第199話 勝手に動くキャラとラストの決まっている長編
なんかサポパス・キャンペーンやってるみたいですね。
限定近況ノートを書くだけで、リワードがもらえる!カモシレナイ
それでか! サポーターいないのに、限定近況ノート書いている人がいるのは!
と思ったら、なんとぼくのことをサポートしてくれている奇特な方がいらっしゃいました。
あわててサポーター限定近況ノート書きましたよ。
内容はプライベートなことで、ネタとしては面白いのですが。ええ、面白いのですが……。
ということで、気を取り直していきましょう。
いやー、カクコン、終わりましたね。遅ればせながらお疲れさまでした。
今年のカクコンを振り返ると、参加作品を書き終えるのに一苦労して、あまり読めなかった印象です。が、自主企画を立てて、いろんな方々と交流できて良かったです。
手応えとしては、読者選考を通るかどうかは怪しいんですが、楽しい物語を書けたので、参加して良かったな、と思ってます。
ということで、このエッセイも通常営業でいこうと思います。
某所でちょっと話題になっていたネタに、ここで触れてみます。
それは、勝手に動くキャラクター。
小説書くときに、キャラが勝手に動く現象ってたまに聞くと思います。人によっては、そんなこと有り得ないと言いますが、ぼくの場合はよくあります。ノープロットで書いていた時期なんかは、もうキャラが勝手に動いてくれないと厳しかったですね。
で、プロットをきちんと書いても、その中でキャラクターは勝手に動くことが多々あります。
ということで、うちの勝手に動くキャラクター、第1位から第3位まで発表します。
☆第1位 ビュート
『カーニヴァル・エンジン戦記1 悪魔のカーニヴァル・エンジン』のビュートがやはり強烈でしたね。
カーニヴァル・エンジンは巨大ロボットなのですが、ビュートは「ヘルプウィザード」という操縦サポートAIです。主人公が巨大ロボットのコックピットに初めて乗り込む場面を書いているとき、「ヘルプウィザード」という設定もろとも、「こんにちはー」と元気よく、勝手に登場してきたキャラクターがビュートです。
もちろん「ビュート」なんてキャラも、「ヘルプウィザード」なんて設定も、その行を書くまでは一切考えていませんでした。
また、『カーニヴァル・エンジン戦記2 ストロベリー・アタック』において。隠蔽されていた主人公メカが敵側のキャラに発見されてしまうエピソード。
ビュートが強敵二人を撃退するんですが、書いているぼく自身、「あれ? こいつなにするつもりなんだろう?」と首を傾げながら筆を進めていました。まさかあんなことするとは……。
とにかく、勝手に動くキャラはほんと、勝手にしゃべるし、勝手に行動します。ただそれで物語の流れを破壊することはほとんどありません。うちの場合は。
☆2位 ヒチコック
2位は、『ときめき☆ハルマゲドン』のヒチコックです。
彼女も勝手にしゃべるし、勝手に動きます。書いていてたのしい。
『とき☆ハゲ』はきちんとプロットを書いて話を進めているので、当然ヒチコックにはやってもらわにゃならんことが事前に決まってます。
にもかかわらず、勝手に動く!
そのせいか、ぼくが書くキャラクターの中ではもっとも泣くシーンが多い。ぼくはそもそも泣くキャラクターって書かないんですが、ヒチコックはよく泣く。しかも勝手に。
また、勝手に動くキャラって、意外なことを言い出すことも多いですね。へー、こいつこんなこと言い出すんだーと、なかなか楽しいです。
つーかなんだ、あの第5章の、ガンナーなのに魔法薬たくさん持っているって設定。
あんなの、プロットにはもちろんありません。というか、魔法薬を集める場面がそもそも、その場のノリで書いていて、プロットには存在しないシーンでした。
あと、ヒチコックをご存じの方には意外かもしれませんが、ヒチコックが動物好きという設定も、まったくありませんでした。なんかそうなっちゃったんです、勝手に。
そもそもぼくが動物好きではないので、本来ほくの書くキャラクターにそういう要素はないんです。
え? 猫が好きなんじゃないかって? たしかに犬よりは猫が好きです。が、正確にはぼくが猫好きなのではなく、猫がぼくを好きなのです。
☆3位 カメ先輩
3位は『電動マッハ!』のカメ先輩こと亀山邦江です。この名前はメカニックから取ってますね。ミニ四輪やレースのことについていろいろ教えてくれて、頼りになる軍師であり、作者にとっては体のいい解説役キャラでした。
カメ先輩は、当初は美形のクールなキャラだったのですが、だんだんエロキャラにシフトしていき……。
作者としては、苦笑いしか出ない状況に(笑)
『電マ』は、『刀剣オカルトMØDE』の前に書いているので、詳細なプロットはありません。だいたいのアイディア出しただけで書いてるので、「サギ高レース」でメイド喫茶にいた大仏コスプレのお姉さんが、そのあとでミスコンに参加することになるとは、ぼくは夢にも思ってませんでした。
それはそうと、現在『電動マッハ!2』を書いています。
『電動マッハ!』はむかしの作品なので、読んでいた方は少ないと思いますが、ミニ四駆ならぬミニ四輪で遊ぶ小学生たちのお話です。
ただしミニ四駆とはちがい、RCカーみたいなリモート・コントロール。Wi-Fiを使用します。
またコクピット内蔵カメラで、マシン視点の映像をVRゴーグルに転送してコントロールできるという素晴らしいオモチャ。四輪にサスペンションがつき、変速機も装備。タニヤとGASEの共同開発した大人気商品です。←架空のオモチャですよ、念のため。
いま思いっきり都大会のレースシーン書いているんですが、正直「これ、面白いのかな?」と不安になってきています。
都大会の会場は、東京ディズニーランドならぬ東京ディズミーランド。現在は第2ステージの『スプラッシュ・キャニオン』で、濡れた路面でのバトルを書いてます。
「いやこれほんと、面白いのか?」と疑問に思いつつ。
都大会のアイディアは前からあったし、じつは『電動マッハ!』って、ラストシーンが決まっているんです、以前から。
で、今回都大会で、「電光」雪花とは決着つけますし、そのあとのラストシーンまで書きます。
ときに、みなさんは書いている長編でラストシーンが決まっている話ってあるでしょうか?
完全なるラストシーンではないのですが、ラストバトルがどうなるかが決まっている長編シリーズが、うちには2作品あります。
『ときめき☆ハルマゲドン』と『剣豪戦隊ブゲイジャー』ですね。
ラストバトルとその結末。
だいたい決まってます。ただし、そのあとの本当のラストは決まっていません。
今回のコンテストで書いた『その聖戦士、ニセモノです!』も、ラストバトルまでは順調に書けたのですが、ラストシーンがなかなか書けなくて、苦労しました。
結果的に、ああいったオチにしましたが、良かったのか、悪かったのか?
ただ、ああいった形で終わらせておくと、続きを書きだす時に楽ですね。すでにケンシロウには、「異世界に帰る」というミッションが提示されていますから。
そして、次回作のプロットにも手を出してます。
だって、いま書いている小説書いちゃったら、つぎのプロットができてないとマズいじゃないですか。
でも、苦戦してます。
まあ、その話はいずれ。
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