ミッドポイント。
……意識はしているんですけどねぇ……。
物語が大きく転換するゆえに、なんかこう……。
矛盾が出てきて……。
だからなんとかつじつまを合わせようと、ペタペタいろんなものを付け加えて……。
結果的に、「なんだか、つぎはぎだらけのちぐはぐな物語」になることもあり……。
……だからこそ、プロットって大切なんでしょうね……。まだ勉強中です……。
作者からの返信
ミッドポイントとして、真ん中で事件を起こすのは、知っている人はやるかもしれないですね。でもきっと、重要なのは世界観、価値観の転換だと思います。
つまり、細かいプロットに入る前にそこを決めておかないと、難しいのではないでしょうか。
ひとつの物語を思いついたら、それをがらりと変える別バージョンを作っておく。できればそこで、主要キャラクターの関係性を変換したい。味方同士だった者が敵同士になるとか、恋人だと思っていた相手が殺人鬼だったとか。
みたいなことなのではないでしょうか。
たとえば、『千寿堂繁盛記』なんか、いい感じにまとまっているので、このあと大事件が起きて……。
①伊織がいなくなる。
実は伊織は妖怪界のプリンスだった……。
あ、これは無月兄さんが『妖しいクラスメート』でやってますね。
➁小夏がいなくなる。
小夏が妖の王にさらわれてします。伊織はきび団子で家来にしたカワウソと子狸とともに鬼ヶ島へ……。
あ、駄目ですね。勝てる気がしない。
➂近所に和菓子の巨大チェーン店が開店。あの手この手で千寿堂の妨害をしてくる。
一番ありがちですが、これが一番「なんかちがう」(笑)
すこし暇でしたので、遊んでみましたが、『千寿堂繁盛記』はなんかあのまま、ずるずると続く方が楽しそうですね。
ただ、投稿用の長編原稿となると、こういった物語の転換が必要なのではないかな?と考えた次第です。
私も久々に公募に応募することにしました!(≧▽≦)
WEB小説と公募用の小説……。というか、私の場合、15万字くらいで完結するつもりで書いている小説と、WEB小説らしく長く続けるつもりで書いている小説とで、プロットが違っている気がします(*´▽`*)
公募用の方が、ラストを明確に見据えて、そこにもっていくまで無駄なくエピソードを積み重ねる形になりますね。寄り道していたら、字数が足りなくなりますから(苦笑)
ミッドポイント、私も使って書けるようになりたいですね!(≧▽≦)
公募に出すのは「夫君殺しの女狐~」なんですけれど、もしミッドポイントを探すのなら、中盤で香淑が賊に襲われるところですかね……。なんて考えておりました(*´▽`*)
作者からの返信
WEBと公募では、決定的に描写の密度がちがうんじゃないかと思うんです。
描写を軽くした『キャプテン・モーモー』が文字数足りなくなって焦ったことから気づいたんですが、小説においてはまずプロットだキャラクターだうんぬんのまえに、どの程度の密度で描写するかが重要なのかもしれないですね。
そして、ミッドポイント。実際に中央である必要はないのかもしれないですが、最適解はやはり中央かと。
そして、前後で世界観価値観を変えてしまう……。しかも、上手い脚本家は、前と後の関係性も見事です。そういった視点で名作のプロットを見ていくと、一皮むける気がするのは、ぼくだけでしょうか。
にしても、上記の例で、やはり『タッチ』のミッドポイントは凄い(笑)。
編集済
「愛しのハニー」へ素敵なレビューありがとうございました。
正直言いますよ、雲江さんには怒られるかなと思ってたんですよ。
あのふざけたラスト(笑)
やられたーと思ってくださったら、こちらも大喜びです。
短編は勢いとキレ、最後のオチが主要素だと思いますが、長編はプロット考えるのが大変ですよね。
プロットがしっかりしてないと、グダグダになってしまう。
web小説と書籍は、私も全然違うと思ってたのですが、web小説っぽい応募作で賞をとっても、書籍化する時に、そうとうな手直しが編集によってされるようです。
カクヨムで発表された作品が、書籍化をへて全然印象の違う作品になってることしばしば。
そこに抵抗する作家もいるのでしょうが、抵抗したら書籍化されないだけの話。
お客様のニーズに答えるってシビアですよね。
作者からの返信
ぼくはああいうふざけた短編は大好きですよ。うちにはもっとふざけた短編かありますから。いえ、ちゃんとした短編書けないだけなんですけれどね。
WEB小説の大賞をとって、書籍化の段階でぜんぜんちがうものに書き換えるというのなら、WEB小説のコンテストに意味があるのか?と思ってしまいますね。また、WEBからスニーカー文庫とかファミ通文庫とかに応募できるんですけれど、あれもどうなのか?と。
もっとも、スニーカーとファミ通は読者選考ありませんけど。
でも、書店の棚に並んでいる書籍の帯に「WEBで大人気!」と書かれていても、いまは誰も手にとってもくれないような気がします。