第209話 悪戦苦闘


 いまカクヨムコンの真っ最中ですね。今年は三十五年前に書いた旧作を公開してお茶にごしで参加している雲江斬太です。

 私事ですが、先月また引っ越して、やっといろいろと安定してきました。昨日ガスコンロも届いたし。


 さて、旧作『エンジェル・ジェネレーション』は絶賛連載中ですが、校正がまだまだ終わっていない自転車操業状態。この感じだと、今年はコンテストの中間選考は通らないかもね。

 なんとか生原稿からの読み取り、データ化は終わり、づきは校正。グーグルレンズからの読み取りで大量に挿入されている半角スペース削除と、変なところで入っている改行削除。

 半角スペース削除は、さいしょ一個一個やってたんですが、さすがに時間かかるんでもう「ctrl F」の「置換」で一気に削除してます。さらに、原稿用紙に書かれた小説ですから、Webに適した四千文字で区切られていない。それを分割して、読み取りエラーを校正してアップロード。思った以上に大変です。



 が、今回の話は、次回作のこと。

 いま一生懸命アイディアを生み出してます。

 本来今年のカクヨムコンに出す予定でいた『ドラゴンどんぶらこ』が、これでは駄目だと気づき、では、どれならいいんだ?ということで新作に挑んでいます。

 すなわちこれ、小説の作り方の問題なんです。



 通常みなさんは、アイディアを出し、キャラクターを決め、プロットを組んで、小説を書き始めると思います。

 が、このやり方ではダメで、正確に言うと、このやり方でも運がいいと面白い物が書けますが、確実に面白い物を書こうと思ったら、最初の段階できちんと決めておくことがある。そこに今になってやっと気づきました。


 で、この最初に決めておくことは何かと言うと、ぼくはそれを人に教える気はさらさらありません。

 みなさんは自分なりのやり方で面白い小説に挑んでください。


 今回挑戦しているのは、ぼくのやり方の話です。ただし、これ。特別なものではなくプロの作家の方々は普通に毎回やっていることだと思います。自然に。そして体験的に。


 で、とにかくこの新しいやり方で、つぎの新作を書いてみる予定です。実際にそれが可能かどうか、確かめないとならないですからね。そのテストケースとして『ピーチ・プラスワン』を作ってみようとしています。

 が、これが中々難しい。当たり前ですが。


 でも、これで『ピーチ・プラスワン』がちゃんと書ければ、『ドラゴンどんぶらこ』も、その他の作品もちゃんと書けるはずなんです。あくまで予想ですが……。


 とにかく思いついたらやってみる。書けたものを読んでみて、結果を判断する。

 いまそこに力を注いでいます。




 ……つまり、あんまりカクヨムコン、頑張ってないです。



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