児童向け(つばさ)、児童文芸(カクコン朝読)を視野に入れると、他の出版社の児童向け&児童文芸は文字数の関係でかなり厳しいですね。
他社は制限文字数がとても少ないのが現状です。
昨年つばさに出した『セイギノミカタの見方』ですが、みらい文庫に出すために三万文字削りました。
児童向け文庫では、つばさがダントツで制限文字数が多いです。参考までに。
でも、斬太様の話はみらい文庫とか青い鳥文庫とかで映えそうだな、なんて思いました。
作者からの返信
え、未来文庫とか青い鳥文庫だと、文字数がもっと少ないのですか。
じつは『宇宙海賊キャプテン・モーモー』に関しては、ポプラ社の「ズッコケ文学新人賞」がいいかなと考えているんです。
しかし、『セイギノミカタの味方』を三万文字削るって、それかなり無茶してませんか?
でも、児童文学だとそれくらいの長さなんですかね。
いやー、いろいろと悩みが増えました。
ついさっき、公募の落選を知ってへこんでます……(;´∀`)
アイデアからして面白い物語。そうですよね、まずそこからですよね……(><)
とりあえず、次のカクヨムコンのプロットを練るのを頑張ります!ヾ(。>﹏<。)ノ゙
作者からの返信
公募で落選したんですか。でもまあ、応募すれば落選する可能性は多々ありますね。そこを恐れていたら公募には出せないし、落選したということはつまり、応募したということだから、それだけでも凄い事だと思いますよ。
というような、ありきたりなコメント返信でよいでしょうか?
もし、おめーも書き手なんだから、物書きらしいアドバイス寄こせよ、ということでしたら、以下をお読みください。
どんな公募にどの作品が落選したのかは分かりませんが、直近の『銀狼』を例にとりますと、設定過多の傾向があると思います。『女狐』も然りですね。
少し前に書いた「からくりサーカス」状態です。
『銀狼』については、「銀狼」の設定と「花の乙女」の設定があり、このふたつについて、読者は作者より説明を受け、きちんと理解しないと物語を楽しめません。
『女狐』についても、二人にそれぞれ憑りついた妖怪や呪いの設定が多く、物語を複雑にしています。
いずれも、主人公2人の「こういう状況を生み出したい」という理由から付け加えられた設定なのですが、生み出したい状況を生み出すために、設定を盛ることになっていると思います。
たしか前回のカクヨム・コン。恋愛部門で大賞をとった作品は、結婚した旦那が戦争で留守で、終戦によって帰って来たから離婚してください、みたいな話だったと思います。
そこに、作者の作った架空の設定はなく、読者は既知の知識で物語を理解できます。
設定過多になれば、それだけ作品は複雑になり、読者に対する説明と理解が必要になります。具体的にいうと、「あらすじ」段階ですでに、「銀狼」と「花の乙女」の解説が必須になっているはずです。
生み出したい男女の状況をつくるために設定にたよるのは、悪手ではないでしょうか。
もっと単純な設定もしくは、過去のストーリーによって、おなじ状況は生み出せるのではないでしょうか。
砕けた表現をするなら、もっと単純なストーリーでも面白い小説は書けるのではないでしょうか?
たしかに、矛盾のない世界観、整合性の取れた物語であることは重要です。が、そこが求められているかどうかについては、ぼくは正直疑問です。
とまあ、その辺りがぼくの感想なのですが、ぼく自身は恋愛ものは書かないので、使えるところは使い、使えないところは切り捨てて、まあこういう視点もあるんだな程度に読んでおいてください。
そうなんですよ!
そもそも、文章が!とか構成が!とかの前に、今の傾向として、アイデア重視ですよねー
そして、おそろしいことに、オリジナリティよりも、今の売れ線をはずさないことなのかなーと。
出版社も、売れるかわからないオリジナリティにかけるより、売れ線をとって確実にペイしたいって考えなんでしょう。
作者からの返信
そういう視点で考えると、出版社の利益重視ばかりが鼻につきますね。
ですが、無名の新人が書いた小説がコストとリスクをかけて出版されるということは、それだけの何かがあるということになります。
売れ線も重視されるでしょうが、やはりオリジナリティー、すなわちその人にしか書けない物語であることは重要だと思います。
エヴァンゲリオンのセリフでこんなのありますね。
「君にしかできない、君にならできることがあるはずだ」
これはまさにクリエイターの仕事の神髄ではないでしょうか。
でもほんと、構成とか文章とかではないですね。そもそもが読みたくなるシ話ではないでしょうか。
もう随分前のことになります。
テレビをつけたら刑事ドラマをやってたんです。いまどき刑事ドラマって珍しいなと思ったら、主演は織田裕二さん。なにこれ、超面白そう!と思いました。
「踊る! 大捜査線」でした。
まず、内容を最後まで吟味してもらってから「面白い」では、弱いと思います。ぱっとみて、なにこれ面白そうでないと、新人のデビュー作としては絶対弱いはず。そりゃ伊坂幸太郎さんの新作ならば、みんな注目してくれるだろうけど。
つまりですよ。もうアイディア自体からして面白い話でないといかん!
それがいまのぼくの結論です。
『モーモー』、児童文学の新人賞に、いいですね。ちなみに、エブリスタで8月1日までの児童文学のコンテストがあります。10万字未満です。
作者からの返信
情報ありがとうございます。ポプラキミノベル小説大賞ですね。これ、じつはちらりと目にして気にはしていたんです。おなじポプラ社のずっこけ小説大賞とどうちがうんでしょかね。
エブリスタには登録してないんで、見送る予定なんですが、レーベルの印象としては、ぼくに書きやすいゾーンの予感もします。
「モーモー」を出すかは未定ですが、場合によっては参加するかもしれません。今回は無理ですが。
ただ、このレーベルなら『電動マッッッハ!!!』や『電影竜騎士団』もいけそうな気がするんですよねー。
あれ、十万文字以下なら、『電マ』がそのまま行けるかも……。