ついつい、設定を盛り込みがちですよね。
わたしもやります。
簡潔にいえるストーリーってテンプレにかたよりがち。
で、テンプレじゃだめだ!って難しい設定をつけて、結局なにしたかったかわからなくなる、パターン。
最近、テンプレだっていいじゃないって思いだしました(笑)
昔、藤田さんが絵を描くところテレビでやってましたけど、 すごかったです。
もう、勢いで書いている。無駄な線がいっぱいはいってるんですよ。で、それを、ホワイトを使って修正していくのです。
最初に、わーーーっと自分の中にあるものを吐き出さないと、だめなタイプなんでしょうね。
作者からの返信
根幹の部分はテンプれでいいし、いっそテンプレの方がいいと思うんです。「妖怪退治」とか。
ただ、そこから物語の根幹に至るに、なにがしか「オリジナル要素」が必要になるし、しかも、その段階で「すでに面白く」ないと厳しいですよね。
この「面白い」と「オリジナル」が難しい。
また、「やりたいことを実現するために、どうしてもごちゃごちゃと設定を盛る」病も発症したりしたら、最悪ですよ。ええ、そういう病歴もぼくにはあります。でも、そこは設定ではなくて、その奥の、というか手前の、基幹部分に問題があると思うんです。自分でもよく分からんけど。
そして、藤田和日郎さんの画!
無駄な線も凄いが、書き込みも凄いですよね。
飛び散るからくり人形の破片とか、空をおおう卑妖の群れとか。精子かよ、いや、マンボウの卵かよ、と思います。マンボウの卵は三億個あるらしいです。
ちなみに、魚の卵は、それが最初どんな数でも、成魚になるのは二匹だけです。だってそれ以上だと増えすぎて、自分らが絶滅しちゃうから(笑)
と、ちょっと話がそれましたが、画も凄いですけれど物語も凄いですよ。『双亡亭、壊すべし』の一巻だけ読みましたが、正直圧倒されました。
ちなみに、画像検索すると素顔を拝謁できるんですが、……え、こんな人が描いているの?と軽くカルチャーショック受けました。
ひと言で表せられる物語を書けているか……。と言われたら、書けていない時もありますね……(><)
とりあえず、新作はちゃんとプロットを作ってから書き出そうと心に決めているのですけれど、クライマックスが思い浮かばなくて困っています……(><)
この主人公達、この設定だからこそ、というクライマックスが思い浮かんだら最高なんですけれど、難しいですね……(;´∀`)
作者からの返信
物語をひとことで言い表す。単純明快で、でも絶対面白そうな一行。究極、面白そうな題名が出来れば、もう物語は最後まで出来たも同じですね。
たとえばこんなタイトル、どうでしょう?
「少林サッカー」
少林拳の達人たちがサッカーやる話です。もうここで面白い。たった六文字で面白そうですよね。こういうのを思いつきたい。といっても、それが難しいのですが。
綾束さんがいまプロットを書いているのは、次回のコンテスト用新作でしょうかね。プロットの作り方は千差万別ですので、どんな形式で作成しているのかは分かりませんが、物語の基幹ができていれば、クライマックスを考える必要はなく、おのずと決まると思うのですがちがうのでしょうか。
たとえば、「占星術殺人事件」でも「獄門島」でも、クライマックスは同一です。殺人犯との格闘バトルなんてことはないはずです。
でも、恋愛物となると難しいのでしょうか。
たとえば「タッチ」のクライマックスは明確ですね。でも、「キャンディー・キャンディー」は難しいです。
以前このエッセイで、「はいからさんが通る」のプロットが凄いと書きましたが、「はいからさん」のクライマックスは関東大震災でした。あれは凄いですよね。
というわけで、長いけれど、毒にも薬にもならないコメント返信でした。