第2話 争奪戦にいらっしゃいませ
「ん~…」
…!!外が異様に明るい!!まさか寝過ごした!?慌ててスマホの時刻を確認する…
「7時34分…行ける!」
良かった…まだ全然朝じゃん…さぁ、さっさと支度済ませて行きますかね。
ー電化製品屋ー
家の近くのこの電化製品屋、いつもお世話になっております。うげっ…結構並んでる…
「みんな買いにきたのかな…?」
見たところ老夫婦が多いみたいだけど、30代くらいの男性客も多いな…ひとまず並ばないことには意味がないし、そのうちはっきり分かるか…
ー数十分後ー
8時59分…!残り1分のこの時間が待ち遠しい!早くその目でベルトを拝みたい…私の心の火が燃えながら潰されそうになる…!今の私は負ける気がしねぇ!!
残り10秒…9、8、7、6、5、4、3、2、
「オープンです。いらっしゃいませ。」
…1!!
サッサッサッ…
当たり前だが店内は走れない。だからはや歩きで行く。私の他にも何人か狙いは同じのようだ…
「あっ!結構あるじゃん!」
店員も分かっていたのかベルト及びその関連商品は大量に置いてあった。これなら全部1つずつ購入できる!
ー数分後ー
いやー買った買った。総合計で2万ぐらいは使ったかもしれない…でもちゃんとクローズのライドウォッチは貰えたし、今日に関しては何も文句なし!関連商品も後々買えなくなって闇の中を見つめてるよりはマシだからね!
ー雄子の部屋ー
『ライダータイム!カメ~ンライダ~♪ジオウ!!』
凄いです…最高です…天才です…!!ギミックがもうダイナミックすぎて理解が追い付かん!でもそのダイナミックさがイマドキのライダーって感じ!く~!たまらん!
「これから1年よろしく!ジオウ!」
これで明日のジオウも楽しく見れそうだ!
ーコンビニー
「雄子ちゃん、ちょっと良いかな?」
「はい、何でしょうか店長。」
「ちょっと肩揉んでくれないかな…最近凄い夜遅くまでやっちゃってて…」
呼び出されて何かと思えば肩揉みですか。
「大丈夫ですよ!ちょっとくすぐったいかもしれませんが…痛みは一瞬です!」
「やっぱ面白いな雄子ちゃんは。じゃ、お言葉に甘えてやらせてもらうね。」
「ホワチャッ!ホワチャッ!肩こり逃げろホーイ!」
「……今度は何の仮面ライダー?」
「…仮面ライダーメテオです。」
続く。
次回予告
文化祭で雄子がヒーローに!?
「こういうのを待ってたのよ!」
ヒーローの演技に全てを注げ!!
「変身!!」
次回「変・身・祭」
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