第164話 小説書かないで、プロットばかり書いているぜ!


 プロット、プロット、プロット。小説書かないでプロットばかり書いている雲江斬太です。ノートに万年筆でプロットばかり書いていて、とうとうインクを補充しました。ちなみに、インクを補充するときは、洗濯用のゴム手袋使ってます。が、使ってないときに限って、指にインクが垂れる。



 とはいえ、最近は『暴虐のケダモノ・アーマー』の改稿にも手を出してます。半分くらい終わったかな。


 メインで進めている『ときめき☆ハルマゲドン』第5章のプロットはクライマックスの「御前試合」の辺りを作ってます。まあ、思い付きで江戸を舞台にしたんですが、設定とか登場人物の多さとか、謎解きとか、飯テロとか、酒とか、この第5章だけで10万文字超えそうな勢いです。


 メインのノートに設定やら場面やら人物やら書き込んでいたら、訳わかんなくなったので、もう一冊ノートを作って、そこに詳細プロットを書き進めています。

 投稿の予定が完っ全にない作品なのに、すげー力入れてますよ。これぞ、まさに素人のパワーですな。


 これが終わったら、『ピーチ・プラスワン』の予定。


 あと、つばさ文庫用にアイディアを出した長編がありますね。



 ときにみなさん、プロットの作り方って、決まってますか? ぼくの場合は、このエッセイ読んでいる方は何となく気づかれているかと思いますが、毎回ちがいます。


 いや、ざっくりと見ると、毎回同じなのかな?


 たとえば、『暴虐のケダモノ・アーマー』では、超プロット理論を使いました。これ、ちょっとネーミングが変なので、単に「スーパー・プロット」としておきましょう。

 小説のすべてをプロットで記述する方法です。世界観もキャラクターも舞台設定も登場アイテムも、プロットで記述してしまう。これは、『ケダ・マー』では有効でした。



 つぎに使うのが、いたってプレーンな作製方法。

 アイディアから、それに適したキャラを作って、面白そうなエピソードを繋げる方法。

 『電動マッッッハ!!!』なんか、それですね。

 ミニ四駆+ラジコン。小学生が主人公で、作る過程、練習する過程、そして試合。キャラ設定もシンプル。友達、ライバル、先輩、嫌な奴。



 そして、他には、やりたいことをリストアップする方法。

 これは、『刀剣オカルトMØDE』がそうですね。日本刀での斬り合い。蘇る死者。剣豪同士の激突。百人斬り。夢想剣VS西江水。



 あとは、これが一番有効な方法でしょうか。


 アイディアから、ストーリーの骨子を構築する方法。


 ちょっと、『電マ』で使った、アイディアから面白そうなエピソードを繋げる方法と似てますが、全体の流れを優先するところが違います。


 これは、『宇宙海賊☠キャプテン・モーモー』や『電影竜騎士団404NotFound接続に不具合あり』なんかで使った手法ですね。現状これが一番良いんじゃないかと思ってます。全体のストーリーに起承転結やミッドポイントも仕込みやすいですしね。


 余談ですが、起承転結とかミッドポイントとかは、それを組む理由が分かってないと、ストーリーに組み込んでも無意味だと思ってます。ただ、絶対に入れる必要があるかは、ぼくにも分かりません。ただし、SFでは有効だな、と勝手に思ってます。



 今現在手を付けているプロットで、前述の「つばさ文庫用」があります。

 思いついたアイディアから設定、そしてプロットを起こして、描きたい世界観なんかを決めていったのですが、その過程でなんか「つばさ文庫」すなわち児童文学にはそぐわないなぁと感じる形になってしまいました。


 アイディアとしては、ざっくり言ってしまうと「ラジコン物」です。ジャンルとしては『電マ』に近いです。が、どうしてもSF的描写が多くなりそうで、対象年齢は中学生くらい。

 となると、児童文学としては外れてる気がします。ファミ通文庫とか合うかなぁとも思ったのですが、そのファミ通文庫は今年は募集がありません。一部では、レーベルが終了するのではという予測も見られます。


 では、「スニーカー文庫」とか「電撃文庫」のライトノベル・レーベルでしょうか? だとすると、今度は対象年齢が高すぎる気がするんです。ラノベだと、高校生から社会人まで含まれると思うんですが、この「ラジコン物」は、高校生以上の年齢ではハマらない気がするんですよね。


 こういう「オモチャ」に真剣になれるのは、やっぱ中学生。

 それ以上になると、遊びに対してセミプロ的な立ち位置になってくると思うんです。

 純粋に遊びに夢中になれるのは、せいぜい中学生まで。あるいは、三十代以上の大人、かなぁ。どこに投稿するかは、ゆっくり考えてみます。



 で、この「ラジコン物」。アイディアが出てからキャラの名前を考え、プロットも簡単に作りました。

 ラジコンを作り、試合に出て、勝つ話。これは『電マ』と変わらないですね。で、途中に、完成したラジコンが盗まれるエピソードを入れようかと考えました。が、そののち、そのプロットを、まるまる廃棄しました。

 その流れじゃ駄目だと思ったからです。


 全体のストーリーから考え直し、どういう物語にするか組みなおしました。


 で、考えたのがこちら。


「落ちこぼれ三人が、ラジコンで勝ちあがる話」。


 パターンを使いました。


 まあ、この「ラジコン物」は、ここまで出来ていれば、あとは何とかなるかなぁと思ってます。ただ、その前に、とにかく大作『とき☆ハゲ』第5章を完成させないといけない。


 面白い物が出来るといいんだけど。



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