第111話 ガンダム、観てます


 YouTubeのガンダム・チャンネルで、最近はガンダム観てます。


 ちょっと前から週一でアップされていた『機動戦士ガンダム』を観てたんですが、いまさらながら気づくこととかあるもんですね。

 第41話『光る宇宙』なんですが、ぼくはあの回、作画が崩れていてあまり良いとは思っていなかったのですが、改めて観ると、やっぱすごい。


 とくに、戦闘シーン。


 モビルアーマー・エルメスのビットによるオールレンジ攻撃をつぎつぎと回避して反撃するアムロのガンダムとか。

 すれ違いざまにエルメスのメガ粒子砲を撃つララァとか。


 息もつかせないニュータイプ同士の攻防。


 そのあとの、ガンダム&GファイターVSゲルググ&エルメスのバトル。

 射撃と白兵、ハイスピードとスローモーションの緩急取り混ぜたせめぎ合い。たしかにちょっと画は荒いんだけど、あのバトルシーンの呼吸は凄いな、と感心しました。



 で、ちょっと興味があって、『ガンダムUC』も二話くらいまで見たんですが、何でしょう? あの、ビームサーベル絡めて、中学生のフォークダンスみたいにくるくる回るだけの戦闘シーンは。

 どうしてああなっちゃったんでしょう。。絵は綺麗なんですが。



 ちなみに、エルメスのララァですが。

 ビットにはそれぞれに単眼モノアイがついてます。あれで敵を視認して、ララァは十機以上のビットを脳波でコントロールして四方八方から同時に攻撃しています。これをオールレンジ攻撃といいます。

 たしか設定では、ララァのあのおっきいヘルメットの内側には、ずらりとモニターが並んでいたはず。


 が、最近のファンネルは、横一列でビーム斉射とか、あれなら別にコンピューター制御でよくねえ?



 で、『機動戦士ガンダム』が終わったからなんでしょうか。

 『ジ・オリジン』が始まったみたいです。『ジ・オリジン』に関しては、ぼくはよく知らんのですが、原作漫画は安彦良和さんですかね。

 アニメの一話、二話は、シャアの小さいころの話。まだキャスバルくんです。で、妹のセイラさんことアルテイシアと一緒にいます。


 こちらは画質もよく、演出は今風ですね。メカはリアル路線で、ガンタンク大活躍。


 でも、画が安彦良和さんで、主役の少年の声が田中真弓さんだと、ガンダムではなく『巨神ゴーグ』に思えてしまうのは、ぼくだけでしょうか?


 にしても、田中真弓さんは、うまい。一瞬だれの声だか分からなかった。そういった意味でやっぱ『巨神ゴーグ』を思い出す。

 


 が、途中から声が池田秀一さんに。あたりまえですが。

 十代なのに、キャスバルの声が、ちょっとおっさんへ(笑)。



 そして、若きハモンさんの声は、例によって沢城みゆきさん。さいきんのいい女の声は、全部この人がやってます。

 にもかかわらず、ギレンの声が相変わらずの銀河万丈さんなのがニヤリとします。


 さらに、アルテイシアの可愛い声は、潘めぐみさん。

 はい、ララァの声の潘恵子さんの娘さんです。案外うまいです。もしかしたら、お母さんよりうまいかもしれないんですが、声質はやはりお母さんの方がいいですね。

 母の潘恵子さんは、ララァもよかったんですが、『聖闘士星矢』の沙織さんもよかった。


 ちらりとアムロ少年も出てくるんですが、古谷徹さん、子供の声とか完璧にこなしますよね。あまり上手いイメージないけど、さすが飛雄馬、さすが星矢、さすがアムロです。ゴーカイジャーのアカレッドもやってます。




 で、空いた時間に『ガンダムUC』の続きも観ました。

 UCはユニコーンの略でいいのでしょうか? たしか、原作小説を『亡国のイージス』や『終戦のローレライ』の福井晴敏さんが書くというので期待して読んだのですが、冒頭があまりにつまらなくて投げ出してしまいました。

 アニメ版をみて、冒頭それ以降もあまり面白くないな……と(笑)。


 UCは、これは『機動戦士ガンダム』というより、『ゼータ・ガンダム』とか『逆襲のシャア』のノリ、流れでしょうね。

 訳の分からない理屈で悩んで叫んでいるバナージくんとか如何にもそれっぽいし、エルピープルとか出てくるし。

 三つ巴の陣営だの、一回見落とすと筋が分からなくなる複雑な展開など、そのまんまな感じです。


 だもんだから、サイコミュを介してガンダムが変な力を発動したりする。本来それは『オーラバトラー・ダンバイン』でやるべきことだと思うんですが。どうも、ああいうノリは好きになれないなぁ、と思いつつ、見ています。



 個人的には『ジ・オリジン』の方が好きかな。




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