第141話 現在カクヨムコンに参加中ですが……


 今年から新たに作られた新ジャンル「どんでん返し」部門で、今年もカクヨムコンに参加中です。そもそも今年は参加する気はなかったのですが、どんでん返し作品のアイディアが思いついてしまったので、参加しました。

 また、以前書いた『電装竜騎士団』の騎乗式戦闘機というアイディアが自分ではなかなか面白いと思うので、その再利用を以前から考えていました。ならばこの機に、というのもありました。


 さて、今回のカクヨムコンの状況ですが、まず話題になったジャンル詐欺。


 恋愛ジャンルなんかにどっさり異世界転生物が乱入してきています。これは、去年からちらちら見えた傾向なのですが、今回はまさに大挙して。

 ジャンルの意味が不明瞭になってきました。ジャンルが、ではなくジャンルの意味が、です。


 そして、おそらく、確認していないのですが、参加作品がすごく多いのではないでしょうか?


 まず、新規で参入してきている人。これは毎年多いです。


 つぎに、毎年、旧作を一応出している人。こういう人、新作は何も書いてないのに、昔書いて置いてある作品を、ボタンだけ押して出してきてます。意味あるのかな?


 また、他のコンテストで落ちた作品の再生利用も多いと思います。


 カクヨム・ユーザーが増えているのにつれて、参加作品が増えている感じですね。



 半面、もう参加しない人。これもいます。そして、案外多いのが、カクヨムをやめてしまった人&書くのをやめてしまった人。こういった方々についてはいずれ触れたいと思いますが、今回はスルーしましょう。




 で、今回のコンテストの個人的感想なんですが、ジャンル詐欺がインフレーションを起こしてしまい、作品が探しづらいです。つまり、読みたい作品が見つからない。

 裏を返せば、こちらの作品も見つけてもらえない。

 となると、読者選考で強いのは、どんな作品でしょうか。



 交流のあるユーザーや固定の読者がいる書き手となります。

 つまり、新規で参入している方は、まったく読まれずに消えて行くことになります。


 とすると、どうなるでしょう? つぎに出るのはクラスター問題です。つまり、SNS等で不特定の仲間を募って同盟を結び、お互いの作品に☆とレビューをつけ合おうという動きではないでしょうか。

 もちろんその場合、互いの作品をちゃんと読んだりはしません。機械的に、仲間に入った相手の作品に☆とレビューをつけます。読む必要なんかありませんから。


 おそらくこの動き、コンテストの中盤には始まるのではないでしょうか。まあ、杞憂に終わってくれるといいのですが。




 それにしても、いま流行のジャンル詐欺。なかなか面白い方法だなと思うのですが、意外な落とし穴がありましたね。みんなでやると無意味、という(笑)。


 ぼく自身も、そろそろ面白い作品を探してきて読んでいきたいと思っているのですが、ジャンル詐欺が激しすぎて探せません。困ったもんだ。

 つまり、それくらい新規の人は不利ということでしょう。




 さて、ぼくの参加作品。


『電影竜騎士団404NotFound接続に不具合あり』

https://kakuyomu.jp/works/1177354055084027564



 一応宣伝します。


 今回参加のスタンスとしては、まさに「アイディアを思いついたから」の一点です。絶対読者選考通るぞ!という気合はありません。


 が、ぼくとしては、『電影竜騎士団』は、SF小説としてなかなかいい作品が書けたと思っています。これなら、どこかの小説賞に出しても、そこそこ戦えると思っています。

 もし読者選考落ちても、どこかに投稿しようと考えています。


 この作品は、複数のどんでん返しがあり、作品として「どんでん返し」作品とは言えないかもしれません。が、書いていてふと思ったのです。

 本来小説とは、これくらいどんでん返しを入れねばならんのではないか?と。



 いま次回作のアイディアを練っているのですが、つぎの作品でもこれくらいどんでん返しを入れなければならないなぁと思っています。




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