第6話 家でのアイツ
「………」
今日は休日。バンダイからは何も発売するものがない…両親も仕事でいない。バイトも休み…つまり、家でほのぼの過ごせるということ!!
「あ、Youtubeの東映公式チャンネルから通知だ。」
チャンネル登録してある東映の公式チャンネルからお知らせが来たと思えば「仮面ライダーエグゼイド」の1話公式配信!?平成最後だからって嬉しい要素やり過ぎじゃない!?
「1話の社長はまだ健全だなぁー」
スマホの中に映る社長を眺めて思う…最初はイケメンの好青年なゲーム会社の社長かと思えば徐々に黒い部分を見せて仕舞いには「ポウッ!」とか言い出すし。まぁそういうところがみんな大好きなんだけどね。
『患者が笑顔にならなきゃ意味がないんです!』
このシーン、グッとくるね~この時の永夢は研修医だけど「患者を笑顔にする」っていう信念は1年を通して変わらなかったの覚えてるな~!
ー数時間後ー
「変身!!」
『ドライブ!タイプ・スピード!』
これだよこれ!ライダーに変身するこの感覚!やっぱ本気でやると味が違うね~!
「決めるぜ、覚悟!ハァ!」
『フージョンライズ!ウルトラマン!ウルトラマンべリアル!ウルトラマンジード!プリミティブ!』
つい1年前のジードも完璧!ウルトラカプセル無くなってなくて良かった…!結局ヒーローは信じる奴がジャスティスだもんね!
ー数時間後ー
「久々にライダー無双やろ。」
ライダー無双というのはゲーム「仮面ライダーバトライド・ウォーシリーズ」のことを言う。ここんところ全然やってなかったから丁度いいや!
『仮面ライダーバトライド・ウォー創生。』
タイトルコールは響鬼さん…派手めじゃない落ち着いた声がまた良いんですわ響鬼さんは。
「誰で無双しようかなー…」
正直な話、全てクリア済み。常時最強形態になれるチート級の装備アイテムも手に入ってるし。ただもちろんのこと、ライダーによって性能は全く違うのでどれを使うか迷う。
「う~ん…ここは「指輪の魔法使い」でも使うか!」
『さぁ、ショータイムだ。』
挙げ句選んだのは仮面ライダーウィザード。バトライド・ウォーの初期からいるライダーだけど結構使いやすくて技も豊富だから初心者でも扱いやすい。
『魔法の力、見せてやるよ。』
さぁゲームスタート。とりあえずここら一帯の怪人を薙ぎ倒すか。
ー数分後ー
『笑わせてくれたお礼に、派手に消してあげましょうか!』
お!ボスは「仮面ライダーW」に登場したウェザードーパントか!これは熱い!
『ヒースイフードンボーザバビュードゴーン!!ハイタッチ!シャイニングストライク!キラキラ!』
『ハァァァ!!』
開始いきなり最強形態のインフィニティースタイルを出していく。レベルマックスにしてあるせいか、変身直後の必殺技でもう半分削れている。
「光速斬りじゃあ!」
画面から宝石のキラキラと相手を凄まじく斬り刻む音が聞こえる。これは見ててものすごく痛そう。
『まさか…この私が…』
早い。ほぼ数十秒で決着つく辺り流石はチートアイテム…
ーその夜ー
久々に家で過ごしたものだけど中々に良かった。また明日からは争奪戦やら何やらで忙しくなりそうだし、今日は早めにゆっくり寝よう…
続く。
次回予告
雄子、また確率の壁に当たる。
「ガシャポンのメッキライドウォッチ…」
またも100円玉を投下し続けるのか!?
「甘くはないんじゃあ!!」
次回「レアのために全てを繋ぐ」
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