第159話 『ときめき☆ハルマゲドン』第5章 プロット実況①


 そろそろ詳細なプロットに入る予定の『ときめき☆ハルマゲドン』第5章。


 で、その実況を少ししてみようかと思うんですが、➁があるかどうかは分かりません。ちなみに、このプロット実況、以前もやりましたが、読まれた方はどうだか知りませんが、書いたぼく自身は、あとで読み返すと、「へー、あのときこんなこと考えてたのかー」と自分で感心したりして少し面白いので、未来への自分へのお楽しみとして書かせていただきます。

 ネタバレなしでいくよ。



 まず、この『第5章』、基本のアイディアが「江戸」を舞台にしたエピソードを書こうというもの。『とき☆ハゲ』では、敵のダーク・レギオンは基本的に村や街の外に存在して、中には入ってこない設定です。ま、古都ラムザには入り込んでいましたが。



 しかし、今回は、巨大都市「お江戸」に、敵であるダーク・レギオンが入り込んでいるという設定。ただし、一見お江戸は平和です。


 また、お江戸の特殊ルールで、通常の「職業ジョブ」が発動しません。かわりに「生業なりわいシステム」というものが動いています。これは、プレイヤーの行動によってシステムから勝手に与えられる職業であり役職です。



 冒頭の設定では、死織は「遊び人」、ヒチコックは「岡っ引き」の予定。ここは動かないと思います。で、「ジョブ」がなくて「生業」になってしまっているのですが、魔法は使えます。つまり、クレリックである死織は回復魔法などは使えるんですね。もちろん格闘スキルも健在。

 ところが……。「ガンナー」であるヒチコックは、銃が使えません。


 なにせ、お江戸は鉄砲、ご禁制ですからね。「入り鉄砲に出女」ってくらいだから。


 ということで、なんと拳銃の使えないヒチコック。いったいどうなるのでしょう?



 今回のポンコツ・ゲストもすでに決まっています。名前は「真冬」。予定では土方真冬にするつもりです。「ハゲ・ゼロ」のジョブとしては剣士なのですが、お江戸での生業は新選組隊士です。レベルは1。中の人は、歴女です。江戸時代の知識は凄いんですが、剣を抜いて戦ったりは出来ません。永遠のレベル1。



 敵のダーク・レギオンは、かなり手強いボスと、その部下が何匹か。まだ未定ですが、ちょっと多めにする予定です。敵が多いので、味方も多数投入ということになり、クライマックスは同時バトルの予定。そのために、第4章までに出てきたキャラクターたちが多数バトルに加わらざるを得ません。また、ポンコツ・ゲストの真冬以外にも、今回はゲスト・キャラがたくさん出ます。



 そして、肝心のプロットですが、敵を倒すためにクエストをこなして3つのアイテムを入手する前半。死織とヒチコックは別行動。真冬は死織について行きます。


 謎を解いてアイテムを見つけなければならないのに、あちこちで遊び歩き食べ歩きの死織。

 一方、真面目にクエストを追うヒチコックは、街にいるダーク・レギオンを見つけ、それを倒そうと上司の同心に通報するのですが、町方は動きません。それどころか、ダーク・レギオンの存在をもみ消そうとします。




 すこし前にも語りましたが、いわゆる「ぼくの考えた最強プロット」ってやつ。


 対照的な二人の主人公をそろえ、ストーリーにはミッドポイントとクライマックスとどんでん返しを装備するって、あれです。


 今回のプロットのミッドポイントは、死織がプレイヤーキラーに襲われて瀕死になり、敵につかまって地下牢に入れられる辺りになります。

 危機を感じたヒチコックは潜伏。真冬は襲われて、その命風前の灯。


 で、こののちクライマックスのバトルのために、必要なキャラクターを最終ステージへ集合させます。ここにいくつかのどんでん返しというか伏線回収というか、そんなものを仕込む予定です。



 で、だいたいこんな感じの話の構造になっているのですが、これが上手くいくようなら、これと同じ構造、すなわち「ぼくの考えた最強プロット」に則って、つぎの長編のプロットも構築しようかと思ってます。そのつぎの長編というのが、予定では『ピーチ・プラスワン』。


 以前、語った「記憶を失った暗殺者と人狼」の物語です。で、それを書き変えて、現在は「記憶を失った暗殺者と人狼がオーパーツを動かす」という話にする予定です。

 こちらの『ピーチ・プラスワン』はできればキャラクター文芸にしたいんです。

 もともとのアイディアは、ほんと20年とか30年とか前の物なのですが、当時おもいついたまんまのキャラクター・ネームでいこうと思ってます。


 ピーチは上原李一朗。すもももももももものうちから、ピーチです。人狼という設定はちょっと変えました。狼とはちょっと違うものに変身する獣人にしました。


 ワンについては、名前は非公開でしたね。記憶を失った暗殺者。10代後半の少女。正体不明です。本当の名前も分からない。李一朗が彼女につけた名前が「一徹」です。星一徹の一徹。女の子だけど。


 この二人を主人公にするにあたって、キャラクターを対照的にしようと、一徹を冷血で無感情な殺人機械、李一朗を欲望のままに生きる自由人に設定する予定です。

 まだ、物語と主人公2人のキャラの嚙み合わせが決まっていないので現段階では未定ですが、李一朗の、欲望まみれキャラの「欲望」を、どうしようか?と悩んでいます。「物欲」なのか「性欲」なのか「食欲」なのか。ぼくとしては「食欲」が書きやすいんだけど、書きやすさに走っていたら、自分自身でも驚きのないものになってしまいますからね。



 とまあ、そんな感じでつらつら進めているプロットですが、『とき☆ハゲ』第5章の方は現状、ミッドポイント後の展開をどう盛り上げるかで悩んでいます。

 バトル・ステージで死織とヒチコックが合流するんですが、現在のアイディアは……、ネタバレになるので書かないでおきます。



 もしかしたら、詳細なプロットに入ってから何か問題が出てくるかもしれませんが、そんときはまたプロット実況➁として書くかもしれないです。



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