良いですかね?
そう思い行動に移そうとした時でした。
ブシューとかいう音がして見れば、なんか煙がガラスの下から勢い良く噴出しているじゃないですか!
な、なんでしょうあれ。
そう思い見ていた私の視界はあっという間に白い煙に遮られてしまいました。
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