第152話 あ゛あ゛あ゛あ゛、プロットがぁ、終わってしまうぅぅ


 小説書くためには、プロットが必要でしょう。ということで、いろんな作品のプロットを書いているのですが、それらがだんだんと完成に近づきつつあります。



 まず、最初は進行度がトップだった『ときめき☆ハルマゲドン』第5章。これを書きつつ、いっぽうで「つばさ文庫用」の新作も進めていました。

 で、気づいたのですが、どちらかというと複雑なプロットが要求される『とき☆ハゲ』より、「つばさ用」新作の方がプロットが単純な分、固有名詞さえ決めれば簡単に書き始められるそうです。

 が、プロットが単純な話ほど設定がしっかりしていなけれはならない。


 一方『ときハゲ』第5章は、プロットがどんどん複雑化して行っています。



 今回の『とき☆ハゲ』ですが、かねてから予告していた通り、ステージは「お江戸」です。

 なんとハゲ・ゼロの世界に出現した江戸そっくりな都市。その内部にダーク・レギオンが入り込んで、いろいろと悪さをしています。その悪さを暴くのが、死織とヒチコックなのですが、敵の悪事は巧妙で……。



 プロット実況までやるかどうかは不明ですが、第5章の設定は以下です。


 本来街の中には入り込めないダーク・レギオン。

 それが、大都市であるお江戸に侵入しています。そして、プレイヤーを篭絡しています。

 が、ひょんなことからお江戸に入り込んだダーク・レギオンの存在に気づいた死織とヒチコックは、彼らの正体を暴こうと動き出します。



 が、お江戸の特殊なシステムに苦しむヒチコック。逆にめちゃくちゃ楽しんでいる死織。

 2人にはある程度別行動をとらせようかと思っています。最初一緒で、そのあと分岐、クライマックスでまた合流です。

 お江戸なので、敵は妖怪です。



 また、お江戸の特徴として、独特な、生業なりわいシステムというのを入れようとしています。つまり、プレイヤーの行動に応じて、生業つまり職業が決められます。つまり、「旗本」とか「駕籠かき」とか、お江戸特有の職業が与えられ、それに応じたスキルが発動し、それ専用のクエストが配信されるというルールです。


 また生業はNPCにも与えられ、生業クエストはNPCも参加できることにします。

 さらに、設定として、NPCとプレイヤーの見分けがほとんどつかない仕様にします。

 かなり「ハゲ・ゼロ」とはちがうゲーム・システムになりますね。これは、街に入り込んだダーク・レギオンを見つけづらくする設定です。




 この特殊ルールがお江戸で発動している理由は、開発者の須野田乱人が、昔つくった「オエド大戦」というゲーム・システムを遊びで入れたということにしようと思っています。特殊なルールが発動する大都市が、自動生成されている設定です。



 なぜ、こんな複雑な設定にしたのか?は、お江戸内でダーク・レギオンが悪だくみ出来るようにと、もうひとつ、どうしてもやりたいことがあるからです。


 それは、「時代劇ネタ」です。

 具体的にどんなネタを入れるかはまだ秘密ですが、一例をあげるなら、ダーク・レギオンを追っていて殺されてしまうプレイヤーの生業は「隠密同心」です。また、大泥棒として、石川五右衛門か日本左衛門を出したいです。


 ま、日本左衛門は知名度低いから石川五右衛門になる可能性が高いのですが、「斬鉄剣はもってないんですか?」とかバカなコメント来たら嫌なんで迷ってます。でも、雲霧仁左衛門だと版権引っかかりそうで怖い。

 と思ったら、雲霧仁左衛門って江戸時代の講釈に出てきた架空の人物みたいですね。池波正太郎のオリジナルじゃないんだ!

 なんかもう、こういうところが時代考証の難しさですね。かなり難儀しています。


 ゲーム内の街だし『とき☆ハゲ』なんだから、そんなにナーバスになる必要ないのかもしれないですが。





 さて、一方の「つばさ新作」。

 

 こちらはプロットは単純明快です。が、前述の通り、そういうお話は設定、とくにキャラクターの設定を慎重に行わないといけない。あとネーミングも。

 じつは題名は決まっていまして、ただしそれを公表すると、内容に関して誤解されそうですのでまだ非公開にさせてください。が、「つばさ新作」では分かりにくいので仮題として『戦士』ということにさせてください。

 で、この『戦士(仮題)』なんですが、主人公は中学一年生。名前も決まってます。話のだいたいのスタイルも決まってまして、あとは細かい固有名詞とか敵の設定とか。そして、……どんなエピソードを書くか。

 こっちはたぶん、ほぼノープロットで書けると思います。




 そして、もうひとつ。

 もしかしたら、カクヨムの「まとめ機能」に合わせて公開すもかも知れない長編。『カーニヴァル・エンジン戦記4 赤い悪魔』。マジカと自分でも思いますが、果たして14年のブランクを経て続きを書いたりできるもんなんでしょうか(笑)。ちょっとした冒険だな。


 じつは、プロットの大まかなところは出来ています。

 今回は基本アイディアを映画の『眼下の敵』でいこうかと考えています。

 

 一隻の快速艇と敵の大艦隊。立ち塞がる敵の大艦隊を突破して、依頼のあった荷物を届ける「決死の千里行」。

 あ、「決死の千里行」では三国志ですね。だいいち千里じゃなくて千光年だ。


 こちらも大まかなプロットは出来ています。


 1 ミッションを受け、荷物を敵中から奪い返す。

 2 艦体の包囲網を突破する。

 3 追撃を振り切る。

 4 捕捉される。集結する敵艦隊。

 5 突破して逃げ切る。



 この各項目に、バトル・エピソード「亜光速魚雷をかわす」とか「わざとレーザーを受ける」とかを矢印でつなぎ、さらに細かいエピソード「オフ会」とか「ケメコ乱入」とかを付け足してあります。

 で、この各項目をそれぞれ2万文字書けば長編になるはず。


 つーか、カクヨム運営がすげードヤ顔で実装されますと喧伝している「まとめ機能」はいつ稼働するのでしょうか? それによって、執筆開始時期が変わるんですが。




 さらに、一番後回しにされている『ピーチ・プラスワン』。

 こちらは、基幹となるアイディアを思い付きました。あるニュースで思いついたんです。これがあれば書ける。さらに、最近見た映画のバディー物で、主人公2人の対比もヒントをもらいました。



 いくつかのプロットが同時にかなり進んできていて、そろそろ次に書く作品を考える時期に来ています。

 いますぐ書き出してもいいし、脳細胞がトップギアに入ってるのでプロット全部完成されることも出来そう。



 どうしようか、迷っています。


 というわけで、すみません。カクヨムコンのレビューはあまり力が入っていません……。



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