第170話 え、つばさ文庫!?
近所の本屋に行くと、大河ドラマのコーナーがあるんです。
で、吉沢亮さんが表紙のムック本とかが面出しで飾られてたり、ポスターが貼られたりしてるんですね。
で、和服着て、刀差した吉沢亮さんを見て、いつも思うんです。
「刀の差し方、変じゃねえか?」
なんか変なんですよ。大刀と小刀の鍔があたっている。それじゃあ干渉してどっちかが抜けねえだろうという実用的な意味以上に、鍔が当たるということは、差し方が間違っている可能性があるんです。
つまり、帯の同じ場所に二刀とも差しちゃってる疑惑ですね。
和服の帯って、3回巻きます。すなわち、帯の隙間はふたつある計算ですね。で、このふたつのうち、お腹にちかい方に小刀を差して、遠い方に大刀を差します。
こうすると、鍔が当たることってないはずなんです。
正しいお箸の持ち方と一緒ですね。お箸の先端が接触していると、間に指一本入っているので、お箸の頭は触れません。
おなじように、二刀の間に帯が1枚入っていると、二刀が噛み合って、ぴたりと決まり、ずれなくなります。鍔だってあたりません。
が、帯の同じ場所に差してしまうと、お箸を握っちゃう持ち方みたいになって、刀は干渉するし、動くし、つーか、鞘が傷つくし。
なんか、帯のおんなじ場所に差している気がするんですよねー、気のせいかも知れないけど。
で、本題です。
なんか他の方のエッセイとか近況ノートとかで、つばさ文庫の新人賞の話題が出てしまた。え、もうすぐつばさ文庫の募集開始なんですか。
今年は応募する気がなかったのでチェックしてなかったんですけれど。ちょっと焦りました。
というのはですね。
今年は応募しないつもりだったんですが、つい3日ほど前に新しい作品のアイディアが生まれて、大まかなプロットまで書いてしまったのです。
あ、これ、行けるんじゃね?って感じのやつなんです。
いま現在ぼくは、『ときめき☆ハルマゲドン』の第5章を書いてまして、現段階で10万文字を超えてしまってます。正直、これ、どうなんだろう?という出来なんです。なんといっても、まず長い。
いま書いているのがちょうど、今回のポンコツ・ゲストの成長の場面なんですが、もう5話も6話も費やしてます。内容的に大丈夫なんでしょうか、とも思うんですが……。
しかも、まだまだ終わる見通しが立ってない。クライマックスがまだ先なんですね。
ということはですよ。
つばさ文庫のアイディアがあっても、今年は絶対間に合わないってわけですよね。
いや、『とき☆ハゲ』中断してそっち書くという選択肢もあるのですが、いまのぼくの「書く」スタンス、というかポリシーから、それは出来ない。まあ、ポリシーなんて曲げてもいいんだけど。
じゃあ、『とき☆ハゲ』書いてから、「急ぎ働き」
いや、ぜってー間に合わねえ。
じゃあ、来年?
鬼でなくても笑われそうだ。というか、なんで鬼が笑うんでしょう。
ともあれ、小説を書くという行為は、生ものですよね。料理と同じで、始めたら止められない。オムレツ作っているときに一時停止できないみたいなもんで。
が、プロットは作ってから、置いておける。
ということは、プロットだけはきっちり作って置いておくのがいいのかなぁ?
ちなみにこの新作。ぱっと思いついて、ぱっと全体プロットが出来ました。
前回も書きましたが、「それが単純にどういう物語であるか」から「ちょっと具体的にどういうストーリー」かまでが中々遠く、かつ極めて重要である気がしています。
まあ、この話はいずれしましょう。
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